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西嶋亮 作品 |
Since: 2022.04.23 Last Update: 2022.06.05 |
略年譜 - 探偵小説 - 随筆 |
生年不明。本名は斎藤龍
1935.04. 「秋晴れ」を ぷろふいる に掲載
この頃、横浜高工に在学していたらしい
1936.09. 「犯罪可能曲線」を探偵文学に掲載
以後、不明
筆名は、西嶋亮(西島亮)
(国DC※)は国立国会図書館デジタルコレクション個人送信(ログイン必要)で公開されています(今後非公開になる可能性もあります)
( ぷろふいる 1935.04. ) ( 『新作探偵小説選集 昭和11年版』 ぷろふいる 1936.10.04 )(国DC※) 幻影城 1977.10. |
造船製図室にて酒井が殺されているのを朝に係りの原老人が見つけた。溝口警察医、諸岡警部、秋川捜査課長らの現場検証。分割器で刺されていたが毒死だった。入口階段にあった赤外線検知記録の自己円筒、酒井と安田と木内と井上が出た記録と一人の入った記録。各人のアリバイ供述。警部の指摘、溝口に届いた手紙……。 |
本格探偵小説に近いが告白によって解明される。密室というよりアリバイ工作だが、入出時の検出装置は面白い着想。細心の注意を払っているところは脱帽。月光のイメージも良い。 |
( ぷろふいる 1935.11. ) |
( ぷろふいる 1936.03. ) 『「ぷろふいる」傑作選 幻の探偵雑誌1』ミステリー文学資料館編 光文社文庫(み-19-01) 2000.03.20 |
敗戦の王は鋭く切り取られた片耳朶を寝台に残し、王妃は蓮池のそばで気を失っていた、胸に血文字で「語るな」と書かれて。泥蓮からの骸、火山灰、蓮の蕾と開花、毒液の気化、寝台の鋸屑。王妃の処刑とアゴニ王からネグア王家へ。石器商の権益。鍛工イノガのイノガ合金。そして革命……。 |
架空の王国を舞台にした、探偵小説味を盛り込んだ、終盤はプロレタリア物語ともいえる作品。流れとして似た史実が印仏伊独ソの混合であるようなないような。 |
( 探偵文学 1936.09. ) |
( ぷろふいる 1935.04. ) |
( ぷろふいる 1936.01. ) |
( 月刊探偵 1936.07. ) |
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