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川田功 作品 |
Since: 2018.07.03 Last Update: 2023.08.25 |
略年譜 - 小説 - 随筆 - 著書 - 軍記 - その他 - おまけ |
1882.01.04(明治15年) 東京にて生まれる (『追悼録』略歴より)
(1883.01.04(明治16年) 『日本推理小説辞典』中島河太郎 より
(1885.01.10(明治18年) 『評論随筆年家名鑑 昭和3年版』(国DC※) より
(1885.03.xx(明治18年) 著者自伝 より
1887.06. 高知県の小学校に修業
1895.04. 東京の中学校に入学
1900.12. 海軍兵学校に入学
1904.〜1905. 日露戦争に従事
1914.〜1915. 青島戦に従事
1917.12. 少佐にて現役引退
1917.08. 『軍する身』刊行
1924.01.〜 『砲弾を潜りて』連載、翌年刊行
1926.01. 「酩酊」を発表、以後探偵小説風作品も執筆するようになる(「ある朝」が最初の執筆の可能性有)
1928.12. 博文館入社
1929.12. 『譚海』嘱託
1930.02. 『少女世界』主任
1926.〜1930.頃 『ドグラ・マグラ』夢野久作の刊行にむけて支援する
1931.05.28(昭和6年) 死去 (享年五十歳)
筆名は、川田功、(川田)叱風(俳号)、匿名二三
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(夢現)は「おまけ」で公開しています
( 新青年 1926.01. ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
土田が人を殺した。友人の遠藤は事務所で言ってきた。酒の上だよ。丸野は青年を同居させたが丸野夫人が追い出してしまう。病気で口が利けなくなった丸野は夫人と喧嘩し、逃げ出した夫人は。 |
結局よくわからない話。事件に巻き込まれたが酩酊して記憶があいまい。 (2018.06.) |
( 新青年 1926.02. ) 『創作探偵小説選集 一九二五年版』探偵趣味の会編 春陽堂書店 1926.03.20/復刻版 1994.04.10 (国DC※) 『新進作家集』 平凡社・現代大衆文学全集35 1928.12.01 (国DC※) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) 幻影城 1976.12. (幻影城) 『「新青年」傑作選 幻の探偵雑誌(10)』 光文社文庫(み-19-10) 2002.02.20 (青空) |
素敵な美人のあとをつけていくと、デパートで万引きするのを見かけてしまった。彼女に訊ねるが盗品はなく、逆に偽刑事だと指摘される。そこへ巡査が来るが。 |
ありきたりな話ではあるが、理由付けや話の展開の仕方にやや上手いところがある。 |
( 探偵趣味 1926.02. ) 『新進作家集』 平凡社・現代大衆文学全集35 1928.12.01 (国DC※) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) 『探偵小説の風景 トラフィック・コレクション(上)』ミステリー文学資料館編 光文社文庫(み-19-33) 2009.05.20 (青空) |
簑島刑事に尾行されている隼英吉。乗合自動車で掏摸の機会をうかがう。先を越されたか。 |
ありきたりな話。裕福さを感じる掏摸は珍しいかも。 (2018.06.) |
( 新青年 1926.03. ) 『創作探偵小説選集 一九二六年版』探偵趣味の会編 春陽堂書店 1927.02.10/復刻版 1994.04.10 (国DC※) 『新進作家集』 平凡社・現代大衆文学全集35 1928.12.01 (国DC※) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
遠山翠の書いた戯曲が雑誌に載った。もうラジオ劇で放送? 夕刊に近所の煙草屋のお駒が殺されたとでていた。戯曲のモデルにした女性だ。犯人は決まっている。 |
