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4th Ed. Rev.2 at 11th Nov. 2019

春陽堂日本小説文庫と春陽堂文庫大衆小説篇リスト 〜巻末目録より


 現時点でわかっている日本小説文庫と春陽堂文庫大衆小説篇のリストです。
 表記はできるだけ著者名は新字、題名は旧字を使用しています。
 大衆小説篇は日本小説文庫を継承しています。リストでは大衆小説篇で刊行されたと思われるもの全てを記しています。
 特に戦中に関しては不明、推測で記しているものが多くあります。
 こだわりと雑なところが渾然一体となった文庫です。

 主要参照文献など

 巻末目録及び『春陽堂書店発行図書総目録(1979年〜1988年)』春陽堂書店を元に 各種文庫関係書籍、著者別リスト、目録、図書館蔵書検索などの情報を参照しています。
国DC 国立国会図書館蔵デジタルコレクション(インターネット公開)
大 NACSIS WEBCAT、CiNii Books、など大学関係の検索
奥 大衆文学・探偵小説 資料館(奥木氏のWeb Page)及びご教示頂きました(二次資料含む)
 ほか多数。詳細は末尾記載。

 分類に関して

日本小説文庫 (1931年(昭和6年)12月〜1938年(昭和13年)7月)

 リストでは8月刊行分も発行された可能性が残ってるので記載しています。
 発禁書や改訂版による空き番号にも割り当てられています。収録作変更で題名及び初版発行日違いもあります。
 末期には一部で細分類されるようになります。
 サイズは菊半裁。発行所は「春陽堂」、1936年頃から「株式会社春陽堂書店」です。

春陽堂文庫大衆小説篇その1〜3 (1938年(昭和13年)8月〜1942年(昭和17年)頃)

 日本小説文庫をそのまま継承していますが、3点ほど移行されなかったようです。
 リストは巻末目録に記載されているものを網羅していますが、実際には発行されなかったものがあるかもしれません。
 廃刊で消えていく作品もあり、空き番号に他の作品を割り当てて刊行しています。収録作変更、改題もあります。
 大きく3回変更があります。巻末目録の掲載有無の概略を承/廃で記しています。
・大衆小説篇 1938年(昭和13年)〜1939年(昭和14年)
 単純に日本小説文庫から移行。それまでの春陽堂文庫も表紙を統一し文学篇1000番台などへ移行。
・大衆小説篇細分類 1939年(昭和14年)〜1940年(昭和15年)
 巻末目録も探偵小説篇、大衆文芸篇、現代小説篇、ユーモア文学篇に分類されています。番号部分に色をつけています。
・大衆小説篇再統合 1941年(昭和16年)〜1942年(昭和17年)
 細分類が巻末目録からも無くなります。
 発行所が「春陽堂文庫出版」になります。

春陽堂文庫大衆小説篇その4〜5 (1943年頃〜1945年頃)

・A6サイズ 1943年(昭和18年)頃〜
 菊半裁からA6サイズへ変更されていきます。
 陸軍恤兵部が関与した慰問版が発行されていますが詳細不詳です。
・表紙変更 1943年(昭和18年)6月頃〜
 新たな表紙で刊行されていきます。
 発行所が「株式会社春陽堂書店」に戻ります。「春陽堂文庫出版」と並行して刊行されたのかどうかは不明。

◆追加1 春陽堂文庫文学篇の中の大衆小説篇

 文学篇1000番台の中に奥付で大衆文学篇と記されたものがあります。

◆追加2 戦後の叢文社版日本小説文庫

 叢文社から紙型流用と思われる日本小説文庫が刊行されています。経緯などは不明。
 A6版のほか菊半裁版(?)もあるらしいですが詳細不明。

◆追加3 戦後の春陽堂文庫

 1946年から統合前の春陽堂文庫の表紙、戦前の紙型で刊行されています。
 2000番台が大衆文学篇に相当します。

 発行年月日に関して

 奥付の初版発行日を基準にしています。
 国立国会図書館所蔵本に関しては市販本と異なる日付に改変されているものがあります。混在記載している可能性があります。
 初版の発行日と重版時の初版発行日が異なっているものがあります。初版の発行日を優先していますが混在記載している可能性があります。
 ?があるものは出版年鑑/『総目録』のデータでありずれがある可能性があります。
 収録作変更及び改訂版、題名変更、編入に関しては初版扱いか継続扱いか不明確で混在している可能性があります。

