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徳冨蘆花 翻案探偵小説風作品 |
Since: 2022.03.20 Last Update: 2022.03.20 |
略年譜 - 探偵小説風作品 - 関係随筆など - 著書 |
1868.12.08(明治元年) 熊本県にて生まれる。本名は徳冨健次郎、兄は徳冨蘇峰(徳冨猪一郎)
1978.xx. 同志社入学、1886 再入学
1989.xx. 兄蘇峰の民友社入社
1998.11.29〜1899.05.24 『不如帰』を国民新聞に掲載
1927.09.18(昭和2年) 死去
筆名は、徳冨蘆花(徳富蘆花)、AB子、週遊生、ほか
(国DC)は国立国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されています
原作:『マイケル・デヰ(濁点)ットの手記』? ( 国民新聞 1897.09.01,02,04,05,07〜10,12,14 ) ( 『探偵異聞』 民友社 1900.11.24 ) ( 『蘆花全集4』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『文豪ミステリー傑作選2』 河出文庫(162-B) 1985.11.04 ( 『明治の翻訳ミステリー2』 五月書房・明治文学復刻叢書 2001.07. ) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
巣鴨の幽霊屋敷を倉澤が買うが事故で死亡、明治二十五年になって放蕩で行方不明だった甥の松崎五郎が財を成し従僕のジョルジを連れて帰国。忘年会中に悲鳴で出ていく松崎は帰ってこない。後を追った芸者松代は死んでいた。自分は本庁からの依頼で捜査していくうちに……。 |
明治の事件翻案そのもののような作品。ドラマ性もなく裁判・法律的要素もなく科学的でもなく、少し意外な証明法と解決にとどまる。「身中の虫」に穴栗専作が巣鴨事件を解決とある。 |
原作::『マイケル・デヰ(濁点)ットの手記』? ( 国民新聞 1897.09.21〜23,26,29,30 ) ( 『探偵異聞』 民友社 1900.11.24 ) ( 『蘆花全集4』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
大阪、松下商会社長松下重兵衛が社長室で絞殺された。室は荒されていたが金品は盗られていなかった。穴栗専作が探明を委託された。脅迫状のようなもの、重兵衛の書類が見つかり田中孝太郎が下手人と目された。一年後……。 |
他愛もない事件記事。横井氏の「解題」での見方は目から鱗。確かに当時としては珍しかったかも。 |
原作::『マイケル・デヰ(濁点)ットの手記』? ( 国民新聞 1897.10.10,12,14,15,17,19〜22 ) ( 『探偵異聞』 民友社 1900.11.24 ) ( 『蘆花全集4』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
老友穴栗の語る西洋探偵の話。モスクワでイグナトフ大佐が魚羹で死亡、甥のバラノツフ大尉もまた同じように死亡。新聞投書で再検査すると毒薬ヘレボールと判明。露国名探偵ミカエルは、死の当日に食事をともにしたアレキサンドルに聞く。セント・ペエトルスブルグではジュリア夫人の舞踏会があり、酔いつぶれたアレキサンドル伯爵の邸に泊まるが……。 |
露国探偵の活躍ではあるが、唐突に場面が変わり最後にその理由が明かされる。穴栗が師とする理由は良くわからない。 |
原作:「The White Thread」『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 国民新聞 1897.10.27〜30 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
代理公使の時の話。バルカンの小国、国王ジョルジがオーストリア派、皇后カテリンがロシア派で割れていた。僕は露国公使ブレンスキー男爵の一時帰国で名代を引き受けることになり、困難があれば総理大臣のスタロヴッチに相談するように言われた。宮中宴会で国王はオーストリアにつくことを名言。僕は密書を受け取り退出する。外套の襟に白い糸が結びつけられていて……。 |
権謀術策をめぐらす公使。小国といえども高官がというのは驚き。目印は不要のような。 |
原作::『マイケル・デヰ(濁点)ットの手記』? ( 国民新聞 1897.12.07,12,17,18,1898.01.26〜30,02.01〜03 ) ( 『探偵異聞』 民友社 1900.11.24 ) ( 『蘆花全集4』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
公使館の宴会で一時外出した一等書記官ネウィスキー伯爵は戻ってこなかった。従者又吉が受け取った書状を伯爵が見て訳官松川幸三郎に外出すると言い、門番には馬車を断って出て行ったという。日記があり、お松の為に誤り、関係を断って辞職し帰国するという。長崎で行方不明の伯爵の記名調印された手形詐欺があった。探偵主任の老穴栗は長崎へ行き、河本矢八と女義太夫竹本小君を追って神戸、東京へ……。 |
穴栗探偵の追跡話。最後の二章で犯人の生立ちから犯行までが語られる。短編で物語にはなっておらず略歴のような感じ。 |
原作:「A Seraglio Secret」『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 国民之友 1998.01.10〜02.10 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