虚構と現実の交叉を描いているともいえるが、単なる思い込み。偶然ですらないように思える。 (2018.06.) |
( 探偵趣味 1926.04. ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
四日市熱田間の運送船の親方に赤鬼の権四郎という男がいた。弱い海軍兵を脅していたが、ついに手強い相手にやられてしまう。指令艇を訪れ犯人逮捕の協力を依頼する巡査だが。 |
現代の感覚では組織的犯行と思えてしまい逆効果。 (2018.06.) |
( 新青年 1926.05. ) 『新進作家集』 平凡社・現代大衆文学全集35 1928.12.01 (国DC※) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
飢餓と寒さと疲労と眠さで牛乳受け箱な前を通りかかった夫婦。葛藤。表札をみると。 |
牛乳屋の言い分に喝采、となるのだろうか。契約相手は主人だが。 (2018.06.) |
( 探偵趣味 1926.05. ) |
Aさんは酔って散歩している。犬か怪物か。芸者が唄い踊る。帰り道、五十銭銀貨を拾う。派出所、巡査……。 |
軽いコント。今ではあまり有り得る状況とは思えないが、当時としては違和感がなかいのだろうか。 |
( 探偵趣味 1926.06. ) |
久松鐘吉は三年前まで同棲していた登美子を見かけて後をつける。そして襲い……。 |
コント。襲うところまでの心理描写は悪くない。 |
( 探偵趣味 1926.07. ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
飲み仲間の喧騒の中、お内儀さんの人殺しッの声。谷山が折尾に言われ隣の部屋に行くと。 |
愛を確認する為の夫婦喧嘩の話。一つの決着ではある。 (2018.06.) |
( 探偵趣味 1926.08. ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
夜警の源蔵爺さんは不審な男を見たが見失った先の家に巡査と入ったが間違いだった。明け方、その奥の妾宅から出て来た青年紳士がいた。巡査は爺さんの家に立寄って知らせる。 |
爺さんの行動は、結局は弱者の味方という事だろうか、よくわからない。 (2018.06.) |
( 探偵趣味 1927.01. ) |
彼は追い抜いていった婦人の後をつける。車に乗った紳士が通り過ぎる。あの男を殺してしまおう、と婦人の独白。彼女の入った家。翌日の夕刊には……。 |
コント。ありがちの結末で唐突ではあるが思わせぶりな展開が良い。 |
( 桂月 1927.04. ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
回覧雑誌に髪の毛が挟まっていた。髪は不快だが艶なる匂いよ。白い絵の具の跡だろうか、文字を拾っていくと。 |
夫婦どちらの見解が正しいのか、どちらが何を不快と感じて断定してしまうのか、よくわからない。 (2018.06.) |
( 騒人 1927.07. ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
叔父の通夜の時、話しかけてきた鉱山師がいた。叔父ら六人で秋田県の山奥の大蛇のいるという谷へ金鉱脈を求めて探検したという。二人ははぐれ、四人が澤に着き、ロープを伝って下りている時だった。 |
谷に下りて帰ってきた者はいない。怪談なのか復讐なのかホラ話なのか、判然としない。 (2018.06.) |
( 桂月 1927.08. ) |
子供たち、子を背にした女達が集まる空地。餓鬼大将がいう。継母ごっこをしよう、と。彼が継母、秀雄が実子、秀雄の姉八重子が継子になる。掃除させられ半分のお菓子を与えられる八重子……。 |
コント風の作品といえなくもない。唐突のような、そうでもないような。 |
( 桂月 1927.09. ) |
海辺の町、浮浪者の平助は酒屋の子守をしながら居候をしていた。富豪の未亡人の邸に泊まり込んでいた時もあった。子供が海に連れていってくれとせがむ……。 |
特異な環境や心理をもつと思われる男の話。探偵小説味が全くないともいいきれない作品。 |