 その他

 不明点も多く、まだまだ混沌としています。


日本小説文庫 

1931年(昭和6年) 12月〜1938年(昭和13年) 7月
番号部の赤は未刊行、橙は大衆小説篇へ移行せず

番号書名著者発行日参照コメント
001 『有憂華』 菊池寛 1932.01.15 国DC  
002 『孤島の鬼』 江戸川乱歩 1932.01.15  
003 『關ヶ原』 直木三十五 1932.01.15 国DC大  
004 『闇に開く窓』 里見〓(とん) 1932.01.30  
005 『隠亡堀』 国枝史郎 1932.01.15
006 『さんど笠』 子母沢寛 1932.01.  
007 『井原西鶴』 武者小路実篤 1932.01.25 国近  
008 『紅蝙蝠 前篇』 長谷川伸 1932.02.08  
009 『紅蝙蝠 後篇』 長谷川伸 1932.02.08  
010 『第二の巖窟』 白井喬二 1932.01.30 近国  
011 『淀君 前篇』 三上於菟吉 1932.01.15  
012 『淀君 後篇』 三上於菟吉 1932.01.  
013 『半七捕物帳 1』 岡本綺堂 1932.01. ※後に全6冊に改訂
013 『半七捕物帳 1』 岡本綺堂 1938.03.?(改訂)   ※全6冊に再編?
014 『半七捕物帳 2』 岡本綺堂 1932.01. ※後に全6冊に改訂
014 『半七捕物帳 2』 岡本綺堂 1938.03.?(改訂)   ※全6冊に再編?
015 『星旗楼秘聞』 木村毅 1931.12.25  
016 『唐人お吉』 十一谷義三郎 1932.01.01  
017 『時の敗者 唐人お吉續篇』 十一谷義三郎 1932.01.01 国DC近  
018 『砂繪呪縛 前篇』 土師清二 1932.02.?    
019 『砂繪呪縛 後篇』 土師清二 1932.02.?    
020 『青眉 前篇』 久米正雄 1932.01.  
021 『青眉 後篇』 久米正雄 1932.01.20 国DC  
022 『愛慾卍(澤村田之助) 前篇』 矢田挿雲 1932.02.  
023 『愛慾卍(澤村田之助) 後篇』 矢田挿雲 1932.02.  
024 『新選組物語』 子母沢寛 1931.12.25 奥近  
025 『陰獸』 江戸川乱歩 1932.01.20  
026 『愛人 前篇』 細田民樹 1932.02.  
027 『愛人 後篇』 細田民樹 1932.02.  
028 『錢形平次捕物控 1』 野村胡堂 1932.01.15  
029 『虹の歌』 長田幹彦 1932.01.15  
030 『右門捕物帖 1』 佐々木味津三 1932.01.30  
031 『右門捕物帖 2』 佐々木味津三 1932.02.?    
032 『右門捕物帖 3』 佐々木味津三 1932.02.18  
033 『沈鐘と佳人』 白井喬二 1932.01.15  
034 『笑の王國』 佐々木邦 1932.01.25 ★※奥付に日本少年文庫34の誤記?
035 『銀河 前篇』 加藤武雄 1932.01.30  
036 『銀河 後篇』 加藤武雄 1932.01.30 国DC近  
037 『仇討五十三次』 佐々木味津三 1932.03.25 き大  
038 『愛憎の彼方 前篇』 中村武羅夫 1932.03.15 国き  
039 『愛憎の彼方 後篇』 中村武羅夫 1932.03.15 国き  
040 『戀愛黒點 前篇』 正木不如丘 1932.01.  
041 『戀愛黒點 後篇』 正木不如丘 1932.01.  
042 『草に祈る』 桜井忠温 1932.01.15 国DC近  
043 『女殺延命院』 土師清二 1932.03.25 国近  
044 『戸並長八郎 前篇』 長谷川伸 1932.03.05 大古  
045 『戸並長八郎 後篇』 長谷川伸 1932.03.  
046 『南國太平記 前篇』 直木三十五 1932.03.15  
047 『南國太平記 中篇』 直木三十五 1932.07.15  
048 『南國太平記 後篇』 直木三十五 1932.07.29  
049 『清水の次郎長 前篇』 村松梢風 1932.02.  
050 『清水の次郎長 後篇』 村松梢風 1932.02.  
051 『蛭川博士』 大下宇陀児 1932.02.30 探ク ※発行日誤植
052 『盲目の目撃者』 甲賀三郎 1932.03.12 探ク  
053 『菊一文字』 吉川英治 1932.04.?    
054 『右門捕物帖 4』 佐々木味津三 1932.02.18  
055 『敵討雑記帳 前篇』 直木三十五 1932.03.  
056 『敵討雑記帳 後篇』 直木三十五 1932.03.08  
057 『蟲』 江戸川乱歩 1932.02.25  
058 『蜘蛛男』 江戸川乱歩 1932.03.15 ☆張  
059 『太陽よ!隣人よ! 前篇』 十一谷義三郎 1932.03.15 大き  
060 『太陽よ!隣人よ! 後篇』 十一谷義三郎 1932.03.29 大き  
061 『浅草紅團』 川端康成 1932.04.05  
062 『人間饉飢』 村松梢風 1932.04.  
063 『祖國は何處へ 1民人篇』 白井喬二 1932.11.?    
064 『祖國は何處へ 2革新篇』 白井喬二 1932.11.05  
065 『祖國は何處へ 3先端篇』 白井喬二 1932.11.10  
066 『祖國は何處へ 4心影篇』 白井喬二 1932.11.?    
067 『祖國は何處へ 5島嶼篇』 白井喬二 1932.11.15  
068 『祖國は何處へ 6海奴篇』 白井喬二 1932.12.13  
069 『祖國は何處へ 7異邦篇』 白井喬二 1933.01.?    
070 『半七捕物帳 3』 岡本綺堂 1932.04.?   ※後に全6冊に改訂
070 『半七捕物帳 3』 岡本綺堂 1938.04.?(改訂)   ※全6冊に再編?
071 『半七捕物帳 4』 岡本綺堂 1932.05.15   ※後に全6冊に改訂
071 『半七捕物帳 4』 岡本綺堂 1938.03.01(改訂4版) 国DC ※全6冊に再編?
072 『日本嬢(ミスニッポン) 前篇』 群司次郎正 1932.06.15  
073 『日本嬢(ミスニッポン) 後篇』 群司次郎正 1932.06.15  
074 『侍ニッポン』 群司次郎正 1932.04.?    
075 『西南戰争 前篇』 平山廬江 1932.03.  
076 『西南戰争 後篇』 平山廬江 1932.03.15 国DC  
077 『旗本退屈男 前篇』 佐々木味津三 1932.04.25  
078 『旗本退屈男 後篇』 佐々木味津三 1932.04.25  
079 『唐人船』 平山廬江 1932.04.  
080 『英五郎ふたり』 子母沢寛 1932.03.15 近大  
081 『投げ節彌之』 子母沢寛 1932.03.15 国大  
082 『逃げる旗本』 子母沢寛 1932.04.?    
083 『島原美少年録』 木村毅 1932.07.18  
084 『半七捕物帳 5』 岡本綺堂 1932.04.?   ※後に全6冊に改訂
084 『半七捕物帳 5』 岡本綺堂 1938.03.?(改訂)   ※全6冊に再編?
085 『半七捕物帳 6』 岡本綺堂 1932.05.10 ※後に全6冊に改訂
085 『半七捕物帳 6』 岡本綺堂 1938.03.15(改訂4版) 国DC ※全6冊に再編?
086 『黄金假面』 江戸川乱歩 1932.05.05  
087 『一寸法師』 江戸川乱歩 1932.04.10  
088 『半七捕物帳 7』 岡本綺堂 1932.05.?   ※後に全6冊に改訂
089 『半七捕物帳 8』 岡本綺堂 1932.05.?   ※後に全6冊に改訂
090 『日輪 前篇』 三上於菟吉 1932.05.15 国DCさ  
091 『日輪 後篇』 三上於菟吉 1932.05.15 国DCさ  
092 『清川八郎 前篇』 三上於菟吉 1932.03. さ大  
093 『清川八郎 後篇』 三上於菟吉 1932.03. さ大  
094 『猟奇の果』 江戸川乱歩 1932.06.25  
095 『艶麗風土記 前篇』 小島政二郎 1932.08.10  
096 『艶麗風土記 後篇』 小島政二郎 1932.09.?    
097 『神風時雨組』 佐々木味津三 1932.05.?    
098 『白鬼』 三上於菟吉 1932.03.  
099 『忠臣蔵八景』 本山荻舟 1932.05.05 大古  
100 『一刀流物語』 本山荻舟 1932.05.  
101 『諸國捕物帳』 額田六福 1932.05.15  
102 『愛すればこそ』 谷崎潤一郎 193x.xx.?   ※春陽堂文庫大衆小説篇へ移行せず
103 『痴人の愛』 谷崎潤一郎 193x.xx.?   ※春陽堂文庫大衆小説篇へ移行せず
104 『珠壺』 龍膽寺雄 1932.05.05  
105 『掌の上の惡魔』 龍膽寺雄 1932.04.26 国近  
106 『續右門捕物帖 1』 佐々木味津三 1932.04.?    
107 『續右門捕物帖 2』 佐々木味津三 1932.04.10  
108 『朱面組傳奇 前篇』 下村悦夫 1932.04. 新Gu  
109 『朱面組傳奇 後篇』 下村悦夫 1932.05.?    
110 『相馬大作』 額田六福 1932.04.  
111 『沓掛時次郎』 長谷川伸 1932.05.08  
112 『瞼の母』 長谷川伸 1932.05.?   ※春陽堂文庫大衆小説篇の後期で復活か?
112 『雪の渡り鳥』 長谷川伸 1933.08.15 国近 ※『瞼の母』の再版時に表題作削除など収録作変更
113 『松平長七郎青春記』 下村悦夫 1932.11. 歌大  
114 『風雲天滿双紙』 佐々木味津三 1932.05.  
115 『綺堂讀物集1 三浦老人昔話』 岡本綺堂 1932.05.15 奥近  
116 『綺堂讀物集2 青蛙堂鬼談』 岡本綺堂 1932.05.15 大近  
117 『綺堂讀物集3 近代異妖篇』 岡本綺堂 1932.05.  
118 『綺堂讀物集4 探偵夜話』 岡本綺堂 1932.06.?  
119 『綺堂讀物集5 古今探偵十話』 岡本綺堂 1932.05.  
120 『大地に立つ 前篇』 野村愛正 1932.06.10  
121 『大地に立つ 後篇』 野村愛正 1932.06.10  
122 『東州齋寫樂』 邦枝完二 1932.06.01  
123 『饗宴 前篇』 加藤武雄 1932.06.    
124 『饗宴 後篇』 加藤武雄 1932.06.    
125 『天草美少年録』 佐々木味津三 1932.05.2x 国DC  
126 『心理試驗』 江戸川乱歩 1932.06.15  
127 『煙幕』 桜井忠温 1932.06.10 目近  
128 『東京行進曲』 菊池寛 1932.05.?    
129 『半七捕物帳 9』 岡本綺堂 1932.06.?   ※後に全6冊に改訂
129 『元寇 前篇』 藤井直澄 1938.08.? ※日本小説文庫では未刊行と思われる
130 『半七捕物帳 10』 岡本綺堂 1932.05.18 国DC ※後に全6冊に改訂
130 『元寇 後篇』 藤井直澄 1938.09.19 き梨 ※日本小説文庫では未刊行
131 『半七捕物帳 11』 岡本綺堂 1932.05.15 ※後に全6冊に改訂
131 『愛の風車』 浅原六朗 1938.07.?  
132 『いたづら小僧日記』 佐々木邦 1932.06.15 大き  
133 『青春行状記 前篇』 直木三十五 1932.06.?    
134 『青春行状記 後篇』 直木三十五 1932.06.05  
135 『お傳地獄』 鈴木泉太郎 1932.07.13  
136 『恐怖の齒型』 大下宇陀児 1932.06.?    
137 『決闘介添人』 大下宇陀児 1932.06.07 探ク  
138 『殺人鬼 前篇』 浜尾四郎 1932.07.?    
139 『殺人鬼 後篇』 浜尾四郎 1932.07.?    
140 『江戸城心中 前篇』 吉川英治 1932.06.  
141 『江戸城心中 後篇』 吉川英治 1932.06.  
142 『かんかん蟲は唄ふ』 吉川英治 1932.06.28 国DC近  
