大島秘外史(おおしまひがし)(おおしまひとし)略年譜
経歴不明、本名、大島仁
1936.12. 「終列車」が探偵文学に掲載される
1937.01. 13という小冊子を2号まで発行
1947.頃 雑誌「批判と解決」を社会病理学研究所から刊行
1948.頃まで 御徒町に住んでいたらしい
筆名は、大島秘外史、大島仁、(大嶋仁)、ほか不明
(国DC※)は国立国会図書館デジタルコレクション個人送信(ログイン必要)で公開されています(今後非公開になる可能性もあります)
探偵小説
- 「終列車」
( 探偵文学 1936.12. )
( 『鉄道推理ベスト集成2』鮎川哲也編 トクマノベルス 1977.04. )
『殺しのダイヤグラム トラベル・ミステリー3』鮎川哲也編 徳間文庫(134-05) 1983.04.15 (国DC※) |
深夜の電車。浜松町を出て田町に向かう。太った紳士が明日のことが判ったら面白いことだろうと若い車掌に言う。パナマ帽の青年、ゆかたの娘、私。笑い声……。 |
掌編。説明がないだけに不気味さがある。 |
- ほか、新青年に秘境物を書いているらしいが不明
随筆など
- 「(読者投稿欄)」
- 「創刊のことば」「社会時評」「研究所報、編集後記」
( 批判と解決 (社会病理学研究所) 1947.08. ) |
以下推測
- 「流行性脳炎の病理研究」東大医学部黴金学教室(竹内松次カ教授、大島仁助手、佐藤次カ、国富郁夫)
( 医海時報 1933.12.02 )(国DC※) |
- 「流行性脳炎の病理研究」東大医学部黴金学教室(竹内松次カ教授、大島仁助手、佐藤次カ、国富郁夫)
( 医海時報 1934.01.01 )(国DC※) |
- 「腸内細菌に関する研究」加藤正吉、井上憲政、若月館一、大島仁、鶴園亀助
- 「其頃のこと」医学博士大嶋仁
- 「不純正不作為犯」
- 「畑ちがい」
- 「安死術と医師」
- 「昭和天一坊」
- 「金次カの説」
- 「年忘れ」
- 「バラバの注射」
- 「防疫の急所秘伝」
- 「医家法律のすすめ」
- 「遺伝する黄疸の話」
- 「医薬分業逸話――校長の意見」
- 「ペニシリン禍と過失致死」
- 「長者尚コ博士の「法律学上より観たる人工受精」を読んで」
- 「ポックリ病」
- 「P症の一例」
- 「東銀座だより」
参考文献
- 「解説」鮎川哲也
『殺しのダイヤグラム トラベル・ミステリー3』鮎川哲也編 徳間文庫(134-05) 1983.04.15
『幻の探偵作家を求めて 完全版(上)』鮎川哲也、日下三蔵編 論創社 2019.06.20