( 猟奇 1928.11. ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
鉄彦の妻小萩は一ヶ月位の間に多くの病気を抱えてしまった。小萩はかつて友人の秋月十吉の妻だった。放火に見舞われる前に高村は高級写真機の盗難届を出していたが、十吉は高村の妻から借りて返していなかった。獄中で十吉は呪っているという。 |
生霊である必然性がわからない。逆恨みの呪いの結果を確認しにきたのだろうか。子宮、痔、神経、肺、腸、脚気、同じ部位がなく併発ではなさそうなので錯覚ともいえない。やはり生霊か。 (2018.06.) |
( 初出不明 ) 『新進作家集』 平凡社・現代大衆文学全集35 1928.12.01 (国DC※) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
朝鮮鎮海の港で女性の死体が浮いていた。真壁大尉の女中で怨みを記した遺書を懐中に入れて居た。司令官大槻少将の信任が厚かった真壁ではあっらが、疎んじられるようになった。大演習の時、真壁は同乗すべき偵察員を残して飛行機に乗る。 |
命令に従う真壁は憐れ。元軍人が書いて良かった内容なのか、反響があったか気になるところ。 (2018.06.) |
( 新青年 1929.04. ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
運転士の鈴本は恋人と会う主人を森の中のアトリエへ連れ込んだ。恋人を取られた怨み。金をだすから命だけは。 |
偶然からの出来事とはいえ、うまくいったものだ。二万円が適度なのか、よくわからないが。 (2018.06.) |
( 猟奇 1929.08. ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
B君は財布を拾い派出所に届けた。持ち主は現れないと見越して。 |
考えたとは思う。誰でも見当がつく癖でもある。わかり易い作品。(2018.06.) (2018.06.) 追記:「財布」ではD君で単行本収録時に大幅に改稿されている。 |
( 猟奇 1929.08. ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
探偵小説好きなAさんは電車の中で本を読んでいると車掌の切符回収の声が聞こえてきた。渡したじゃないか。 |
どこが探偵眼なのか、よくわからない。(2018.06.) 追記:「切符」ではC君で単行本収録時に大幅に改稿されている。 |
( 猟奇 1930.01. ) |
彼は女を尾行していた。女は気付いて彼に問いただす。お初に似ていたから。お品のところに泊り翌日……。 |
コント。幻想味がありそうでない。 |
( 初出不明 ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
子供を連れての銀座。女性に声をかけられたが誰だかわからない。子供の袂の中には。 |
ありきたりな話だが一工夫ある。でも題名が良くない。 (2018.06.) |
( 初出不明 ) 『山下利三郎・川田功集』 改造社・日本探偵小説全集15 1930.01.10 (国DC) |
岩を見た者は病気か傷害か死か、災厄を免れないという。島へ療養に来た青年は寺に梵妻の世話で宿泊する事になった。笛の音が島の娘たちをひきつける。逃げ隠れるように青年は涙石へと通うようになり。 |
伝説は伝説としておいた方が良かったと思う。櫛は蛇足に思える。 (2018.06.) |
( 犯罪科学 1931.02. ) |
松本泰「宝石の序曲」参照 |
連作の説明不足のまとめ役として光る。 (2018.03.) |
( 猟奇 1931.05. ) |
私紫郎は日本画家の永島さんから声をかけられ銀ぶらをしていると孔雀のような女と会う。姿を消す永島さん。お茶をして別れたあと、永島さんと再び会い彼の下宿へ行き話す。彼は少女をモデルにしているうちに男ではないかと考え出し、乳房を見たいと……。 |
意外な結末といえるかもしれない。展開と描写によるが。 |
( 新青年 1931.06. ) |
