蜘蛛手緑(くもてみどり)略年譜
19xx.xx. 生年・本名・別名・経歴など不明
1923.10. 「国貞画夫婦刷鷺娘」が新趣味に掲載される
探偵小説
- 「国貞画夫婦刷鷺娘」
( 新趣味 1923.10. )
『「新趣味」傑作選 幻の探偵雑誌7』ミステリー文学資料館編 光文社文庫(み-19-07) 2001.11.20 |
絵描きの腐れ卵の泉艸之助は語る。詭弁家で怪奇小説家の卵西沢、女私人で伯爵夫人の綽名の藤園、私蜘蛛手みどりが聞く。老鶴堂が歌川国貞の日本に二枚しかないという夫婦刷の鷺娘の錦絵を持ってきた。金はない。表具に袋張された中に呪文のような紙片が入っていた。暗号という事で解読のため他者に内緒で一時預かることになった。暗号を解き……。 |
考えられている作品。最後の暗号の解釈は唸らさせられる。佳作。 |