☆★大学の先生たち★☆ミ

 

 なんてったって神津恭介 神月堂へとびます

高木彬光がうんだ名探偵のひとり。
  
小学生の頃、母の本の1冊に『刺青殺人事件』はありました。
 角川文庫の黄土色の表紙が並んでいたんですね。
 読んですぐさま、神津恭介の虜となり、
 それから四半世紀たっても、この恋は色褪せることがありません。

  神津恭介リストでも書き上げるべきだけれど、
 まぁ、多くのリストが簡単に他のサイトでみることができますから…。
 神津恭介お気に入りベスト10ぐらいは、書こうかな。そのうちに。

  その神津恭介も、出版芸術社の中では、ずいぶん老け込んでしまいました。
 仕方がないことだけど、読んだ時には、ちょっと淋しいものがありました。
 

神津恭介略歴
生年月日
大正9年(1920年)9月25日  天秤座
家族
父・威(鳥類学者)  母・睦子  姉・環
家族その2
妻・鎮子と娘?
住所
東京都中野区鷺ノ宮
略歴
昭和12年東京府立四中卒業、一高入学
昭和15年一高理乙卒業、東大医学部入学
昭和18年9月東大卒業。北支入営。
昭和20年ジャワより帰還。京都で1年静養後。
昭和21年11月東大研究室に復帰。
復帰後すぐさま刺青殺人事件解決。
特技
ピアノ、語学(英語、独語、仏語、ギリシャ語、ラテン語、ロシア語に堪能)
職業
東大医学部法医学教室助教授のち教授

  

 助教授犀川創平
  言わずと知れた森博嗣氏の『すべてがFになる』に始まる犀川、萌絵シリーズ。
 そこに登場する犀川創平は、N大工学部の助教授である。
 大金持ちの美人女子大生(その後、院生になりますが)に惚れられる羨ましい先生です。
  一応シリーズは終わっているけれど、まだメフィストの短編で読めていたのだけれど、
 なんだか、新シリーズが始まりました。もう、犀川先生には会えないのでしょうか。
 喜多助教授も、好きですけどね。  

 

犀川創平略歴

生年月日
昭和36年(1961年)
家族
妹 儀同世津子(パズルマニア)
住所
愛知県那古野市
略歴その他
昭和49年有名私立男子中学校入学
1993年助教授就任


探偵初登場は『すべてがFになる』

 

特技
意味のないジョークを言うこと
職業
N大工学部建築学科助教授
犀川情報募集中

 

 塔馬双太郎

  高橋克彦の浮世絵ミステリーに登場する探偵。
浮世絵三部作他、チョーサク、亜里沙の友人達が登場するシリーズにも
探偵役として登場。
都内の私大で、研究室を持ち、秘書までいるところをみると、助教授ぐらいでしょうか。
詠み返さないと、略歴は思い出せません。
 


塔馬双太郎略歴
生年月日
(1960年代の生まれかな?)
家族
 
住所
東京都内か?
略歴その他
   初登場は『写楽殺人事件』

特技
現代美術・民俗学に詳しい
職業
某私立大で近世庶民文化史を講義・助教授?

 


 

  火村英生

有栖川有栖のミステリーに登場する臨床犯罪学者。
女性嫌いだそうだが、果たして本当にそうなのか?
作家の有栖川有栖とは、学生時代からの付き合いらしく、
昔は朝まで語り明かしたこともあるらしい。
そんなことする人物には見えないが。
火村英生略歴
生年月日
(1960年代の生まれかな?)
家族
 
 
札幌生まれ
住所
京都市内の古い下宿
略歴その他

初登場では32歳であったが、その後はほとんど年をとらない。
現在も多分34歳。
京都にある私立英都大学卒業後、研究室に残り
現在は母校の助教授である。

フィールドワークと称して、犯罪現場に出かけ

作家であり親友でもある有栖川有栖と事件の解決にあたる。

過去に理由ありでしょうか。

ヘビースモーカーで煙草は「キャメル」

特技
いろいろなことに造詣が深い。
職業
京都にある私立の英都大学社会学部・助教授

 



