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渡辺文子 作品

Since: 2022.01.08
Last Update: 2023.08.20
略年譜 - 探偵小説 - 随筆・実話 - 一般小説 - 随筆・記事 - 著書

      渡辺文子(わたなべふみこ)略年譜

    1906.03.06(明治39年)  横浜市にて病院長の娘として生まれる
    192x.xx.  日本女子商業、日進英語、アテネ・フランセなどの通う
    1929.02.  ブラジルに渡り、リオのコレジオ・バチスタに三年間通う
    1931.04.  「第二の復讐」が新青年に掲載される
    1932.09.  「地獄に結ぶ恋」が新青年に掲載される
    1932.xx.  帰国、海外興業株式会社の雑誌『移民地事情』の編集に携わる。
    1932.〜1935.頃  キング、日の出、令女界、若草、婦人サロン、其他の雑誌に随筆、雑文、中南米の文学紹介を書く
    1935.10.  再度ブラジルに渡り結婚、北島姓に
    1946.〜  ブラジルの日本語雑誌や新聞(南米時事、新世紀、よみもの、パウリスタ新聞、等)に寄稿。時折日本の諸雑誌に寄稿
    1964.07.  『北島府未子作品集』刊行
    1964.xx.(昭和39年)  サンパウロにて死去
    注)作品以外は『コロニア小説選集1』の略歴、『北島府未子作品集』の略歴による

    筆名は、渡辺文子、(渡邊文子)、北島文子、北島フミ、北島府未子

      (国DC※)は国立国会図書館デジタルコレクション個人送信(ログイン必要)で公開されています(今後非公開になる可能性もあります)
      (B移民)はブラジル移民文庫でインターネット公開されています