保険会社勤務の土屋は角田と馴染みの女給お君のいる銀座の孔雀で飲んでいて男と争い殴られた。いつか殺してやると言ったその男築屋は土屋に似ていた。土屋は新妻を迎えたが、留守宅に築屋が来たという。二度三度、彼は土屋の留守に来て双子の兄を探しているという事らしかった。連休明け、角田と私は榛名山の死体が土屋らしく確認のため行く。舌を噛んで自殺したと思われ……。 |
意外な結末といえる作品。医者や警官が気付かないなど不自然さはあるが話の展開は上手い。題名はネタばらし気味。 |
( 新青年 1925.12. ) |
( 新青年 1926.03. ) |
( 新青年 1926.05. ) |
「火星の運河」江戸川乱歩、「安死術」「秘密の相似」、「悪戯」甲賀三郎、「銀三十枚」「まろうしっぷ」「旅の恥」 |
( 探偵趣味 1926.06. ) |
( 新青年 1926.07. ) |
( 東京毎夕新聞 1926.09.30 or 10.02 ) |
( 新青年 1926.11. ) |
( 新青年 1926.12. ) |
( 探偵趣味 1926.12. ) |
自分の作品は駄目で嫌い。将来は恐らく何も出来ないと悲観。 |
( 新青年 1926.07. ) |
( 新青年 1927.01. ) |
( 新青年 1927.03. ) |
( 探偵趣味 1927.05. ) |
最初に読んだ探偵小説は涙香。三十年後の探偵小説は予想できないが芸術的と通俗的が分かれれば探偵小説は独立しないと思う。 |
( 探偵・映画 1927.10. ) |
現状のままなら探偵小説は行き詰まる。作家が理智的、常識的なのではないか。自然は小説より不自然。変装も進歩するので少し位超現時代的でも良いのでは。探偵小説の実際の事件における功罪。 |
( 探偵趣味 1927.12. ) |
「八月探偵小説」小舟勝二での多くの探偵小説に驚き。余りに寡聞なので辞退。 |
( 新青年 1928.02. ) |
『新進作家集』 平凡社・現代大衆文学全集35 1928.12.01 (夢現)(国DC※) |
( 猟奇 1929.06. ) |
明治十五年頃の米軍艦が遭遇した光と海上の美女の話。明治十六年四月の新聞より小林芳造が泥棒して捕まった話。茶袋から泥棒が露顕した話。古物商の店先にあったおもと売買の話。 |
( 猟奇 1930.03. ) |
南京のやや上流の萩港の茶商の息子王九は青華観で陰翁の夢を見、仙術の奥義を得る。空中浮遊、雪中の開花。突然死、消えた棺の中の屍体。今も残る剣塚。 |
( 「夢野久作宛川田功書簡 翻刻と解題 川田功書簡から見た『ドグラ・マグラ』執筆初期段階の構成」大鷹涼子 2005.11. )(CiNii) |
( 『海軍下士卒必携届願便覧』岩石一郎 友田誠真堂 1911.11.01 )(国DC) |
( 新小説 1914.02. )※7 |
( 『軍する身』 止善堂書店 1917.08.26 )(国DC) |
( 新小説 1918.01.or02. ) |
( 新日本 1918.02. ) |
( 新日本 1918.03. ) |
( 新青年 1924.01.〜12. ) ( 『砲弾を潜りて』 博文館 1925.08.15 )(国DC※) ( 『戦記名著集 熱血秘史5』 戦記名著刊行会 1929.xx. ) |
( 新青年 1924.10. ) |
( 新青年 1925.01. ) |
( 新青年 1925.03. ) |
( 新青年 1925.05. ) |
( 新青年 1925.06. ) |
( 新青年 1925.07. ) |
( 新青年 1925.08.〜11. ) ( 『赤軍の女参謀 ニコライエフスク秘録』 スメル書房 1941.11.20 )(国DC) |
( 新青年 1926.01.〜02. ) |
( 新青年 1926.07. ) |
( 新青年 1926.11. ) |
( 新青年 1926.12.〜1927.02. ) |
( 新青年 1927.05. ) |
( 文藝倶楽部 1927.05. )※8 |
( 文藝倶楽部 1927.08. )※8 |
( 文藝倶楽部 1927.09. )※8 |
( 文藝倶楽部 1927.09. )※8 |
( サンデー毎日 1927.09.15 )※8 |
( 文藝倶楽部 1928.03. ) |
( ? 1928.03.? ) |
( 新青年 1928.08. ) |
( ? 1928.08.? ) |