143 『鳩笛を吹く女』 吉屋信子 1932.06.?    
144 『吉良家の人々』 森田草平 1932.09.30  
145 『接吻市場 前篇』 邦枝完二 1932.07.?    
146 『接吻市場 後篇』 邦枝完二 1932.07.?    
147 『女秘書』 丸木砂土 1932.07.?    
148 『緑衣の聖母 前篇』 長田幹彦 1932.07.13 近国  
149 『緑衣の聖母 後篇』 長田幹彦 1932.07.13  
150 『安城家の兄弟 前篇』 里見〓(とん) 1932.09.05  
151 『安城家の兄弟 中篇』 里見〓(とん) 1932.09.05  
152 『安城家の兄弟 後篇』 里見〓(とん) 1932.09.05  
153 『心驕れる女 前篇』 佐藤春夫 1932.06.28 大古  
154 『心驕れる女 後篇』 佐藤春夫 1932.06.28 大古  
155 『生きとし生けるもの』 山本有三 1932.06.28  
156 『螢草 前篇』 久米正雄 1932.07.  
157 『螢草 後篇』 久米正雄 1932.07.  
158 『由利旗江』 岸田国士 1932.08.15 国DC  
159 『新編乃木将軍』 桜井忠温 1932.07.14 ★国DC  
160 『銃後』 桜井忠温 1932.07.14 国DC  
161 『近世侠客ばなし』 子母沢寛 1932.09.15 大古  
162 『木曾路の鴉』 子母沢寛 1932.08.?  
163 『支那』 前田河広一郎 1932.08.15 国DC  
164 『太陽のない街』 徳永直 1933.08.15 ※春陽堂文庫大衆小説篇へ移行せず
165 『祇園小唄 1』 長田幹彦 1932.08.15  
166 『祇園小唄 2』 長田幹彦 1932.12.?    
167 『祇園小唄 3』 長田幹彦 1932.12.?    
168 『祇園小唄 4』 長田幹彦 1932.12.?    
169 『木賊の秋』 正木不如丘 1932.08.  
170 『荒野の秘密』 甲賀三郎 1932.08.15  
171 『殺人狂想曲 外二篇』 水谷準 1932.08.15  
172 『假面の輪舞 外四篇』 佐々木俊郎 1932.08.01 国DC  
173 『殺人暦 外三篇』 横溝正史 1932.08.15 奥き  
174 『博士邸の怪事件』 浜尾四郎 1932.11.  
175 『ゴーストップ』 貴司山治 1933.03.20  
176 『丹那トンネル』 岩藤雪夫 1933.05.30  
177 『神々の戯れ』 佐藤春夫 1933.01.27  
178 『小市民』 吉屋信子 1932.11.?    
179 『霧の中の曙』 野村愛正 1932.11.?    
180 『三太郎』 正木不如丘 1932.09.?    
181 『診療簿餘白』 正木不如丘 1932.08.15 (★)  
182 『愛は何處まで』 寺尾幸夫 1932.09.?    
183 『夫唱婦唱』 寺尾幸夫 1932.08.?    
184 『どぜう地獄』 岡本一平 1932.09.  
185 『刀をぬいて』 岡本一平 1932.08.17 国DC  
186 『女可愛いや』 和田邦坊 1932.08.  
187 『半處女』 丸木砂土 1932.08.?    
188 『花嫁戯語』 中村正常 1932.09.  
189 『細君解放記』 寺尾幸夫 1932.11.  
190 『口笛吹いて百萬兩』 和田邦坊 1932.10.  
191 『女房を拾ふまで』 細木原青起 1932.11.15  
192 『死染血染 前篇』 直木三十五 1932.09.15 大古  
193 『死染血染 後篇』 直木三十五 1932.09.27 大古  
194 『錢形平次捕物控 2』 野村胡堂 1932.09.?    
195 『錢形平次捕物控 3』 野村胡堂 1933.03.10  
196 『無頼三代』 子母沢寛 1932.09.  
197 『まぼろし峠 前篇』 佐々木味津三 1932.11.29  
198 『まぼろし峠 後篇』 佐々木味津三 1932.11.29  
199 『歌麿をめぐる女達』 邦枝完二 1932.11.25  
200 『圓朝全集 怪談牡丹燈籠』 三遊亭圓朝 1932.11.15  
201 『圓朝全集 業平文治漂流奇談』 三遊亭圓朝 1932.11.  
202 『圓朝全集 安中草三後開榛名の梅が香 前篇』 三遊亭圓朝 1932.11.  
203 『圓朝全集 安中草三後開榛名の梅が香 後篇』 三遊亭圓朝 1932.11.25 国DC  
204 『細君行状記』 辰野九紫 1933.05.  
205 『サラリマン講座』 辰野九紫 1933.07.  
206 『二人用寝臺』 中村正常 1933.06.13  
207 『無言歌』 岡田三郎 1933.05.30 国DC  
208 『妖魔の哄笑 前篇』 甲賀三郎 1933.01.25    
209 『妖魔の哄笑 後篇』 甲賀三郎 1933.01.25    
210 『港の歌』 長田幹彦 1932.12.  
211 『傾ける大地』 加賀豊彦 1932.11.  
212 『新女性鑑』 菊池寛 1932.12.17  
213 『不壊の白珠』 菊池寛 1932.11.  
214 『處女刑 前篇』 群司次郎正 1932.12.?    
215 『處女刑 後篇』 群司次郎正 1932.12.?    
216 『新奇談クラブ 1』 野村胡堂 1932.12.29 国大  
217 『新奇談クラブ 2』 野村胡堂 193x.xx.?    
218 『新奇談クラブ 3』 野村胡堂 1933.01.27 国近  
219 『戀愛曲線』 小酒井不木 1932.12.10 国DC  
220 『疑問の黒枠』 小酒井不木 1932.12.18 (★)  
221 『魔術師』 江戸川乱歩 1933.01.15  
222 『盲獸』 江戸川乱歩 1932.11.25 国DC張  
223 『宙に浮く首』 大下宇陀児 1932.12.07  
224 『白魔』 大下宇陀児 1933.01.09    
225 『闇に蠢く』 江戸川乱歩 1933.03.27  
226 『軍事探偵(明石將軍)』 白石寛三 1933.09.10 国DC  
227 『電氣風呂の怪死事件』 海野十三 1932.12.14  
228 『押繪の奇蹟』 夢野久作 1932.12.14 国DC近  
229 『陽に叛く者』 村松梢風 1933.01.  
230 『牢獄の花嫁 前篇』 吉川英治 1933.02.?    
231 『牢獄の花嫁 後篇』 吉川英治 1933.02.?    
232 『春秋編笠ぶし』 吉川英治 1933.01.  
233 『しかも彼等は行く』 下村千秋 1933.02.  
234 『漁夫』 藤澤桓夫 1933.01.15  
235 『彼女の道』 吉屋信子 1933.02.?    
236 『時を歩む子等』 芹澤光治良 1933.02.?    
237 『大川端』 小山内薫 1933.02.15  
238 『モダンマダム行状記』 浅原六朗 1933.01.  
239 『今年竹 前篇』 里見〓(とん) 1933.03.20  
240 『今年竹 後篇』 里見〓(とん) 1933.03.20  
241 『神風連』 長田幹彦 1933.05.15 国DC  
242 『浪人しぐれ笠』 子母沢寛 1933.02.?    
243 『女性の切札』 畑耕一 1933.03.15 国DC大  
244 『祖國は何處へ 8結晶篇』 白井喬二 1933.02.?    
245 『祖國は何處へ 9寸終篇』 白井喬二 1933.01.30 奥国  
246 『綺堂讀物集6 異妖新編』 岡本綺堂 1933.02.20 ※『綺堂讀物集』がないものもあり
247 『結婚適齢記』 寺尾幸夫 1933.03.30 国DC  
248 『銀猫金猫』 村松梢風 1933.02.  
249 『一騎打物語』 鈴木彦次郎 1933.03.  
250 『花骨牌』 湊邦三 1933.05.  
251 『鳴門秘帖 1』 吉川英治 1933.04.?    
252 『鳴門秘帖 2』 吉川英治 1933.04.?    
253 『鳴門秘帖 3』 吉川英治 1933.05.?    
254 『鳴門秘帖 4』 吉川英治 1933.05.?    
255 『吸血鬼』 江戸川乱歩 1933.04.15  
256 『人生ふらふら道中』 和田邦坊 1933.04.?    
257 『黄色い窓 前篇』 細田民樹 1933.03.?    
258 『黄色い窓 後篇』 細田民樹 1933.05.?    
259 『大東京の屋根の下』 加藤武雄 1933.02.15 国DC  
260 『肥料と花』 北村小松 1933.02.25 近国  
261 『喬二捕物集 1』 白井喬二 1933.03.?    
262 『喬二捕物集 2』 白井喬二 1933.04.?    
263 『喬二捕物集 3』 白井喬二 1933.03.?    
264 『灰人』 大下宇陀児 1933.03.30    
265 『氷の涯』 夢野久作 1933.04.25 国DC近  
266 『爬蟲館事件』 海野十三 1933.04.05 国DC蔵  
267 『霧』 長田幹彦 1933.05.  
268 『新珠 前篇』 菊池寛 1933.04.?    
269 『新珠 後篇』 菊池寛 1933.05.?    
270 『續右門捕物帖 3』 佐々木味津三 1934.10.05  
271 『慈悲心鳥』 菊池寛 1933.04.?    
272 『一本刀土俵入』 長谷川伸 1933.04.15  
273 『血白粉』 長谷川伸 1933.06.  
274 『瓶詰地獄』 夢野久作 1933.05.  
275 『冗談に殺す』 夢野久作 1933.05.15  
276 『若きエルテルの笑ひ』 丸木砂土 1933.05.?    
277 『伊豆の踊子』 川端康成 1933.05.20  
278 『昭和毒婦傳』 三角寛 1933.07.20  
279 『街に展く窓』 林房雄 1933.04.  
280 『娘突進記』 寺尾幸夫 1933.05.?    
281 『江戸から東京へ 1』 矢田挿雲 1933.05.?    
282 『江戸から東京へ 2』 矢田挿雲 1933.07.?    
283 『江戸から東京へ 3』 矢田挿雲 1933.06.?    
284 『江戸から東京へ 4』 矢田挿雲 1933.06.?    
285 『江戸から東京へ 5』 矢田挿雲 1933.06.?  
286 『江戸から東京へ 6』 矢田挿雲 1933.06.?    
287 『二筋道』 瀬戸英一 1933.06.04 国DC  
288 『研辰の討たれ』 木村錦花 1933.05.30 き古  
289 『港の日本娘』 北林透馬 1933.05.20 近大  
290 『春遠からず』 加藤武雄 1933.06.  
291 『眞珠夫人 前篇』 菊池寛 1933.05.  
292 『眞珠夫人 後篇』 菊池寛 1933.05.  
293 『霞む峠ざんげ猿』 子母沢寛 1933.05.  
294 『上州七人嵐』 佐々木味津三 1933.07.05  
295 『富士に立つ影1 裾野篇』 白井喬二 1933.xx.?    
296 『富士に立つ影2 江戸篇』 白井喬二 1933.xx.?    
297 『富士に立つ影3 主人公篇』 白井喬二 1933.07.?    
298 『富士に立つ影4 新闘篇』 白井喬二 1933.07.?    
299 『富士に立つ影5 神曲篇』 白井喬二 1933.xx.?    
300 『富士に立つ影6 歸來篇』 白井喬二 1933.xx.?    
301 『富士に立つ影7 運命篇』 白井喬二 1933.08.?    
302 『富士に立つ影8 孫代篇』 白井喬二 1933.08.?    
303 『富士に立つ影9 幕末篇上』 白井喬二 1933.08.?    
304 『富士に立つ影10 幕末篇下』 白井喬二 1933.08.?    
305 『富士に立つ影11 明治篇』 白井喬二 1933.09.?    
306 『清風荘事件』 松本泰 1933.06.25  
307 『赤外線男』 海野十三 1933.06.30 国DC  
