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蒼井雄作品


      蒼井雄(あおいゆう)略年譜

    1909.01.27(明治42年) 京都府に生まれる。本名は藤田優三
    1927.03. 大阪の工業学校電気科を卒業後、宇治川電気、のち関西電力の技師
    1934.09. 「狂燥曲殺人事件」を ぷるふいる に発表
    1936.02. 『船富家の惨劇』が春秋社書き下ろし長編募集の1席になる
    1936.08.〜 「瀬戸内海の惨劇」を ぷるふいる に連載
    1975.07.21(昭和50年) 死去

    筆名は、蒼井雄、藤田優三


      小説

  1. 「狂燥曲殺人事件」
    ( ぷろふいる 1934.09. )
    ( 『新人傑作探偵小説選集 昭和十年版』 ぷろふいる社 1935.08.09 )
    幻影城 1975.06.
    『「ぷろふいる」傑作選 幻の探偵雑誌1』ミステリー文学資料館編 光文社文庫(み-19-01) 2000.03.20
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  2. 「ソル・グルクハイマー殺人事件 G、絞られた網」 京都探偵倶楽部(連作:大井正/馬場重次/大畠健三郎/渡部八郎/斗南有吉/波多野狂夢/蒼井雄/左頭弦馬)
    ( ぷろふいる 1934.11.(1934.10.〜11.) )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  3. 『船富家の惨劇』 [南波]
    ( 『船富家の惨劇』 春秋社 1936.03.20 )
    ( 『坂口安吾・蒼井雄集』 河出書房・探偵小説名作全集9 1956.08.31 )
    ( 『昭和前期集』 東都書房・日本推理小説大系6 1961.05.20 )
    『船富家の惨劇』 春陽文庫(C27-01) 1972.08.05
    別冊幻影城 1977.09.
    『日本探偵小説全集12 名作集2』中島河太郎監修 創元推理文庫(400-12/Mん-01-12) 1989.02.03

  4. 「執念」
    ( 月刊探偵 1936.07. )
    ( 『復讐墓参 鉄道推理ベスト集成3』鮎川哲也編 徳間書店トクマノベルス 1977.09. )
    『殺人列車は走る トラベル・ミステリー4』鮎川哲也編 徳間文庫(134-06) 1983.05.15
    『「探偵」傑作選 幻の探偵雑誌9』ミステリー文学資料館編 光文社文庫(み-19-09) 2002.01.20
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  5. 『瀬戸内海の惨劇』 [南波]
    ( ぷろふいる 1936.08.〜1937.02. )
    別冊宝石 1961.11.
    別冊幻影城 1977.09.
    『瀬戸内海の惨劇』 国書刊行会 1992.09.25
     かつての部下、沼野警部を休養で訪問していた南波喜市郎。二人は瀬戸内海の遊覧船から真木島に死体がさらされているのを発見した。無人島ではあるが、かつて住んでいた素地雪夫と父三津太が十数年ぶりに対面すると聞いた島に女性の死体。大阪から送られた行李、神戸から送られた行李。そして中から死体。発送・受取人の榊原利夫とは。さらに移動する行李。過去の事件が原因か。南波は駆けめぐる。
     元祖トラベルミステリーだが、もちろん観光的な風景描写はない。行李の行方と中身の謎はやや複雑。錯綜とした謎とその解明は当時の長編としては珍しく、しっかりできている。しかし、かなり綱渡り的で運も必要であり、そこまでやるには動機が弱すぎる。伝説を用いた背景説明は中途半端で損をしている。文体、描写の問題であろうか。