湯川 学

東野圭吾のミステリーに登場する探偵。
東野圭吾は、ほとんど読まないのだけれど、
助教授が出ているとなれば、話は別である。
まだ2冊でしか登場してないけれど、続編を希望してます。
文芸春秋社より『探偵ガリレオ』『予知夢』。
1冊目の『探偵ガリレオ』のほうが、断然面白い。


湯川学略歴
生年月日
(1960年代の生まれかな?)
家族
 
住所
 
略歴その他

長身で色白、黒縁眼鏡をかけた秀才タイプ。

警視庁捜査一課の草薙俊平とは、学部は違うが、
大学時代(バトミントン部?)からの友人らしい。

作品中では、年齢は34歳。

 

特技
バトミントン(エースだったらしい)
職業
帝都大学理学部物理学科助教授

 



湯川幸四郎
湯川薫(竹内薫)のミステリーに登場する大学講師。
舞台はほとんどが大学絡み。
暗号話が多いです。
実のところは、この湯川幸四郎よりも、学生で登場する冷泉恭介のほうが好きかも。
だいたい名前がよろしい。
このまま彼を大学に残して、先生にしてくれたら文句ないんだけれど。
今のところはこのシリーズ、トクマノベルズから3冊。
竹内薫(物理学基礎理論専門の理学博士)の著書もあり。


湯川幸四郎略歴
生年月日
1960年代中頃
家族
母と同居
住所
鎌倉の山奥
略歴その他
祖父は天才物理学者。
その後、大日本製鉄の疑惑事件に連座し没落。

そのことで祖母を悲しませた経験をいまだ引きずる。

1989年、ボストンのマッギネス大学に在学しており、
その年は、卒業の年度であったらしい。
 

 

特技
暗号を解くこと、作ること?
職業
若渓大学非常勤講師
 


神代 宗
篠田真由美の建築探偵シリーズに登場する教授。
探偵役の桜井京介や栗山深春の恩師であり、蒼にとっては恩師であり保護者でもある。


神代宗略歴
生年月日
1945年あたり
家族
独身
住所
東京都文京区西片
略歴その他
西洋美術史研究者を目指していた。
W大教授であるが、学究生活のほとんどを、
イタリアの大学で過ごす。
というわけで、日本の大学の風潮には慣れていない。

べらんめぇ口調。

バツいちだとか、子供がいるとか噂はあるが、
はっきりとはわからない。
特技
 
職業
W大学文学部教授

 



伊丹英典
加田伶太郎(福永武彦)のミステリーに登場する助教授。
伊丹英典(Itami Eiten)の名前は名探偵(meitantei)のアナグラムなのだとか。
加田伶太郎(Kada Reitaro)も誰だろうか(taredaroka)のアナグラムだそうだ。
この奥さん(名前が出てきてたっけ?)が、なかなか良いキャラだと思うのだがどうだろう。
助手の久木進のほうが良かったかな。


伊丹英典略歴
生年月日
戦前(1920年頃?)生まれ
家族
住所
 
略歴その他
初登場は『完全犯罪』
登場時の年齢は30代半ば。

寝転がって探偵小説を読むのが趣味。
 

 

特技
ギリシャ語、ラテン語
職業
文化大学古典文学科助教授

 




大心池章次
木々高太郎のミステリーに登場する教授。
読み返さないとなんとも書けません。


大心池章次略歴
生年月日
戦前生まれ
家族
住所
鎌倉に別荘?があるらしい
略歴その他
初登場は『網膜脈視症』

KK大学付属精神病院で診察をし、
大学では臨床講義をしているらしい。 

 

特技
特技ではないけど、怖い顔
職業
KK大学精神病学教授

 



風見賢治
佐野洋作品に出てくる教授。
ちょっと変り種です、いちおうミステリーなんですがイロモノだし。
『風鈴教授の優雅な推理』に登場。


風見賢治略歴
生年月日
(1950年代?)生まれ
家族
独身
住所
地方都市のどこか
略歴その他
大学の新聞学科を卒業後、新聞記者に。
論説委員を経て、2年後に退職し、
地方都市の緑稜大学で、
新聞学科教授として迎えられる。