大使の話。コンスタンチノーブル仏国公使館書記官当時、僕は足つきの靴を拾った。トルコ皇帝アブドル・アジズが宰相メヘメッド・ルシジーに幽閉、メヘメッド・ムーラッド・エフェンデーが帝位についた夜だった。廃帝自殺の報に使者は納得するよう遺骸を見聞させるとここと。僕が出かけてみると……。 |
意外な秘密。あまり取引材料になるとは思えないがそこは外交官だからか。 |
原作::『マイケル・デヰ(濁点)ットの手記』? ( 国民新聞 1898.02.10,11,13,15〜20 ) ( 『探偵異聞』 民友社 1900.11.24 ) ( 『蘆花全集4』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
穴栗は語る。ロンドンの露人オボレンスク伯爵にはカテリーナとナタリアという娘があった。家事監督はウィルソン夫人で失策する従僕を解雇する。その後夫人は一人でスイスのゼネヴァへ。露国皇帝アレキサンドル二世の冬宮図面を作っていたヴラジミルの跡をつけて虚無党ベトラナ夫人を見つけた大探偵ミカエルは外国へと……。 |
ミカエル探偵の大追跡話。最後に明かされる真相は唖然。単独でなくとも。 |
原作:「The Ghost of the Winter Palace」『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 国民新聞 1998.02.23〜27,03.01 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
全文一会話。露帝アレクサンドル三世がクリミアにて崩御。新帝ニコラス二世がセントペトルスブルグの冬宮にいた。冬宮に先帝の幽霊がでたという。余の知人にネスチコッフ公爵夫人がいて、その子ボリスが幽霊を見たとのことだった。ボリスと見張っていると火光がさした。余は近づき……。 |
機智に富んだ対処というべきか。転嫁するのはさすが。 |
原作:「The Honour of an Empress」『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 国民新聞 1998.03.23〜27,31,04.01,02 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
大使の話。某国皇后の英国狩猟の時に従僕のマグラツ男爵が言い寄ったか顔を鞭で打たれた現場を僕は見てしまった。よほど経て本国にて、マグラツの姪に皇太子は魂を奪われた。縁組は皇族王家に限るため小国の公主と婚姻、マグラツの姪は某伯の嫁になった。マグラツは皇太子と姪を、そして某伯を。僕は……。 |
皇后による皇太子と公主の政略結婚のところの淡泊さが妙に印象的。男爵は何をしたかったのか、真意が今一つわからない。 |
原作:「A Stolen King」『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 国民新聞 1998.04.05〜09,12〜15 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
全章一会話。スペイン幼王アルフォンソ十三世病気で交通を絶っていたが、拐奪されていた。カルロス派が誘拐したのか。余は面会しようとしたが断わられ、玩具を送ることで太后に会い、事情を聞いて調査する。出ていくときの様子、出入りした人の調査。料理方ゴメツの病気と医師ヘナレツ、見舞いに来たゴメツの息子ペドリロ……。 |
順を追って真相にせまっていく。勘や運や成行きまかせではなく、事件を調査結果に基づき探偵していく探偵小説作品。 |
原作:「A Royal Freemason」『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 国民新聞 1998.05.01,04,05,11,13〜15,17 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
一人称語り。スエーデン国王オスカー二世は共救会会員で文学を嗜んでいた。デ・ロセモール、カルヴェッチー、ドクトル・ライ・ブランコが王の著作を四ヶ国語に訳し同時出版するという。余は事務の件を受けることになった。公使館に戻ると三人が来ていて符号をもって共救会員である事を示し、王を死刑にするという。余は後をつけて探り、王が旅館に……。 |
最後の顛末には驚かされる。王の態度もなかなか面白い。 |
原作:「The Tomb in the Vatican」『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 国民新聞 1898.07.07〜10,12,13 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
一人称語り。余は仏国公使としてバチカン羅馬法王庁に勤務していた。伯爵ヴェスカロとは同一の古物骨董類の嗜好があり知り合ったが彼はヴァチカンへは行かなかった。余が同伴することでヴァチカン博物館へ行くことになった。古物主管ベラッチー僧正とサルヴァチュラ大僧正がいる中、伯爵は行方不明になった。博物館には……。 |
手懸りらしいのがあるのは良い。懺悔という形式も良い。良い意味で皮肉な結末の話。 |
原作::『マイケル・デヰ(濁点)ットの手記』?? ( 国民新聞 1898.09.01〜04,06 ) ( 『探偵異聞』 民友社 1900.11.24 ) ( 『蘆花全集4』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
工学士長田育太郎が仲違いした旧友中澤総一郎に金を借りようとするが一度は断られる。中澤は射殺されていて長田は警察へ。判廷が始まる。中澤の最後の客が長田で中働き藤本カネが発見、長田は直接会ってかなりの額を借りられた、拳銃は貸したという。長田夫人の依頼で深谷探偵が探索していくと……。 |