308 『狂へる薔薇 前篇』 長田幹彦 1933.06.?    
309 『狂へる薔薇 後篇』 長田幹彦 1933.06.?    
310 『謎の人形師』 佐々木味津三 1933.06.15 大古  
311 『神州纐纈城 前篇』 国枝史郎 1933.07.20 ※後『神州纐纈城』に改題
312 『神州纐纈城 後篇』 国枝史郎 近刊   ※未刊行
313 『ダンサー』 国枝史郎 1933.07.10 国DC奥 ※発禁(国DC表紙裏部分に経緯記載)
313 『金色夜叉』 尾崎紅葉 1932.05.   ※春陽堂文庫016から編入か?
314 『青バスの女』 辰野九紫 1933.08.  
315 『新婚競技』 寺尾幸夫 1933.09.  
316 『乳姉妹 前篇』 菊池幽芳 1933.08.?    
317 『乳姉妹 後篇』 菊池幽芳 1933.08.?    
318 『己が罪 前篇』 菊池幽芳 1933.08.  
319 『己が罪 後篇』 菊池幽芳 1933.08.  
320 『深見笠』 村上浪六 1933.08.  
321 『三日月』 村上浪六 1933.08.  
322 『安田作兵衛』 村上浪六 1933.08.  
323 『奴の小萬』 村上浪六 1933.08.  
324 『破太鼓』 村上浪六 1933.08.  
325 『たそや行燈』 村上浪六 1933.07.  
326 『美男狩 前篇』 野村胡堂 1933.08.09  
327 『美男狩 中篇』 野村胡堂 1933.11.15 国毒  
328 『美男狩 後篇』 野村胡堂 1933.11.17  
329 『悲願千人斬 前篇』 下村悦夫 1933.08.30 国DC  
330 『悲願千人斬 後篇』 下村悦夫 1933.08.30 国DC  
331 『仕立屋銀次』 本田一郎 1933.08.  
332 『朱唇』 田中貢太郎 1935.03.17 国DC  
333 『雨夜艸紙』 田中貢太郎 1933.09.?   ※『怪談選集 雨夜草紙』
334 『風流線』 泉鏡花 1933.10.09 国DC近  
335 『続風流線』 泉鏡花 1933.09.15 国DC近  
336 『日染月染 前篇』 長谷川伸 1933.12.?    
337 『日染月染 中篇』 長谷川伸 1933.12.?    
338 『日染月染 後篇』 長谷川伸 1933.12.?    
339 『受難華 前篇』 菊池寛 1933.09.  
340 『受難華 後篇』 菊池寛 1933.09.  
341 『若き日の悩み』 藤森成吉 1933.11.  
342 『呪はれたる愛欲』 三角寛 1934.03.?  
343 『地下の合唱』 下村千秋 1933.11.  
344 『街の國際娘』 北林透馬 1934.05.10  
345 『真夏の殺人』 大下宇陀児 1934.07.16  
346 『涙香全集1 死美人』 黒岩涙香 1934.06.?   ※涙香全集1933.04.から編入
347 『涙香全集2 非小説』 黒岩涙香 1934.06.15 国蔵 ※涙香全集1933.03.から編入
348 『涙香全集3 鐵假面』 黒岩涙香 1934.06.15 ※涙香全集1933.04.から編入
349 『涙香全集4 白髪鬼』 黒岩涙香 1934.06.15 国DC蔵 ※涙香全集1933.03.から編入
350 『涙香全集5 武士道』 黒岩涙香 1933.03.15 奥蔵 ※涙香全集1933.03.から編入
351 『涙香全集6 幽靈塔』 黒岩涙香 1934.06.15 近蔵 ※涙香全集1933.03.から編入
352 『涙香全集7 厳窟王 前篇』 黒岩涙香 1934.06.15 ※涙香全集1933.03.から編入
353 『涙香全集8 厳窟王 後篇』 黒岩涙香 1934.06.?   ※涙香全集1933.03.から編入
354 『涙香全集9 噫無情』 黒岩涙香 1934.06.15 ※涙香全集1933.03.から編入
355 『涙香全集10 片手美人』 黒岩涙香 1934.06.15 ※涙香全集1933.04.から編入
356 『涙香全集11 大金塊』 黒岩涙香 1934.06.15 奥国 ※涙香全集1933.04.から編入
357 『櫻の御所』 村井弦斎 1934.11.30  
358 『小猫 前篇』 村井弦斎 1936.06.17  
359 『小猫 後篇』 村井弦斎 1936.08.15  
360 『彌太郎笠』 子母沢寛 1935.02.?    
361 『身代り紋三 前篇』 野村胡堂 1935.02.?    
362 『身代り紋三 中篇』 野村胡堂 1935.02.?    
363 『身代り紋三 後篇』 野村胡堂 1935.02.?    
364 『乳のない女』 甲賀三郎 1934.12.15    
365 『刄影走馬燈 前篇』 佐々木味津三 1934.12.15  
366 『刄影走馬燈 後篇』 佐々木味津三 1934.12.15  
367 『明暗三世相 前篇』 直木三十五 1935.06.15  
368 『明暗三世相 中篇』 直木三十五 1935.06.15  
369 『明暗三世相 後篇』 直木三十五 1935.06.15  
370 『盒滿休之助』 直木三十五 1935.03.20 国DC  
371 『生活線ABC 前篇』 細田民樹 1935.08.?    
372 『生活線ABC 後篇』 細田民樹 1935.08.?    
373 『小笠原壹岐守』 佐々木味津三 1935.10.15  
374 『本朝侠客列傳』 佐々木味津三 1935.10.20  
375 『國定忠次 前篇』 子母沢寛 1935.11.20  
376 『國定忠次 後篇』 子母沢寛 1935.11.20  
377 『亂歩白髪鬼』 江戸川乱歩 1935.09.15 国DC張  
378 『赤い部屋』 江戸川乱歩 1936.01.25  
379 『人間椅子』 江戸川乱歩 1936.01.25  
380 『鏡地獄』 江戸川乱歩 1936.02.05  
381 『ユーモア小説 猥婦』 佐々木味津三 1935.09.17 奥き  
382 『ユーモア小説 戀を吹く喇叭』 佐々木味津三 1935.10.18 国DCき  
383 『荒木又右衛門』 直木三十五 1937.07.?    
384 『隠密一代男』 佐々木味津三 1935.12.?    
385 『光りを行く』 野村愛正 1936.05.?    
386 『源九郎義經 前篇』 直木三十五 1936.06.20  
387 『源九郎義經 後篇』 直木三十五 1936.08.?    
388 『殺人小説集』 浜尾四郎 1936.08.?    
389 『街の毒草』 大下宇陀児 1936.07.18    
390 『流線間諜』 海野十三 1936.09.15  
391 『雪之丞變化 前篇』 三上於菟吉 1936.07.  
392 『雪之丞變化 後篇』 三上於菟吉 1936.08.  
393 『巷間時雨雙紙』 村松梢風 1936.09.13 国DC  
394 『唐人お才』 村松梢風 1937.01.?    
395 『裏街の乾杯』 浜本浩 1937.04.?    
396 『續半七捕物帳 1』 岡本綺堂 1936.11.25  
397 『續半七捕物帳 2』 岡本綺堂 1936.12.?    
398 『續半七捕物帳 3』 岡本綺堂 1936.12.15  
399 『綺堂讀物集7 怪獸』 岡本綺堂 1936.11.25 ※巻末目録では『綺堂讀物集6』もあり
400 『左門戀日記』 野村胡堂 1937.05.05  
401 『唄う白骨』 大下宇陀児 1936.10.?    
402 『金色藻』 大下宇陀児 1936.09.10    
403 『阿片夫人』 大下宇陀児 1936.10.01    
404 『完全犯罪』 小栗虫太郎 1936.10.?    
405 『血染の紙入』 甲賀三郎 1936.10.15    
406 『浪斯猫の死』 甲賀三郎 1936.10.05    
407 『支倉事件 前篇』 甲賀三郎 1936.09.20    
408 『支倉事件 後篇』 甲賀三郎 1936.09.20    
409 『網膜脈視症』 木々高太郎 1936.10.15  
410 『昇降機殺人事件』 松本泰 1936.10.15    
411 『恐怖の口笛』 海野十三 1936.10.15  
412 『死人に口なし』 城昌幸 1936.11.15  
413 『都魔』 水谷準 1936.10.?    
414 『下水道』 角田喜久雄 1936.10.01 奥国  
415 『大雷雨夜の殺人』 小酒井不木 1936.11.01    
416 『展望塔の死美人』 小酒井不木 1936.10.01    
417 『恐怖城』 佐々木俊郎 1936.11.10  
418 『幽霊騎手』 横溝正史 1936.10.01  
419 『芙蓉屋敷の秘密』 横溝正史 1936.11.05    
420 『白狼無宿』 保條龍緒 1936.11.?    
421 『超人鬚野博士』 夢野久作 1936.10.15  
422 『恐怖王』 江戸川乱歩 1936.10.10  
423 『青斑猫』 森下雨村 1936.10.11  
424 『姿なき怪盗 前篇』 甲賀三郎 1937.05.10  
425 『姿なき怪盗 後篇』 甲賀三郎 1937.05.10    
426 『N2號館の殺人』 甲賀三郎 1937.06.10    
427 『密謀地獄』 保條龍緒 1937.07.15  
428 『涙香全集12 人外境』 黒岩涙香 1938.11.15 張奥蔵 ※日本小説文庫では未刊行
429 『涙香全集13 島の娘 前篇』 黒岩涙香 1937.03.15 張涙蔵  
430 『涙香全集14 島の娘 後篇』 黒岩涙香 1937.03.15  
431 『涙香全集15 野の花』 黒岩涙香 1937.02.15 ★張  
432 『涙香全集16 捨小舟 前篇』 黒岩涙香 1937.04.15 張涙奥蔵  
433 『涙香全集17 捨小舟 後篇』 黒岩涙香 1937.04.15 奥蔵  
434 『涙香全集18 山と水 前篇』 黒岩涙香 1937.02.10 張蔵  
435 『涙香全集19 山と水 後篇』 黒岩涙香 1937.02.10 国DC蔵  
436 『涙香全集20 破天荒』 黒岩涙香 1938.12.15 国張涙蔵 ※日本小説文庫では未刊行
437 『三つの眞珠 前篇』 加藤武雄 1936.12.?    
438 『三つの眞珠 後篇』 加藤武雄 1936.12.?    
439 『血煙天明陣 前篇』 国枝史郎 1936.12.?    
440 『血煙天明陣 後篇』 国枝史郎 1936.12.?    
441 『夜明けの女 前篇』 佐々木味津三 1937.06.10  
442 『夜明けの女 後篇』 佐々木味津三 1937.06.10  
443 『パパの青春』 中野実 1937.03.?    
444 『風流小判 前篇』 鈴木彦次郎 1938.01.?  
445 『風流小判 後篇』 鈴木彦次郎 1938.01.?  
446 『街に芽ぐむ』 十一谷義三郎 1938.02.?  
447 『開化ちりがみ圖繪』 十一谷義三郎 1937.09.17 国DC  
448 『お嬢さん』 吉屋信子 1937.09.?  
449 『女の階級』 吉屋信子 1937.12.?  
450 『珊瑚重太郎 前篇』 白井喬二 1937.11.20  
451 『珊瑚重太郎 後篇』 白井喬二 1937.11.?    
452 『ばくち鳥』 三角寛 1938.01.?  
453 『風雲 前篇』 海音寺潮五郎 1938.02.?  
454 『風雲 後篇』 海音寺潮五郎 1938.04.20 国青  
455 『武蔵野から大東京へ』 白石寛三 1938.04.20 国DC  
456 『怪盗甚内耽奇帖』 下村悦夫 1938.06. 新Gu古年  
457 『怪奇捕物萬華鏡』 下村悦夫 1938.05. 新Gu  
458 『紅太郎捕物帳』 土師清二 1938.08.? ※日本小説文庫では未刊行と思われる
459 『旗本傳法 前篇』 土師清二 1938.07.?  
460 『旗本傳法 後篇』 土師清二 1938.08.? ※日本小説文庫では未刊行と思われる
461 『浮世酒場』 獅子文六 1938.08.? ※日本小説文庫では未刊行と思われる