軽評論と自称するエッセイを雑誌、新聞に寄稿。
そのエッセイにちなんで、
風鈴教授と言われている。

親友の奥さんと不倫中。
特技
声帯模写
職業
緑稜大学新聞学科教授

 


 

日下部遼
和田はつ子のミステリーに登場する助教授。
祖母がアイヌのシャーマンだとかで、母も当人もその血を受け継ぐ。
アイヌばかりでなく、ロシアの血も入っているそうだ。
キャリアの女刑事、水野薫といっしょに、
こんな怪奇現象ばかりおきたらたまりませんぜ、という事件を解決。


日下部遼略歴
生年月日又は年齢
30代
家族
独身
住所
東京都護国寺
略歴その他
日本人とアイヌとロシアの血を受け継ぐ
日本人離れした容貌で、TVなどにもひっぱりだこらしい。

専門は文化人類学、研究テーマは食文化。
祖母のシャーマンの血も受け継いる。
特技
料理
職業
英陽女子大学家政学部文化人類学助教授

 




仁木雄太郎
仁木悦子のミステリーに登場する兄妹探偵の兄。
彼の大学の先生は、まったく気が付きませんでした。
植物学科の助教授で専門は蘚苔類だそうです。


仁木雄太郎略歴
生年月日
昭和10年頃らしい
家族
妻・冴子 娘・こずえ ともう一人 
住所
野方の公団住宅
略歴その他


『初秋の秋』→理学部講師
『虹の立つ村』→大学で植物学を教えている
『青い香炉』→植物学科助教授
特技
将棋
職業
?大学理学部植物学科助教授
 


 

黒江 壮
深谷忠記のミステリーの探偵役をつとめる数学科助手。
婚約者の美緒に、
「やわ肌熱き血潮に触れながら、寂しからずや暗号を解く君」と
歌われているが、このフレーズ毎回毎回出てくるので、
ちょっとからかなりうんざりになってきてます。


黒江壮略歴
生年月日又は年齢
28歳(10年以上たっているが今も30前であろう)
家族
山口県萩市に両親がいる
住所
中野区高円寺
略歴その他
現代風な顔と容姿のかなりの美男子。
無口で真剣に考えはじめると、
なにも見えず聞こえずの考える人になってしまう。

恋人の美緒に言わせると、
「宇宙人」
特技
暗号を解く
職業
慶明大学数学科助手
 


 

浜口一郎
山村美紗のキャサリンシリーズでお馴染みの助教授。
とはいってもあまり覚えていません。
山村美紗は、小菊ちゃんシリーズしか手元には取り置いてないんですね。



浜口一郎略歴
生年月日又は年齢
30代
家族
 
住所
京都市内
略歴その他
コロンビア大学出身
キャサリンはコロンビア大学の後輩にあたるそうだ。
国立T大で研究生活をし、京南大学へ。

叔父が元外務大臣で、前副大統領の娘キャサリンが
来日した際に、エスコート兼警護役をし知り合う。
特技
 
職業
京南大学法学部助教授
 


 

園 牧雄
早稲田大学文学部教授(当時は助教授かも)が、
千代有三の名で書いたミステリーの探偵。
シリーズものです。リスト参照。


園牧雄略歴
生年月日又は年齢
32・3歳
家族
実家は兵庫県甲子園らしい
住所
都内
略歴その他
初登場は、『痴人の宴』
その人物は謎である。
いっときは失業中でさえあった…。
事件簿リストはこちら
作品リストはこちら
特技
神津恭介の友人
職業
W大学文学部助教授

 



桂井龍介
歴史学の助教授である桂井龍介を主人公にしたリレー小説。
永瀬三吾・楠田匡介・大河内常平・山村正夫・朝山蜻一の連作小説。
桂井龍介を中心に、ワトソン役の友人アト欣ちゃんこと阿藤欣五郎、
法医学を修め、警視庁鑑識課の和田兵衛警部補らとともに事件を解決する。
途中から竜介との記述もある。
桂井龍介略歴
生年月日又は年齢
不明
家族
母親
住所
経堂
略歴その他