誤認逮捕からの逆転話。探偵が穴栗でない理由は不明。今では普通に調査する内容。周囲の手のひら返しが強烈。 |
原作::『マイケル・デヰ(濁点)ットの手記』?? ( 国民新聞 1898.09.07〜11,13〜17 ) ( 『探偵異聞』 民友社 1900.11.24 ) ( 『蘆花全集4』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) ( 『明治の翻訳ミステリー2』 五月書房・明治文学復刻叢書 2001.07. ) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
外務大臣から秘密条約文が盗まれた。手箱に入れ鍵、小箪笥に入れ鍵、部屋には鍵、鍵は大臣が持っていた。誰がどのようにして、どこへとの探明が探偵に依頼された。内閣同僚、外務省官吏、外国公使、配達人、使用人、旧友の遺児浪子、出入りする者は多い。探偵は家内に入り込み探索して……。 |
特に決め手となる物がないまま解決されたという印象。計画性もほとんどなく動機も納得できない。 |
原作:『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 初出不明 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) |
外交家の話。ゲルマン帝国の鉄公ビスマルクは政治的に個人的にとで二度死んだ。ビスマルクは三国同盟への加入を英仏両国天秤にかけていた。僕は仏国の秘密条約調印文書を取り返すべく皇帝に面会して……。 |
情報入手と外交的コネ、交渉手腕の話。 |
原作:『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 初出不明 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) |
一人称語り。仏国大統領マクマホン(マクマオン)辞職の顛末。毎朝届く百合の花を胸に挿して日課の馬車での散策。エリーゼ園で覆面美女と会う。百合の花は仏国王党派の徽章。マクマホンは王党派本部ともいうべき所へ行き……。 |
今一つ何が目的であったか状況がわからない。 |
原作:『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 初出不明 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) |
全文一会話か。英国外交技術で最も敏腕だったのはエジプトのイスメールパシア王が売り出したスエズ運河の株。外務卿レッセップの依頼で余は私人として交渉する。後宮のファチメーに贈物などして一億フランとの言を得る。カイロで会った英国公使ワルドン大佐。英国に洩れたとして英国ヂスレリー首相に面会して私企業の活動を妨害しないように談判するが……。 |
結果は周知の通り英国の所有。出し抜かれた一篇。方法ではなく通貨単位だったとは、題名だけで内容はわからないものと痛感。 |
原作:『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 初出不明 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) |
大使の話。ルクセンブルグ王を兼ねていたオランダ王ヰルヘルムの後を継いだのは公女ヰルヘルミナ。ルクセンブルグは男系のみ王につく慣わしだったためにオランダと分離した。ルクセンブルグがゲルマンに併呑されるのを防ぐためにも男児が必要だった。大使が語るには、生きていれば乱暴狼藉で国を追われた親王シトロンが後を継いだという。大使が親王から聞いた話では……。 |
題名から推察できる通りの話。哀れな生涯であったのかも。 |
原作:『Secrets of the Courts of Europe』Allen Upward ( 初出不明 ) ( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) |
大使の話。自分が仏蘭西の伊太利大使の時で、共和派が羅馬法王と、王党派が伊太利朝廷と結びつきがあり、それぞれが犬猿の関係にあった。自分が宮中大舞踏会に呼ばれ、珍しくウムベルト国王から声をかけられた。クリスピー首相も見ている。懇意のド・ウルピノ伯爵夫人が皇后の女官であることから探ってもらうことになった。王党派の男の皇后面会、伊太利の出陣準備。伯爵夫人の働きで情報を得ると、自分は対処するために……。 |
騙し合いの部分が面白い。偶然の部分や安易な部分もあるが、機智や伏線らしきものもあり探偵小説的作品に入れたい作品。 |
( 国民新聞 1997.09.01 ) ( 『明治の翻訳ミステリー2』 五月書房・明治文学復刻叢書 2001.07. ) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
昨年秋死去した知人である老探偵の覚え書きより。いささかの追善に。 |
( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
原書。省略改変増補ある訳述。連載で文体不統一は改めず。事実を基礎とし虚実の境界、好奇心以外益なし。 |
( 『外交奇譚』 民友社 1898.10.13 )(国DC) ( 『蘆花全集2』 蘆花全集刊行会(新潮社) 1929.07.05(07.14) )(国DC) 『徳冨蘆花探偵小説選』 論創社・論創ミステリ叢書13 2006.01.30 |
巴里、二十年来欧州諸朝廷に全権大使を務めた老武者から聞いた経験談十二篇を列挙する。 |
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