春陽堂文庫大衆小説篇 その1〜3

1938年(昭和13年)8月〜1942年(昭和17年)頃
番号部の色は以下の通り
  廃刊などにより不明
  探偵小説篇現代
  探偵小説篇時代
  大衆文芸篇
  現代小説篇 (涙香集を含む)
  現代小説篇軍記
  ユーモア文学篇
  再統合後などにより不明

既刊の発行日の欄は移行直後/細分類時/再統合時期の巻末目録にて
掲載の有無を承/廃で記しています。(分類により時期のずれあり)

番号書名著者発行日参照コメント
001 『有憂華』 菊池寛 承/承/廃  
002 『孤島の鬼』 江戸川乱歩 承/承/廃  
003 『關ヶ原』 直木三十五 承/承/承  
004 『闇に開く窓』 里見〓(とん) 承/承/廃  
004 『松のや露八』 吉川英治 1941.04.?
005 『隠亡堀』 国枝史郎 承/承/廃  
005 『燃ゆる富士』 吉川英治 1941.12.?
006 『さんど笠』 子母沢寛 1932.01.?
007 『井原西鶴』 武者小路実篤 承/廃  
007? 『江戸五人男』 子母沢寛 194x.xx.  
008 『紅蝙蝠 前篇』 長谷川伸 承/承/承  
009 『紅蝙蝠 後篇』 長谷川伸 承/承/承  
009 『化銀杏(半七捕物帳1)改訂新版』 岡本綺堂 1942.01.15 国DC宮
010 『第二の巖窟』 白井喬二 承/承/廃  
『小女郎狐(半七捕物帳2)改訂新版』 岡本綺堂 1942.xx.?  
011 『淀君 前篇』 三上於菟吉 承/承/承  
『異人の首(半七捕物帳3)改訂新版』 岡本綺堂 1942.xx.?  
012 『淀君 後篇』 三上於菟吉 承/承/承  
012 『お化師匠(半七捕物帳4)改訂新版』 岡本綺堂 1942.06.?
013 『半七捕物帳 1』 岡本綺堂 承/承/承  
『唐人船(半七捕物帳5)改訂新版』 岡本綺堂 1942.xx.?  
014 『半七捕物帳 2』 岡本綺堂 承/承/承  
014 『廻り燈籠(半七捕物帳6)改訂新版』 岡本綺堂 1942.07.?
015 『星旗楼秘聞』 木村毅 承/承/廃  
015 『花嫁隠密』 木村毅 1941.04.
016 『唐人お吉』 十一谷義三郎 承/承/廃  
017 『時の敗者 唐人お吉續篇』 十一谷義三郎 承/承/承  
018 『砂繪呪縛 前篇』 土師清二 承/承/承  
019 『砂繪呪縛 後篇』 土師清二 承/承/承  
020 『青眉 前篇』 久米正雄 承/承/承  
021 『青眉 後篇』 久米正雄 承/承/承  
022 『愛慾卍(澤村田之助) 前篇』 矢田挿雲 承/承/廃  
022 『男兒出生』 尾崎一雄 1942.10.15 近国阪き
023 『愛慾卍(澤村田之助) 後篇』 矢田挿雲 承/承/廃  
024 『新選組物語』 子母沢寛 承/承/承  
025 『陰獸』 江戸川乱歩 承/廃  
025 『べらんめえ十萬石』 城昌幸 1940.07.10
026 『愛人 前篇』 細田民樹 承/承/承  
『幽霊にされた女 錢形平次捕物控(一)』 野村胡堂 1942.xx.?  
027 『愛人 後篇』 細田民樹 承/承/承  
027 『南蠻秘法箋 錢形平次捕物控(二)』 野村胡堂 1942.02.15
028 『錢形平次捕物控 1』 野村胡堂 承/承/承  
028 『朱塗の筺 錢形平次捕物控(三)』 野村胡堂 1942.02.15 国DC
029 『虹の歌』 長田幹彦 承/承/承  
030 『右門捕物帖 1』 佐々木味津三 承/承/承  
031 『右門捕物帖 2』 佐々木味津三 承/承/承  
032 『右門捕物帖 3』 佐々木味津三 承/承/承  
033 『沈鐘と佳人』 白井喬二 承/承/廃  
033 『善玉惡玉』 佐々木邦 1941.03.
034 『笑の王國』 佐々木邦 承/承/承  
035 『銀河 前篇』 加藤武雄 承/承/承  
036 『銀河 後篇』 加藤武雄 承/承/承  
037 『仇討五十三次』 佐々木味津三 承/承/廃  
037 『蔦葛』 石川達三 1941.03.?
038 『愛憎の彼方 前篇』 中村武羅夫 承/承/廃  
039 『愛憎の彼方 後篇』 中村武羅夫 承/承/廃  
039 『菜の花時まで』 丹羽文雄 1941.02.15
040 『戀愛黒點 前篇』 正木不如丘 承/承/廃  
041 『戀愛黒點 後篇』 正木不如丘 承/承/廃  
041 『宵待草』 武田麟太郎 1941.03.?
042 『草に祈る』 桜井忠温 承/承/廃  
043 『女殺延命院』 土師清二 承/承/承  
043 『月光の道』 尾崎士郎 1942.01.?
044 『戸並長八郎 前篇』 長谷川伸 承/承/廃  
045 『戸並長八郎 後篇』 長谷川伸 承/承/廃  
046 『南國太平記 前篇』 直木三十五 承/承/承  
047 『南國太平記 中篇』 直木三十五 承/承/承  
048 『南國太平記 後篇』 直木三十五 承/承/承  
049 『清水の次郎長 前篇』 村松梢風 承/承/承  
050 『清水の次郎長 後篇』 村松梢風 承/承/承  
051 『蛭川博士』 大下宇陀児 承/承/承  
052 『盲目の目撃者』 甲賀三郎 承/承/廃  
052 『鐵の舌』 大下宇陀児 1941.05.20 国DC
053 『菊一文字』 吉川英治 承/承/承  
054 『右門捕物帖 4』 佐々木味津三 承/承/承  
055 『敵討雑記帳 前篇』 直木三十五 承/承/廃  
056 『敵討雑記帳 後篇』 直木三十五 承/承/廃  
057 『蟲』 江戸川乱歩 承/廃  
057 『湖畔亭事件』 江戸川乱歩 1939.09.
058 『蜘蛛男』 江戸川乱歩 承/承/廃  
059 『太陽よ!隣人よ! 前篇』 十一谷義三郎 承/承/廃  
060 『太陽よ!隣人よ! 後篇』 十一谷義三郎 承/承/廃  
061 『浅草紅團』 川端康成 承/承/承  
062 『人間饉飢』 村松梢風 承/承/承  
063 『祖國は何處へ 1民人篇』 白井喬二 承/承/承  
064 『祖國は何處へ 2革新篇』 白井喬二 承/承/承  
065 『祖國は何處へ 3先端篇』 白井喬二 承/承/承  
066 『祖國は何處へ 4心影篇』 白井喬二 承/承/承  
067 『祖國は何處へ 5島嶼篇』 白井喬二 承/承/承  
068 『祖國は何處へ 6海奴篇』 白井喬二 承/承/承  
069 『祖國は何處へ 7異邦篇』 白井喬二 承/承/承  
070 『半七捕物帳 3』 岡本綺堂 承/承/承  
071 『半七捕物帳 4』 岡本綺堂 承/承/承  
072 『日本嬢(ミスニッポン) 前篇』 群司次郎正 承/廃  
072 『敵討まぼろし女妖』 下村悦夫 1941.05.30 国DC
073 『日本嬢(ミスニッポン) 後篇』 群司次郎正 承/廃  
073 『變幻妖姫賦』 下村悦夫 1941.02. 新Gu
074 『侍ニッポン』 群司次郎正 承/承/廃  
075 『西南戰争 前篇』 平山廬江 承/承/廃  
076 『西南戰争 後篇』 平山廬江 承/承/廃  
077 『旗本退屈男 前篇』 佐々木味津三 承/承/承  
078 『旗本退屈男 後篇』 佐々木味津三 承/承/承  
079 『唐人船』 平山廬江 承/承/廃  
080 『英五郎ふたり』 子母沢寛 承/承/承  
081 『投げ節彌之』 子母沢寛 承/承/承  
082 『逃げる旗本』 子母沢寛 承/承/承  
083 『島原美少年録』 木村毅 承/承/承  
084 『半七捕物帳 5』 岡本綺堂 承/承/承  
085 『半七捕物帳 6』 岡本綺堂 承/承/承  
086 『黄金假面』 江戸川乱歩 承/承/承  
087 『一寸法師』 江戸川乱歩 承/承/廃  
088 『八軒長屋 前篇』 村上浪六 1939.05.?  
089 『八軒長屋 後篇』 村上浪六 1939.05.?  
090 『日輪 前篇』 三上於菟吉 承/承/廃  
091 『日輪 後篇』 三上於菟吉 承/承/廃  
092 『清川八郎 前篇』 三上於菟吉 承/承/廃  
093 『清川八郎 後篇』 三上於菟吉 承/承/廃  
094 『猟奇の果』 江戸川乱歩 承/承/廃  
095 『艶麗風土記 前篇』 小島政二郎 承/承/承  
096 『艶麗風土記 後篇』 小島政二郎 承/承/承  
097 『神風時雨組』 佐々木味津三 承/承/承  
098 『白鬼』 三上於菟吉 承/承/廃  
099 『忠臣蔵八景』 本山荻舟 承/承/廃  
100 『一刀流物語』 本山荻舟 承/承/廃  
101 『諸國捕物帳』 額田六福 承/承/承  
102 『悩める太陽』 佐々木味津三 1940.08.10
103 『くらがり二十年』 徳川夢声 1940.06.?  
104 『珠壺』 龍膽寺雄 承/廃  
104 『本朝女風俗』 海音寺潮五郎 1940.03.?
105 『掌の上の惡魔』 龍膽寺雄 承/廃  
105 『天正女合戦』 海音寺潮五郎 1940.04.?
106 『續右門捕物帖 1』 佐々木味津三 承/承/承  
107 『續右門捕物帖 2』 佐々木味津三 承/承/承  
108 『朱面組傳奇 前篇』 下村悦夫 承/承/承  
109 『朱面組傳奇 後篇』 下村悦夫 承/承/承  
110 『相馬大作』 額田六福 承/承/廃  
111 『沓掛時次郎』 長谷川伸 承/承/承  
112 『雪の渡り鳥』 長谷川伸 承/承/廃  
112 『瞼の母』 長谷川伸 1940.02.?
113 『松平長七郎青春記』 下村悦夫 承/承/承  
114 『風雲天滿双紙』 佐々木味津三 承/承/承  
115 『綺堂讀物集1 三浦老人昔話』 岡本綺堂 承/承/承  
116 『綺堂讀物集2 青蛙堂鬼談』 岡本綺堂 承/承/承  
117 『綺堂讀物集3 近代異妖篇』 岡本綺堂 承/承/承  
118 『綺堂讀物集4 探偵夜話』 岡本綺堂 承/承/承  
119 『綺堂讀物集5 古今探偵十話』 岡本綺堂 承/承/承  
120 『大地に立つ 前篇』 野村愛正 承/承/廃  
121 『大地に立つ 後篇』 野村愛正 承/承/廃  
122 『東州齋寫樂』 邦枝完二 承/承/廃  
122 『紅殻駱駝の秘密』 小栗虫太郎 承/承/承  
123 『饗宴 前篇』 加藤武雄 承/承/承  
124 『饗宴 後篇』 加藤武雄 承/承/承  
125 『天草美少年録』 佐々木味津三 承/承/承  
126 『心理試驗』 江戸川乱歩 承/承/承  
127 『煙幕』 桜井忠温 承/承/廃  
128 『東京行進曲』 菊池寛 承/承/廃  
129 『元寇 前篇』 藤井直澄 1938.08.?
130 『元寇 後篇』 藤井直澄 1938.09.19 き梨
130 『闘ふ愛』 浅原六朗 1941.12.xx
131 『愛の風車』 浅原六朗 承/廃/承  
132 『いたづら小僧日記』 佐々木邦 承/承/承  
133 『青春行状記 前篇』 直木三十五 承/承/廃  
133 『人間相世間相』 佐々木邦 1942.12.(19版)
134 『青春行状記 後篇』 直木三十五 承/承/廃  
135 『お傳地獄』 鈴木泉太郎 承/承/廃  
136 『恐怖の齒型』 大下宇陀児 承/承/承  
137 『決闘介添人』 大下宇陀児 承/承/承  
138 『殺人鬼 前篇』 浜尾四郎 承/承/承  
139 『殺人鬼 後篇』 浜尾四郎 承/承/承  
140 『江戸城心中 前篇』 吉川英治 承/承/承  
141 『江戸城心中 後篇』 吉川英治 承/承/承  
142 『かんかん蟲は唄ふ』 吉川英治 承/承/承  
143 『鳩笛を吹く女』 吉屋信子 承/承/承  
144 『吉良家の人々』 森田草平 承/承/廃  
144 『なすな戀』 竹田敏彦 1940.12.?
145 『接吻市場 前篇』 邦枝完二 承/承/廃  
145? 『青春同盟』 竹田敏彦 1941.xx.
146 『接吻市場 後篇』 邦枝完二 承/承/廃  