  6. 「最後の審判」
    ( 新評論 1936.08. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  7. 「蛆虫」
    ( 探偵文学 1936.09. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  8. 「霧しぶく山」
    ( 探偵春秋 1937.07.〜08. )
    幻影城 1977.04.
    『日本探偵小説全集12 名作集2』中島河太郎監修 創元推理文庫(400-12/Mん-01-12) 1989.02.03
    『「探偵春秋」傑作選 幻の探偵雑誌4』ミステリー文学資料館編 光文社文庫(み-19-04) 2001.01.20
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  9. 「黒潮殺人事件」
    ( 新探偵小説 1947.07. )
    宝石増刊 1962.09.
    ( 『現代推理小説大系8 短編名作集』 講談社 1973.07.08 )
    ( 『血塗られた海域 海洋推理ベスト集成』中島河太郎編 徳間書店トクマノベルス 1977.08. )
    『日本ミステリーベスト集成4 海洋編』中島河太郎編 徳間文庫(144-04) 1985.08.15
    『紀州ミステリー傑作選』 河出文庫(208-A) 1987.07.04
    『瀬戸内海の惨劇』 国書刊行会 1992.09.25
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  10. 「第三者の殺人」
    ( 『新選探偵小説十二人集』 中部日本新聞社 1947.09. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  11. 「三つめの棺」
    ( 黒猫 1947.10. )
    『「黒猫」傑作選 甦る推理雑誌2』ミステリー文学資料館編 光文社文庫(み-19-12) 2002.11.20
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  12. 「犯罪者の心理」
    宝石 1947.12.
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  13. 「箱詰裸女」 (実話)
    ( 犯罪雑誌 1948.05. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  14. 「感情の動き」
    ( 新探偵小説 1948.06. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  15. 「灰色の花粉」
    幻影城増刊 1978.01.


      随筆

  1. 「寝言の寄せ書」 藤田優三
    ( ぷろふいる 1934.08. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  2. 「作者の言葉」
    ( ぷろふいる 1934.09. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  3. 「神戸探偵倶楽部寄せ書」 藤田優三
    ( ぷろふいる 1934.10. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  4. 「「瀬戸内海の惨劇」について」
    ( ぷろふいる 1936.07. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  5. 「盲腸と探偵小説」
    ( ぷろふいる 1936.10. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  6. 「この作に就き」
    ( ぷろふいる 1937.01. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  7. 「諸家の感想」
    ( 探偵春秋 1937.01. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  8. 「ハガキ回答」
    ( ぷろふいる 1937.04. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  9. 「解説」
    ( 『坂口安吾・蒼井雄集』 河出書房・探偵小説名作全集9 1956.08.31 )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  10. 「「瀬戸内海の惨劇」をめぐって(座談会)」 蒼井雄、江戸川乱歩、横溝正史
    ( 別冊宝石 1956.08.31 )

  11. 「何のために書くか」
    ( 日本推理作家協会会報 1964.11. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  12. 「郷愁」
    ( 日本推理作家協会会報 1966.09. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10

  13. 「(無題)」
    ( 日本推理作家協会会報 1968.09. )
    『蒼井雄探偵小説選』 論創社 2012.08.10


      著書

  1. 『船富家の惨劇』 春秋社 1936.03.20
    『船富家の惨劇』

  2. 『坂口安吾・蒼井雄集』 河出書房・探偵小説名作全集9 1956.08.31
    『不連続殺人事件』坂口安吾/『船富家の惨劇』/△「解説」/△「月報」(「読書的回想」松本清張/ほか不詳)

  3. 『船富家の惨劇』 春陽文庫(C27-01) 1972.08.05
    『船富家の惨劇』

  4. 『別冊幻影城13 蒼井雄 船富家の惨劇・瀬戸内海の惨劇』 幻影城 1977.09.01
    ◇「探偵作家のアルバム13 戦前の本格派=蒼井雄(グラビア)」/『船富家の惨劇』/『瀬戸内海の惨劇』/△「「船富家の惨劇」評」井上良夫/△「蒼井雄と私」大内茂男/△「蒼井家を訪ねて」島崎博/△「早く登場しすぎた作家」寺田裕/△「大自然の中の無残絵」津井手郁輝/△「蒼井雄書誌」島崎博編/△「編集後記」T

  5. 『瀬戸内海の惨劇』 国書刊行会・探偵クラブ 1992.09.25
    『瀬戸内海の惨劇』/「黒潮殺人事件」/△「戦前本格派の孤峯」紀田順一

  6. 『蒼井雄探偵小説選』 論創社・論創ミステリー叢書54 2012.08.10
    「狂燥曲殺人事件」/「執念」/「最後の審判」/「蛆虫」/「霧しぶく山」/「黒潮殺人事件」/「第三者の殺人」/「三つめの棺」/「犯罪者の心理」「感情の動き」/△「寝言の寄せ書」/△「神戸探偵倶楽部寄せ書」/△「作者の言葉(「狂燥曲殺人事件」)」/△「「瀬戸内海の惨劇」について」/△「盲腸と探偵小説」/△「この作に就き(「瀬戸内海の惨劇」)」/「箱詰裸女」/△「解説(「船富家の惨劇」)」/△「郷愁」/△「(無題)」/△「諸家の感想」/△「ハガキ回答」/△「何のために書くか」/△「解題」横井司


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