出身は東京大学。

痩身白皙で長髪。
温情からこぼれる微苦笑は学者というよりは芸術家。
どこか芥川龍之介に似ているらしい。

煙草は光(缶ピース)。

クセは髪をかきあげるしぐさ。
推理をめぐらすときには、光に火をつけては消すを繰り返す。

特技
 
職業
東京大学歴史科助教授

 



在原龍之介
岡田鯱彦のミステリーに登場する教授探偵。
平安朝文学の研究者らしい。
『死者は語るか』『石を投げる男』による。
(どちらも河出文庫『岡田鯱彦名作選』収録)
在原龍之介略歴
生年月日又は年齢
大正12〜3年生まれ
家族
独身
住所
東京在住
略歴その他

I高出身だが大学は不明。
30歳前後だがG大学教授。

平安朝文学を研究しているらしい。

『石を投げる男』に登場する小寺ひとみが初恋?

特技
 
職業
G大学国文学科教授

 



阿羅悠介
新谷識ミステリーに登場する教授。
『ヴェルレーヌ詩集殺人事件』が初登場?
他『ピラミッド殺人事件』『ボロブドゥル殺人事件』
探偵役は姪の由美子。
警視庁の捜査一課・小松原宗芳とともに探偵補佐の役どころ。
阿羅悠介略歴
生年月日又は年齢
1921年生まれ(1992年71歳)
家族
妻・世史子、姪の小川由美子が同居
住所
東京在住(西武池袋線沿線らしい)
略歴その他

東京浅草生まれ。
戦時中に旧制一高法学部入学。
在学中に華北、大蓮、満州を旅で進路変更を決意。
文学部東洋史学科に入る。

東京大学教授を経て、現在は桜野女子大学教授。

妻からは「うちの先生」と呼ばれている。
姪たちを実の子同然に面倒をみてきた。
その2人の姪の妹の由美子がこのシリーズの探偵役。

特技
 
職業
桜野女子大学教授アジア史担当

 



滝連太郎
山村正夫のミステリーに登場する助手。
『湯殿山麓呪い村』が初登場。
他『生贄伝説殺人事件』『魔女の呪い村殺人』など。
警視庁の捜査一課強行班・大曽根辰也警部は
学生時代ラグビーを通じての親友。
滝連太郎略歴
生年月日又は年齢
30歳過ぎ
家族
父、弟(信次郎)
住所
東京都在住
略歴その他

実家は玉川通りから目黒川沿いにちょっとひっこんだ場所で
父と弟が「霊友社」という葬儀店を経営。
裏手の倉庫の上のプレハブ在住。

身長は2メートルを超すが童顔。
小さな目に団子鼻、カストロ髭。

特技
大曽根警部と大学ラグビーでは名FWとして有名であった。
職業
光華学園大学史学科助手

 



増田米尊
鳥飼否宇のミステリーに登場する助教授。
『本格的 死人と狂人たち』(原書房)に登場。
他は未確認。おそらくない。
この話は、三講(三短編)と
他に問題提起の前期試験、解答のヒントの補講からなり、
各講義に、講師、教授などが登場するものの
探偵といえる役ところを与えられたのは
第一講『変態』の増田助教授だけ。
増田米尊略歴
生年月日又は年齢
1957年12月17日生まれ
家族
妻・子2人(性別不明)・犬1匹・セキセインコ3羽
住所
綾鹿市薄谷在住(東京近郊らしい)
略歴その他

東京都町田市出身

一見、うだつのあがらぬ中年男。
しかし、ひとたび頭に血が昇れば、
猛烈な勢いで頭脳が回転する。
スピードによる陶酔感でも、極度の恐怖でも、
性的興奮でも、
興奮状態になればなるほど、頭脳が明晰に澄み渡る。

アブノーマルでメタモルフィックな
変態的助教授である。

特技
変態的フィールドワーク
職業
綾鹿科学大学大学院数理学研究科助教授

 

 



続く

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