146 『第二の判決』 竹田敏彦 1941.10.?
147 『女秘書』 丸木砂土 承/承/廃  
148 『緑衣の聖母 前篇』 長田幹彦 承/承/承  
149 『緑衣の聖母 後篇』 長田幹彦 承/承/承  
150 『安城家の兄弟 前篇』 里見〓(とん) 承/承/廃  
151 『安城家の兄弟 中篇』 里見〓(とん) 承/承/廃  
152 『安城家の兄弟 後篇』 里見〓(とん) 承/承/廃  
153 『心驕れる女 前篇』 佐藤春夫 承/承/廃  
154 『心驕れる女 後篇』 佐藤春夫 承/承/廃  
155 『生きとし生けるもの』 山本有三 承/承/廃  
156 『螢草 前篇』 久米正雄 承/承/承  
157 『螢草 後篇』 久米正雄 承/承/承  
158 『由利旗江』 岸田国士 承/承/廃  
159 『新編乃木将軍』 桜井忠温 承/承/廃  
160 『銃後』 桜井忠温 承/承/廃  
161 『近世侠客ばなし』 子母沢寛 承/承/承  
162 『木曾路の鴉』 子母沢寛 承/承/承  
163 『支那』 前田河広一郎 承/廃  
163 『田中貢太郎怪談集(1)藍瓶』 田中貢太郎 1940.10.?
164 『田中貢太郎怪談集(2)天狗の面』 田中貢太郎 1940.08.10 国DC
165 『祇園小唄 1』 長田幹彦 承/承/承  
166 『祇園小唄 2』 長田幹彦 承/承/承  
167 『祇園小唄 3』 長田幹彦 承/承/承  
168 『祇園小唄 4』 長田幹彦 承/承/承  
169 『木賊の秋』 正木不如丘 承/承/承  
170 『荒野の秘密』 甲賀三郎 承/承/廃  
171 『殺人狂想曲 外二篇』 水谷準 承/承/承  
172 『假面の輪舞 外四篇』 佐々木俊郎 承/承/廃  
173 『殺人暦 外三篇』 横溝正史 承/承/廃  
174 『博士邸の怪事件』 浜尾四郎 承/承/承  
175 『僕の東京地圖』 サトウハチロー 1940.05.10
176 『丹那トンネル』 岩藤雪夫 承/廃  
176 『エンコの六』 サトウハチロー 1940.11.?
177 『神々の戯れ』 佐藤春夫 承/承/廃  
178 『小市民』 吉屋信子 承/承/廃  
179 『霧の中の曙』 野村愛正 承/承/廃  
180 『三太郎』 正木不如丘 承/承/承  
181 『診療簿餘白』 正木不如丘 承/承/承
182 『愛は何處まで』 寺尾幸夫 承/承/承  
183 『夫唱婦唱』 寺尾幸夫 承/承/承  
184 『どぜう地獄』 岡本一平 承/承/廃  
185 『刀をぬいて』 岡本一平 承/承/廃  
186 『女可愛いや』 和田邦坊 承/承/承  
187 『半處女』 丸木砂土 承/承/承  
188 『花嫁戯語』 中村正常 承/承/承  
189 『細君解放記』 寺尾幸夫 承/承/承  
190 『口笛吹いて百萬兩』 和田邦坊 承/承/廃  
191 『女房を拾ふまで』 細木原青起 承/承/廃  
192 『死染血染 前篇』 直木三十五 承/承/廃  
193 『死染血染 後篇』 直木三十五 承/承/廃  
194 『錢形平次捕物控 2』 野村胡堂 承/承/承  
195 『錢形平次捕物控 3』 野村胡堂 承/承/承  
196 『無頼三代』 子母沢寛 承/承/廃  
197 『まぼろし峠 前篇』 佐々木味津三 承/承/承  
198 『まぼろし峠 後篇』 佐々木味津三 承/承/承  
199 『歌麿をめぐる女達』 邦枝完二 承/承/廃  
200 『圓朝全集 怪談牡丹燈籠』 三遊亭圓朝 承/承/承  
201 『圓朝全集 業平文治漂流奇談』 三遊亭圓朝 承/承/廃  
202 『圓朝全集 安中草三後開榛名の梅が香 前篇』 三遊亭圓朝 承/承/廃  
203 『圓朝全集 安中草三後開榛名の梅が香 後篇』 三遊亭圓朝 承/承/廃  
204 『細君行状記』 辰野九紫 承/承/廃  
205 『サラリマン講座』 辰野九紫 承/承/廃  
206 『二人用寝臺』 中村正常 承/承/廃  
207 『無言歌』 岡田三郎 承/承/廃  
207 『敵討地蔵和讃』 藤島一虎 1941.01.17
208 『妖魔の哄笑 前篇』 甲賀三郎 承/承/承  
209 『妖魔の哄笑 後篇』 甲賀三郎 承/承/承  
210 『港の歌』 長田幹彦 承/承/承  
211 『傾ける大地』 加賀豊彦 承/承/廃  
212 『新女性鑑』 菊池寛 承/承/承  
213 『不壊の白珠』 菊池寛 承/承/廃  
214 『處女刑 前篇』 群司次郎正 承/承/廃  
215 『處女刑 後篇』 群司次郎正 承/承/廃  
216 『新奇談クラブ 1』 野村胡堂 承/承/承  
217 『新奇談クラブ 2』 野村胡堂 承/承/承  
218 『新奇談クラブ 3』 野村胡堂 承/承/承  
219 『戀愛曲線』 小酒井不木 承/承/承  
220 『疑問の黒枠』 小酒井不木 承/承/廃  
221 『魔術師』 江戸川乱歩 承/承/承  
222 『盲獸』 江戸川乱歩 承/廃  
222 『勤王美少年記』 奥村五十嵐 1940.05.10
223 『宙に浮く首』 大下宇陀児 承/承/承  
224 『白魔』 大下宇陀児 承/承/廃  
225 『闇に蠢く』 江戸川乱歩 承/承/廃  
226 『軍事探偵(明石將軍)』 白石寛三 承/承/廃  
227 『電氣風呂の怪死事件』 海野十三 承/承/承  
228 『押繪の奇蹟』 夢野久作 承/承/承  
229 『陽に叛く者』 村松梢風 承/承/廃  
230 『牢獄の花嫁 前篇』 吉川英治 承/承/承  
231 『牢獄の花嫁 後篇』 吉川英治 承/承/承  
232 『春秋編笠ぶし』 吉川英治 承/承/承  
233 『しかも彼等は行く』 下村千秋 承/承/廃  
234 『漁夫』 藤澤桓夫 承/廃  
234 『霧の白菊』 子母沢寛 1940.03. 静年
235 『彼女の道』 吉屋信子 承/承/承  
236 『時を歩む子等』 芹澤光治良 承/承/廃  
237 『大川端』 小山内薫 承/承/廃  
238 『モダンマダム行状記』 浅原六朗 承/承/承  
239 『今年竹 前篇』 里見〓(とん) 承/承/廃  
240 『今年竹 後篇』 里見〓(とん) 承/承/廃  
241 『神風連』 長田幹彦 承/承/廃  
242 『浪人しぐれ笠』 子母沢寛 承/承/承  
243 『女性の切札』 畑耕一 承/承/廃  
244 『祖國は何處へ 8結晶篇』 白井喬二 承/承/廃  
245 『祖國は何處へ 9寸終篇』 白井喬二 承/承/廃  
246 『異妖新編』 岡本綺堂 承/承/承  
247 『結婚適齢記』 寺尾幸夫 承/承/承  
248 『銀猫金猫』 村松梢風 承/承/廃  
249 『一騎打物語』 鈴木彦次郎 承/承/廃  
250 『花骨牌』 湊邦三 承/承/廃  
251 『鳴門秘帖 1』 吉川英治 承/承/承  
252 『鳴門秘帖 2』 吉川英治 承/承/承  
253 『鳴門秘帖 3』 吉川英治 承/承/承  
254 『鳴門秘帖 4』 吉川英治 承/承/承  
255 『吸血鬼』 江戸川乱歩 承/承/廃  
256 『人生ふらふら道中』 和田邦坊 承/承/廃  
257 『黄色い窓 前篇』 細田民樹 承/承/廃  
258 『黄色い窓 後篇』 細田民樹 承/承/廃  
259 『大東京の屋根の下』 加藤武雄 承/承/承  
260 『肥料と花』 北村小松 承/承/廃  
260 『人間灰』 海野十三 1940.10.30 国DC
261 『喬二捕物集 1』 白井喬二 承/承/承  
262 『喬二捕物集 2』 白井喬二 承/承/承  
263 『喬二捕物集 3』 白井喬二 承/承/承  
264 『灰人』 大下宇陀児 承/承/承  
265 『氷の涯』 夢野久作 承/承/廃  
265 『三人の雙生児』 海野十三 1941.xx.?  
266 『爬蟲館事件』 海野十三 承/承/承  
267 『霧』 長田幹彦 承/承/廃  
268 『新珠 前篇』 菊池寛 承/承/承  
269 『新珠 後篇』 菊池寛 承/承/承  
270 『續右門捕物帖 3』 佐々木味津三 承/承/承  
271 『慈悲心鳥』 菊池寛 承/承/廃  
272 『一本刀土俵入』 長谷川伸 承/承/承  
273 『血白粉』 長谷川伸 承/承/廃  
273 『七尺六寸の男』 長谷川伸 1941.12.20
274 『瓶詰地獄』 夢野久作 承/承/廃  
275 『冗談に殺す』 夢野久作 承/承/廃  
276 『若きエルテルの笑ひ』 丸木砂土 承/承/廃  
277 『伊豆の踊子』 川端康成 承/承/承  
278 『昭和毒婦傳』 三角寛 承/承/廃  
279 『街に展く窓』 林房雄 承/承/廃  
280 『娘突進記』 寺尾幸夫 承/承/承  
280 『黒髪武士道』 木村毅 1942.xx.?
281 『江戸から東京へ 1』 矢田挿雲 承/承/承  
282 『江戸から東京へ 2』 矢田挿雲 承/承/承  
283 『江戸から東京へ 3』 矢田挿雲 承/承/承  
284 『江戸から東京へ 4』 矢田挿雲 承/承/承  
285 『江戸から東京へ 5』 矢田挿雲 承/承/承  
286 『江戸から東京へ 6』 矢田挿雲 承/承/承  
287 『二筋道』 瀬戸英一 承/承/廃  
288 『研辰の討たれ』 木村錦花 承/承/廃  
289 『港の日本娘』 北林透馬 承/承/承  
290 『春遠からず』 加藤武雄 承/承/承  
291 『眞珠夫人 前篇』 菊池寛 承/承/承  
292 『眞珠夫人 後篇』 菊池寛 承/承/承  
293 『霞む峠ざんげ猿』 子母沢寛 承/承/廃  
294 『上州七人嵐』 佐々木味津三 承/承/承  
295 『富士に立つ影1 裾野篇』 白井喬二 承/承/承  
296 『富士に立つ影2 江戸篇』 白井喬二 承/承/承  
297 『富士に立つ影3 主人公篇』 白井喬二 承/承/承  
298 『富士に立つ影4 新闘篇』 白井喬二 承/承/承  
299 『富士に立つ影5 神曲篇』 白井喬二 承/承/承  
300 『富士に立つ影6 歸來篇』 白井喬二 承/承/承  
301 『富士に立つ影7 運命篇』 白井喬二 承/承/承  
302 『富士に立つ影8 孫代篇』 白井喬二 承/承/承  
303 『富士に立つ影9 幕末篇上』 白井喬二 承/承/承  
304 『富士に立つ影10 幕末篇下』 白井喬二 承/承/承  
305 『富士に立つ影11 明治篇』 白井喬二 承/承/廃  
306 『清風荘事件』 松本泰 承/承/廃  
307 『赤外線男』 海野十三 承/承/承  
308 『狂へる薔薇 前篇』 長田幹彦 承/承/承  
309 『狂へる薔薇 後篇』 長田幹彦 承/承/承  
310 『謎の人形師』 佐々木味津三 承/承/承  
311 『神州纐纈城』 国枝史郎 承/承/承  
312        
313 『金色夜叉』 尾崎紅葉 承/承/廃  
314 『青バスの女』 辰野九紫 承/承/承  
315 『新婚競技』 寺尾幸夫 承/承/承  
316 『乳姉妹 前篇』 菊池幽芳 承/承/承  
317 『乳姉妹 後篇』 菊池幽芳 承/承/承  
318 『己が罪 前篇』 菊池幽芳 承/承/承  
319 『己が罪 後篇』 菊池幽芳 承/承/承  
320 『深見笠』 村上浪六 承/承/廃  
321 『三日月』 村上浪六 承/承/承  
322 『安田作兵衛』 村上浪六 承/承/承  
323 『奴の小萬』 村上浪六 承/承/承  
324 『破太鼓』 村上浪六 承/承/廃  
325 『たそや行燈』 村上浪六 承/承/承  
326 『美男狩 前篇』 野村胡堂 承/承/承  
327 『美男狩 中篇』 野村胡堂 承/承/承  
328 『美男狩 後篇』 野村胡堂 承/承/承  
329 『悲願千人斬 前篇』 下村悦夫 承/承/承  
330 『悲願千人斬 後篇』 下村悦夫 承/承/承  
331 『仕立屋銀次』 本田一郎 承/廃  