( 『修養全集』? 1928.xx.xx )※5(国DC※で見当たらず) |
( 『弘田直衛』弘田晴江編 弘田花喜 1929.03.13 )(国DC※) |
( 『弘田直衛』弘田晴江編 弘田花喜 1929.03.13 )(国DC※) |
( 『悲壮痛烈 戦争美談集 譚海読本巻の四』森下岩太郎編 博文館 1929.04. ) |
( 少年少女譚海 1930.04. ) |
( 少年少女譚海 1930.05. ) |
( 新青年 1930.06. ) |
小学六年生附録 1930.08. |
( 日本及日本人 1930.09.15 )(国DC※) |
( 新青年 1930.10. ) |
( 桂月 1925.12. )※7 |
支那革命時に艦は上海へ。旅館の窓から見えた第一夫人と第二、第三夫人のこと。 |
( 桂月 1926.02. ) |
前回の続き。印度人の巡査に追いかけられ人車に乗り強請られるが艀船に乗り結局運賃を踏み倒す話。 |
( 桂月 1926.03. ) |
自殺しようとする彼。止める男。親切心、反発、憤怒。彼女。(創作小説のような作品) |
( 桂月 1926.05. )※7 |
修善寺へ行く。知人の千両牛の話。後家さんの噂話など。 |
( 桂月 1926.07. ) |
S氏は道を尋ねた婆さんを目的のところまで連れて行った。婆さんがお礼に来た。息子の嫁、養女の話。私はその養女の会う。美人礼賛。 |
( 桂月 1926.08. ) |
天草牛深、三度行けば三度裸という話で艦長以下上陸。三味線の音に釣られていく。 |
( 桂月 1926.10. ) |
症状から胃癌だと素人診断。酒の為だと言って貰いたくない。 |
( 随筆 1926.10. )※7 |
兵学校生徒の時、熱海から汽船で友人Kが夏季休暇でいる伊東へ。同船した婦人。夜。 |
( 桂月 1926.12. ) |
こう言った人があります、というジョーク8篇。 |
( 桂月 1927.01. ) |
子供が殴られた。飼っているホックステリアに大きな犬。足を噛まれた子供。母親の態度。子供用の毛糸の外套。病院。犬の痘瘡。今日は悪い日。 |
( 桂月 1927.02. ) |
横須賀行の電車、佐世保から移った延岡中佐と会う。芸者清葉が大学生といるのを新宿で見た話、艦へ尋ねてきた話。帰りの電車で清葉と会った話。 |
( 桂月 1927.03. ) |
正月に花骨牌を覚えた。悪友との花会わせ。役。知っているのが悪友で知らないのは貴重品。麻雀で。 |
( 桂月 1927.05. ) |
月日の経つのは早い。短歌雑誌曙光発行の松山白洋。一円全集。略。生と死。上野、華、人間が置いていない動物園。神様、子供の死、権力。偉くなると。 |
( 随筆 1927.05. )※7 |
春、子供を連れて畦道へ。乙女と侍女。私は少年のようになる。 |
( 桂月 1927.06. ) 『実用新文章総覧』高木斐川編 教文社 1931.05.25 )(国DC※) |
時間は太陽と地球と時計が妥協したもの。鶏の餌の催促。労働争議。雄鷄。 |
( 桂月 1927.07. ) |
彼進藤俊雄は妻の芳子に怒鳴る。襤褸を売らせ煙草を得る。家を出る。活動写真の看板。始めようとしている商売。友人宅。盗み得る人。知人宅。嘘を吐ける者。(創作小説のような作品) |
( 騒人 1927.06. )(夢現) ( 朝日 1929.08. )※8 |
夏服の行李が行方不明になり、透視術者が発見する話。 追記:「謎の透視術」では大幅に改稿、さらに末尾には透視術肯定と思われる文が追加されている。 |
( 桂月 1927.10. ) |
私は連続の宿酔で太陽を呪う。鶏の絶叫を呪う。三羽の鶏は隣の猫に殺されていた。悲鳴をあげる鷄、犬にあたる。SとYが来る。鷄を調理する。食慾はない。浮世の義理。T氏夫妻が来る。翌日の知らせ。(創作小説のような作品) |
( 万朝報 1928.10.09,10 ) |
( 生光 1929.09. ) ( 『川田功追悼録』 (不明) ) |
( 生光 1930.01. ) ( 『川田功追悼録』 (不明) ) |
( 協和 1932.04.15 )※7 |
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