331 『鼓供養』 湊邦三 1940.05.
332 『朱唇』 田中貢太郎 承/承/廃  
333 『雨夜艸紙』 田中貢太郎 承/承/承  
334 『風流線』 泉鏡花 承/承/廃  
335 『続風流線』 泉鏡花 承/承/廃  
336 『日染月染 前篇』 長谷川伸 承/承/廃  
337 『日染月染 中篇』 長谷川伸 承/承/廃  
338 『日染月染 後篇』 長谷川伸 承/承/廃  
339 『受難華 前篇』 菊池寛 承/承/承  
340 『受難華 後篇』 菊池寛 承/承/承  
341 『若き日の悩み』 藤森成吉 承/承/廃  
342 『呪はれたる愛欲』 三角寛 承/承/廃  
342 『函館碧月碑』 長谷川伸 1941.03.20
343 『地下の合唱』 下村千秋 承/承/廃  
343 『敵討八景』 長谷川伸 1941.09.20 近国DC
344 『街の國際娘』 北林透馬 承/承/承  
345 『真夏の殺人』 大下宇陀児 承/承/承  
346 『涙香全集1 死美人』 黒岩涙香 承/承/承  
347 『涙香全集2 非小説』 黒岩涙香 承/承/廃  
348 『涙香全集3 鐵假面』 黒岩涙香 承/承/承  
349 『涙香全集4 白髪鬼』 黒岩涙香 承/承/承  
350 『涙香全集5 武士道』 黒岩涙香 承/承/廃  
351 『涙香全集6 幽靈塔』 黒岩涙香 承/承/承  
352 『涙香全集7 厳窟王 前篇』 黒岩涙香 承/承/承  
353 『涙香全集8 厳窟王 後篇』 黒岩涙香 承/承/承  
354 『涙香全集9 噫無情』 黒岩涙香 承/承/承  
355 『涙香全集10 片手美人』 黒岩涙香 承/承/承  
356 『涙香全集11 大金塊』 黒岩涙香 承/承/承  
357 『櫻の御所』 村井弦斎 承/承/承  
358 『小猫 前篇』 村井弦斎 承/承/承  
359 『小猫 後篇』 村井弦斎 承/承/承  
360 『彌太郎笠』 子母沢寛 承/承/承  
361 『身代り紋三 前篇』 野村胡堂 承/承/承  
362 『身代り紋三 中篇』 野村胡堂 承/承/承  
363 『身代り紋三 後篇』 野村胡堂 承/承/承  
364 『乳のない女』 甲賀三郎 承/承/承  
365 『刄影走馬燈 前篇』 佐々木味津三 承/承/廃  
365 『青春 前篇』 小栗風葉 1941.12.?  
366 『刄影走馬燈 後篇』 佐々木味津三 承/承/廃  
366 『青春 後篇』 小栗風葉 1941.12.15 国DC
367 『明暗三世相 前篇』 直木三十五 承/承/承  
368 『明暗三世相 中篇』 直木三十五 承/承/承  
369 『明暗三世相 後篇』 直木三十五 承/承/承  
370 『盒滿休之助』 直木三十五 承/承/廃  
371 『生活線ABC 前篇』 細田民樹 承/承/廃  
372 『生活線ABC 後篇』 細田民樹 承/承/廃  
373 『小笠原壹岐守』 佐々木味津三 承/承/廃  
374 『本朝侠客列傳』 佐々木味津三 承/承/廃  
375 『國定忠次 前篇』 子母沢寛 承/承/承  
376 『國定忠次 後篇』 子母沢寛 承/承/承  
377 『亂歩白髪鬼』 江戸川乱歩 承/承/承  
378 『赤い部屋』 江戸川乱歩 承/廃  
378 『黒手組』 江戸川乱歩 1939.09.
379 『人間椅子』 江戸川乱歩 承/廃  
379 『歌姫懺悔』 竹田敏彦 1940.09.10 国DC
380 『鏡地獄』 江戸川乱歩 承/廃  
380 『鏡地獄』 江戸川乱歩 1939.09.?
381 『ユーモア小説 猥婦』 佐々木味津三 承/承/廃  
382 『ユーモア小説 戀を吹く喇叭』 佐々木味津三 承/承/廃  
383 『荒木又右衛門』 直木三十五 承/承/承  
384 『隠密一代男』 佐々木味津三 承/承/承  
385 『光りを行く』 野村愛正 承/承/承  
386 『源九郎義經 前篇』 直木三十五 承/承/承  
387 『源九郎義經 後篇』 直木三十五 承/承/承  
388 『殺人小説集』 浜尾四郎 承/承/廃  
389 『街の毒草』 大下宇陀児 承/承/承  
390 『流線間諜』 海野十三 承/承/承  
391 『雪之丞變化 前篇』 三上於菟吉 承/承/承  
392 『雪之丞變化 後篇』 三上於菟吉 承/承/承  
393 『巷間時雨雙紙』 村松梢風 承/承/承  
394 『唐人お才』 村松梢風 承/承/廃  
395 『裏街の乾杯』 浜本浩 承/承/廃  
396 『續半七捕物帳 1』 岡本綺堂 承/承/承  
397 『續半七捕物帳 2』 岡本綺堂 承/承/承  
398 『續半七捕物帳 3』 岡本綺堂 承/承/承  
399 『綺堂讀物集6 怪獸』 岡本綺堂 承/承/承  
400 『左門戀日記』 野村胡堂 承/承/廃  
401 『唄う白骨』 大下宇陀児 承/承/承  
402 『金色藻』 大下宇陀児 承/承/承  
403 『阿片夫人』 大下宇陀児 承/承/廃  
404 『完全犯罪』 小栗虫太郎 承/承/承  
405 『血染の紙入』 甲賀三郎 承/承/承  
406 『波斯猫の死』 甲賀三郎 承/承/承  
407 『支倉事件 前篇』 甲賀三郎 承/承/廃  
408 『支倉事件 後篇』 甲賀三郎 承/承/廃  
409 『網膜脈視症』 木々高太郎 承/承/承  
410 『昇降機殺人事件』 松本泰 承/承/承  
411 『恐怖の口笛』 海野十三 承/承/承  
412 『死人に口なし』 城昌幸 承/承/廃  
413 『都魔』 水谷準 承/承/廃  
414 『下水道』 角田喜久雄 承/承/廃  
415 『大雷雨夜の殺人』 小酒井不木 承/承/承  
416 『展望塔の死美人』 小酒井不木 承/承/承  
417 『恐怖城』 佐々木俊郎 承/承/廃  
418 『幽霊騎手』 横溝正史 承/承/廃  
419 『芙蓉屋敷の秘密』 横溝正史 承/承/承  
420 『白狼無宿』 保條龍緒 承/承/廃  
421 『超人鬚野博士』 夢野久作 承/承/承  
422 『恐怖王』 江戸川乱歩 承/承/廃  
423 『青斑猫』 森下雨村 承/承/承  
424 『姿なき怪盗 前篇』 甲賀三郎 承/承/承  
425 『姿なき怪盗 後篇』 甲賀三郎 承/承/承  
426 『N2號館の殺人』 甲賀三郎 承/承/承  
427 『密謀地獄』 保條龍緒 承/承/廃  
428 『涙香全集12 人外境』 黒岩涙香 1938.11.15 張奥蔵
429 『涙香全集13 島の娘 前篇』 黒岩涙香 承/承/承  
430 『涙香全集14 島の娘 後篇』 黒岩涙香 承/承/承  
431 『涙香全集15 野の花』 黒岩涙香 承/承/承  
432 『涙香全集16 捨小舟 前篇』 黒岩涙香 承/承/承  
433 『涙香全集17 捨小舟 後篇』 黒岩涙香 承/承/承  
434 『涙香全集18 山と水 前篇』 黒岩涙香 承/承/承  
435 『涙香全集19 山と水 後篇』 黒岩涙香 承/承/承  
436 『涙香全集20 破天荒』 黒岩涙香 1938.12.15 国張涙蔵
437 『三つの眞珠 前篇』 加藤武雄 承/承/承  
438 『三つの眞珠 後篇』 加藤武雄 承/承/承  
439 『血煙天明陣 前篇』 国枝史郎 承/承/承  
440 『血煙天明陣 後篇』 国枝史郎 承/承/承  
441 『夜明けの女 前篇』 佐々木味津三 承/承/廃  
442 『夜明けの女 後篇』 佐々木味津三 承/承/廃  
443 『パパの青春』 中野実 承/承/廃  
443 『紅燈和蘭船』 長谷川時雨 1941.01.15 大き
444 『風流小判 前篇』 鈴木彦次郎 承/承/廃  
445 『風流小判 後篇』 鈴木彦次郎 承/承/廃  
446 『街に芽ぐむ』 十一谷義三郎 承/承/廃  
447 『開化ちりがみ圖繪』 十一谷義三郎 承/承/廃  
448 『お嬢さん』 吉屋信子 承/承/承  
449 『女の階級』 吉屋信子 承/承/承  
450 『珊瑚重太郎 前篇』 白井喬二 承/承/廃  
451 『珊瑚重太郎 後篇』 白井喬二 承/承/廃  
452 『ばくち鳥』 三角寛 承/承/廃  
452? 『星鹿毛の長太』 陸直次郎 1941.12.?
453 『風雲 前篇』 海音寺潮五郎 承/承/承  
454 『風雲 後篇』 海音寺潮五郎 承/承/承  
455 『武蔵野から大東京へ』 白石寛三 承/承/承  
456 『怪盗甚内耽奇帖』 下村悦夫 承/承/承  
457 『怪奇捕物萬華鏡』 下村悦夫 承/承/承  
458 『紅太郎捕物帳』 土師清二 1938.08.?
459 『旗本傳法 前篇』 土師清二 承/承/承  
460 『旗本傳法 後篇』 土師清二 1938.07.
461 『浮世酒場』 獅子文六 1938.07.
462 『金色青春譜』 獅子文六 1938.09.10
463 『求婚三銃士』 佐々木邦 1938.10.
464 『家庭三代記』 佐々木邦 1938.08.
465 『人生第一歩』 佐々木邦 1938.08. 大静
466 『丸の内五人女』 辰野九紫 1938.12.?
467 『大阪落城 前篇』 直木三十五 1938.09.15 国DC
468 『大阪落城 後篇』 直木三十五 1938.12.20 国DC
469 『浪人放浪記』 湊邦三 1938.12.?
470 『つばくろの唄』 小島政二郎 1938.11.?
471 『踊る影繪』 大倉Y子 1938.10.22 奥国
471 『街の旋風』 谷崎精二 1941.08.
472 『花嫁設計圖』 中野実 1939.07.
472 『弾ずむ歌』 サトウハチロー 1941.11.15 奥国P
473 『青春音頭』 サトウハチロー 1939.02.15
474? 『銀座風俗』 奥村五十嵐
474 『どん底の花嫁』 奥村五十嵐 1940.12.
475 『當世五人男(1)』 村上浪六 1939.04.23 国DC
476 『當世五人男(2)』 村上浪六 1939.05.?
477 『當世五人男(3)上田力』 村上浪六 1939.06.20 国DC
478 『當世五人男(4)倉橋幸蔵』 村上浪六 1939.05.18 国DC
479 『當世五人男(5)川上三吉』 村上浪六 1939.09.05 国DC
480 『當世五人男(6)吉田雄蔵』 村上浪六 1939.07.25 国DC
481 『血液は語る』 正木不如丘 1939.xx.  
482 『山國』 正木不如丘 1939.10.
483 『赤い蝙蝠』 大下宇陀児 1939.xx.  
484 『居留地の丘』 北林透馬 1939.08.30 近国
485 『捕物女雙六』 佐々木味津三 1939.08.29
486 『警察官』 竹田敏彦 1939.xx.
487 『女よ男を裁け』 竹田敏彦 1939.12.
488 『廣野涯なく』 大江賢次 1939.xx.
489 『旋風時代(上)』 田中貢太郎 1940.04. 大年
490 『旋風時代(中)』 田中貢太郎 1940.04.
491 『旋風時代(下)』 田中貢太郎 1940.06.
492 『女性の旗』 竹田敏彦 1940.07.
493 『貞操の證』 竹田敏彦 1940.03.28 近年
494 『堪忍料一萬石』 笹本寅 1940.05.
495? 『葉隠大名』 笹本寅 1940.11.?  
495 『武道無限』 笹本寅    
496 『怪奇連判状』 甲賀三郎 1940.09.  
497 『風水渙』 木々高太郎 1940.08.20
498 『日本仇討物語(1)』 千葉亀雄 1940.12. 阪年
499 『日本仇討物語(2)』 千葉亀雄 1941.02.? 阪年
500 『日本仇討物語(3)』 千葉亀雄 1941.08.? 阪年
不明 『黒髪異變』 奥村五十嵐 193x.xx.?  
不明 『珠を抛つ』 加藤武雄 193x.xx.?  
不明 『母の讃へ』 奥村五十嵐 1941.xx.?
不明 『春の暴風』 加藤武雄 1941.xx.?

春陽堂文庫大衆小説篇 その4〜5

1943年(昭和18年)頃〜1945年(昭和20年)
A6サイズで縮小表紙、1943年(昭和18年)6月頃から発行元および表紙が変わったと思われる。
慰問版(陸軍恤兵部関与)に関しては一部が買い取られたのか専用に刷られたのか不明。
※この項は不詳多数。廃版多数とはいえ、重版もある程度あったと思われる。

番号書名著者発行日参照コメント
005 『燃える富士』 吉川英治 1944.07.(重版?) ※陸軍恤兵部発行か?
009 『化銀杏(半七捕物帳1)改訂新版』 岡本綺堂      
『小女郎狐(半七捕物帳2)改訂新版』 岡本綺堂      
『異人の首(半七捕物帳3)改訂新版』 岡本綺堂      
012 『お化師匠(半七捕物帳4)改訂新版』 岡本綺堂      
『唐人船(半七捕物帳5)改訂新版』 岡本綺堂      
014 『廻り燈籠(半七捕物帳6)改訂新版』 岡本綺堂 1944.07.(重版?)  
『幽霊にされた女 錢形平次捕物控(一)』 野村胡堂      
027 『南蠻秘法箋 錢形平次捕物控(二)』 野村胡堂 1944.09.05(再版) ※新表紙
028 『朱塗の筺 錢形平次捕物控(三)』 野村胡堂      
『城の繪圖面』 野村胡堂 1943.xx.?    
042? 『草に祈る』 桜井忠温 1943.02.?(重版?)    
074 『刀痕菩薩』 笹本寅 1943.01.01 ※慰問版
085 『祖国』 加藤武雄 1944.07.  
094 『密林の医師』 渡辺啓助 1944.07.07 奥大 ※慰問版
095 『時代の尖兵』 大林清 1944.08.10 国坐 ※新表紙
096 『法善寺横丁』 長谷川幸延 1943.11.01 国大き ※新表紙
097 『科学日本の先駆者』 畠山晴行 1944.06.10 国大 ※新表紙
098 『江戸ッ子武士道』 城昌幸 1943.01.01 国大 ※慰問版
103 『熊野の兄弟』 納言恭平 1944.10.05 ※新表紙
135 『大番頭小番頭(前編)』 佐々木邦 1944.06.10 国DC ※新表紙
135 『百万円合戦』 佐々木邦 1944.07. ※同一番号不詳
147 『義士銘々傳』 海音寺潮五郎 1944.07.  
147 『赤穂浪士傳』 海音寺潮五郎 1945.01.(2版)  
148 『従軍タイピスト』 桜田常久 1944.06.10 国坐 ※新表紙
149 『軍馬』 牧野吉晴 1944.06.10 国DC坐 ※新表紙
151 『會津魂』 笹本寅 1944.12.15 国P ※新表紙
342 『函館碧月碑』 長谷川伸 1944.07.(重版?)  
472 『露地裏善根帳』 サトウハチロー 1944.07.10 国青大 ※新表紙
495 『武道無限』 笹本寅 1943.06.(16版) 大年 ※新表紙?

春陽堂文庫1000番台の大衆小説篇

文学篇に相当する1000番台で奥付に大衆小説篇と記されたものがある。
1943年以後の重版のようだが詳細は不明。
『目録』で日本小説文庫とあるものも含む。

番号書名著者発行日参照コメント
1006 『滿韓ところどころ』 夏目漱石 1943.xx.(24版) 埼坐 ※A6版 ※奥付「大衆小説篇」
1029 『嵐・分配』 島崎藤村 1943.02.(27版)  
1035? 『惜しみなく愛は奪ふ』 有島武郎      
1063 『號外』 国木田独歩 1944.07.(重版?)  
1152 『修善寺物語』 岡本綺堂 1943.02.20(11版) ※A6版 ※文学篇『室町御所』改題 ※奥付「大衆小説篇」

戦後の叢文社の日本小説文庫

戦後に日本小説文庫がでている。
戦前のものの紙型流用とおもわれるが経緯は不明。

番号書名著者発行日参照コメント
145 『青春同盟』 竹田敏彦 1947.07.05  
SBS 『近代異妖編 綺堂讀物集』 岡本綺堂 1947.08.25  

戦後の春陽堂文庫

1946年(昭和21年)10月〜1951年(昭和26年)頃
戦後に春陽堂文庫がでている。
戦前のものの紙型流用から始まり新版へと移行している。
表紙は戦前最初の春陽堂文庫のA6縮小版。
2000番台が大衆小説篇に相当する。

番号書名著者発行日参照コメント
2001 『青蛙堂鬼談』 岡本綺堂 1948.09.01 大き  
2002 『いたづら小僧日記』 佐々木邦 1948.xx.  
2003 『伊豆の踊子』 川端康成 1948.10.10  
2004 『心理試験』 江戸川乱歩 1948.10.20 ☆近  
2005? 『錢形平次捕物控(一)』 野村胡堂 1949.06.?    
2006 『錢形平次捕物控(二)』 野村胡堂 1949.06.25  
2007? 『錢形平次捕物控(三)』 野村胡堂 1949.06.?    

    補足

日本小説文庫 表紙1
青系表紙
s11年頃までは、多分
『蜘蛛男』江戸川乱歩 s7.3.15 初版
日本小説文庫 表紙2
橙系表紙
のような気がする (s11年頃まで)
『新編乃木将軍』桜井忠温 s9.8.28 13版
表紙色は株式会社化前で他に
赤系、黄系、こげ茶系
があるようだが
規則性は不詳


帯は日本小説文庫の単色しか所持していない
春陽堂文庫時代は1/4が色表示だったようです
青色帯 (1〜100)
黄色帯 (101〜200)
緑色帯 (201〜300)
赤色帯 (301〜400)
白色帯 (401〜500)

番号も500番までしか確認できていない
日本小説文庫 表紙3
細分類表示
あったりなかったり
『死人に口なし』城昌幸 s11.10.15 初版
日本小説文庫 帯表
帯パラ
あったりなかったり
『諸国捕物帳』額田六福 s13.1.20 24版
日本小説文庫 帯裏
番号色説明も
500まであったりなかったり
『諸国捕物帳』額田六福 s13.1.20 24版
日本小説文庫 裏表紙
価格表示
あったりなかったり
『死人に口なし』城昌幸 s11.10.15 初版
春陽堂文庫 サイズ比較
A6版と菊半裁版
『修善寺物語』岡本綺堂 s18.2.20 11版
『疑問の黒枠』小酒井不木 s15.3.20 18版
春陽堂文庫 異表紙
初版は従来通り
再版で変わったり
『南蠻秘法箋』野村胡堂 s19.9.5 再版
春陽堂文庫 異裏表紙
簡素化マークか
(アト付パラ)
『熊野の兄弟』納言恭平 s19.10.5 初版
春陽堂文庫 異裏表紙
これだけ
慰問用の流出か?
『南蠻秘法箋』野村胡堂 s19.9.5 再版
叢文社日本小説文庫 表紙
紙型流用
番号部分のSBSがきめ手だが
『近代異妖編』岡本綺堂 s22.8.25 初版
叢文社日本小説文庫 表紙
紙型流用
中央の鳥の部分に違いが
『近代異妖編』岡本綺堂 s22.8.25 初版
参考

春陽堂文庫戦後版 サイズ比較
『青麦』コレット s11.9.15 初版
『心理試験』江戸川乱歩 s23.10.20 初版
春陽堂文庫戦後版 裏表紙
簡素なマーク
春(春陽)にこだわりが
『心理試験』江戸川乱歩 s23.10.20 初版

初期の巻末より


 曩(さき)に小堂が刊行せる壹圓本の文學全集によって、讀書階級層は加速度的に擴大増加せられた。 今や更に徹底せる出版の大衆化として、この「日本小説文庫」の華々しい出現を見るに至ったことは、誠に百パーセントの讀者奉仕と云ふべきものである。
 全篇悉く(ことごとく)現代小説の大作家の最高傑作を網羅し、大衆小説、現代小説のあらゆる生粋を全収し、本文庫によって日本小説の完璧なる眞髄はこゝに始めて諸賢の前に、最も至廉な價格と、最も携帶の便利な、しかも色取々の選擇の實に自由な形式の中に、劃期的な大衆普及版として提供せられた。
 その興味の深大なる、理想の高遠なる、行文の平易流麗なる、事件・構想の多岐奔放なる、戀愛、猟奇、流血、探偵、哀愁等々、千萬大衆はたゞ、その壓到的面白さに息もつけぬ感興を、心底から揺り動かされる事であらう。
 この祖先來の血肉よりなる日本小説の精華は、その多趣多彩の内容の魅力によって、書齋の絶好書、街頭の最上の同伴者、家庭の喜びの泉、工場にあっては工場文庫、學校の理想的副讀本、田園の最高の實り、いかなる旅にも缺くを得ざる心友、實に到るところ形に影の伴ふ如く、必携せられよ!  この最も大衆的にして最も藝術的なる、極めて良心的な編輯の下に、數多續々連刊せられる、わが日本小説文庫を、あらゆる雄篇巨作の精粹を、心ゆくばかり愛讀味到せられよ!


    参考文献一覧

☆ 現物初版
★ 現物重版
(★) 現物重版(日本小説文庫発刊の春陽堂文庫)
無印 各種春陽堂の文庫巻末目録、図書目録など
無印 『春陽堂書店発行図書総目録(1979年〜1988年)』春陽堂書店
  ※戦中は出版年鑑などからの抽出が主になっています

国 国立国会図書館蔵書、蔵書検索(含公共図書館など)
国DC 国立国会図書館蔵デジタルコレクション(インターネット公開)
  ※出版年鑑なども含む
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図 日本図書流通センターTRC およびそのデータを用いた書店検索
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奥 大衆文学・探偵小説 資料館(奥木氏のHP)及びご教示頂きました(二次資料含む)
張 名張人外境(中氏のHP)
も 奈落の井戸(もぐらもち氏のHP)
P その他の個人HPおよびblog、掲示板など

全 『ニッポン文庫大全』ダイヤモンド社
  ※リスト自体は『目録』からの抽出
博 『文庫博覧会』奥村敏明(青弓社)
毒 『文庫中毒』井狩春男(ブロンズ新社)
涙 伊藤秀雄氏の黒岩涙香関係著作各種
探ク 春陽文庫の復刊シリーズおよび解説
乱 『幻影城』江戸川乱歩
幻 雑誌『幻影城』
蔵 『幻影の蔵』新保博久・山前譲編(東京書籍)

坐 書肆坐忘文庫
  ※2004年頃、戦中末期の異表紙画像などが複数ありました
古 古書目録など(紙)
  Yahooオークション
  日本の古本屋
  スーパー源氏
  その他Web古書目録

その他多数


1999.12.30(初版) 日本小説文庫 (〜381)公開
2000.12.31(改訂版) 日本小説文庫 (〜443)及び春陽堂文庫大衆小説篇『春陽堂書店発行図書総目録(1979年〜1988年)』より
2003.04.01(絶版) ホームページ移転に伴い非公開
2004.06.08(改訂新版) 全面改訂、再公開
2019.10.03(新訂版) 全面改訂、継承大衆小説篇と細分類追加、戦後初期まで追加、画像追加
2019.10.14(新訂版改1) 誤記訂正及び発行日数点追加
2019.11.11(新訂版改2) 戦後初期1点追加、発行日数点追加

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