      探偵小説

  1. 「第二の復讐」
    ( 新青年 1931.04. )
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28
     私ジョーナスと彼アルフレッドはサンパウロ法科大学で蹴球団ドラゴンクラブのメンバーだった。私は純粋なブラジル人で彼は白人。彼と私は富豪ゴンサルヴェスの舞踏会に招かれ娘のニイナに恋する。ゴンサルヴェス夫人はフランス人で白人びいきだった。ニイナの心はわからない。サンタ・アマロー湖で見た光景、グループでの登山、そして死。アラビアの女、そしてまた……。
     簡単なトリックと思い込みによる話。列車のところは省略され過ぎているのか、よくわからない。ブラジルを舞台に独特なところがあるのは面白い。
  2. 「探偵小説 葉巻の殺人」
    ( 植民 1932.02. )(国DC※)
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28
     サンパウロ、製菓会社社長兼支配人の私小牧貞三。趣味は葉巻。印度にいた時の部下高木が来た。私は高木を送るが気分が悪く風にあたるという事で車を降りた。帰宅するとすぐ、警察が来て毒殺のかどで逮捕されてしまう。面会に来たリオの法医学者志望の青年田邊文吉は私の話を聞いて……。
     癖と好物を利用したところ、後出しだが論理的であろうところ、名探偵趣味的なところは好感がもてる。
  3. 「復讐怪奇譚 夜開く花」
    ( 植民 1932.07.〜08. )(国DC※)
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28
     新世界丸船長島田はブエノスアイレスからリオデジャネイロに向う船で女医高村ふみねに心を奪われる。サンパウロ郊外のサンタ・アマーロ湖でのひととき。彼女は研究が発表され学位が取れた時にというが……。
     復讐譚という事で筋自体は予測ができてしまうが、手法とひねりが効いていて良作。
  4. 「地獄に結ぶ恋」
    ( 新青年 1932.09. )
    『「新青年」傑作選 幻の探偵雑誌10』ミステリー文学資料館編 光文社文庫(み-19-09) 2002.02.20
     桂田宏より中津川秋子への手紙。税所四郎と尾山美恵子は心中とされているが、あなたにとって一石二鳥の殺人だった。塩酸ストリキニーネによる死と残された遺書。中津川秋子より桂田宏への手紙……。
     薬の件は面白い。処方箋というのも経歴を考えれば納得できる気もする。題名も含めて予想外の結末。
  5. 「黒子」
    ( 探偵クラブ 1932.10. )
  6. 「りお・で・じゃねいろ巷夜譚―新版「幻の小夜曲」―」
    ( ブラジル 1933.01. )
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28
     大晦日のリオ、あと一時間で二十五歳も終ろうとする山下彌二郎君。珈琲店で二人の婦人が癪にさわって飛び出したところ若い女性と出会いがしらにぶつかり……。
     コント。テンポ良く比喩が面白い。筋自体はありがちな話。確かにOCRからの校正モレで止まるところもあるが、発掘紹介自体ヨシという事で。ミスや不統一は私も多く、人の事は言えない。
  7. 「復讐の書」
    ( 新青年 1933.02. )
    『竹中英太郎(三)エロ・グロ・ナンセンス』末永昭二編 皓星社・挿絵叢書3 2016.11.01
     森越さん宛の手紙。女学校時代に出会い、次第に愛するように、同時に憎むようになりました。親の仇の娘。同性の恋。恋人の死……。
     淡々と出来事を積み重ねていくのは良い感じ。逆に感情面は弱くなっている。ラストはリドルストーリーのようでもある。勘ぐれば、下の名でなく結婚前の姓になっているのも意味があるのかもしれない。
  8. 「まむぜるの幻」
    ( 新青年 1934.03. )
     旅行案内会社仏語係の新参社員金吉君は美声の女性からの電話に応対していた。うい、まむぜる……。代議士の伯父宗団平がフランスへ洋行すると現れる。インテリ女給みね子からはフランス語を習いたいといわれる。あんとあんぬ・ねう゛いゆ嬢とは私信も交すようになる。伯父の送別で……。
     コント。オチは予想できるもののテンポ良い文体で面白い。
  9. 「まにら丸異聞」
    ( よみもの 1949.02. )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)
     ブラジル移民船まにら丸に領事として赴任する山北清蔵とみね子夫人と子供が乗っていた。英領ダーバンでは上陸禁止だったが夫人と子供は上陸する。監視管ウイリアムスンが乗り込んできて山北氏に面談、そこに夫人が現れると監視管は態度を変える。夫人は夫人で、北山氏は北山氏で事態の収拾を図ろうとするが……。
     語り手が誰なのか不明で伝聞実話かもしれない。移民船の様子はさすがにリアルに思われる。事件自体はコント風の味わいがある。
  10. ほか
  11. 参考:「怪奇よみもの ドオナ・ルイザの手相」渡邊西湖(ブラジル 1936.08号)、「現代伯国捕物帖 アングラ・ドス・レイスの活劇」渡邊西湖(ブラジル 1936.10号)があるらしいが渡辺文子かどうかは不明とのこと ※1より



      探偵雑誌掲載の随筆、実話風読物と思われる作品

  1. 「私のすきな作家」
    ( 探偵クラブ 1932.12. )
  2. 「ガンモ先生の哲学研究」
    ( 新青年 1933.12. )
  3. 「聖ヨハネ祭」
    ( 新青年 1935.09. )
  4. 「姦通を聴く男」
    ( 新青年 1936.09. )
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28

     南米犯罪実話。サンパウロの家具工場で工場主の妻ヨハンナの死体が見つかった。絞殺に装わされていたが電撃による窒息死だった。夫のエルクレス・カメラータが自首してきた。素人電気技師でもあった彼は嫉妬で他室の会話や電話を盗聴したり長男に尾行させたりしていた。事故か故意か……。
  5. 「ダヴィルソン事件」
    ( よみもの 不詳 )
  6. 「移民船怪異を乗せて」
    ( よみもの 不詳 )
  7. 「カインの末路」
    ( よみもの 不詳 )
  8. 「インスブルグの瓦斯地獄」
    ( よみもの 不詳 )
  9. 「ロスアンゼルスの家政婦」
    ( よみもの 不詳 )
  10. 「怪奇実話 人間腸詰事件」 北島文子
    ( 新青年 1949.07. )
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28

     人肉喰った独逸ニューレンベルグ市民の物語。大戦末期、骨粉工場で見つかった金歯を歯医者に売る。行方不明者。評判の腸詰。やがて失踪した恋人の金歯が歯医者に持ち込まれ……。
  11. 「海外実話 妖艶鬼ロウイス」 北島文子
    実話講談の泉 1949.11.
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28

     青ひげは女にも出た。一九二〇年ロスアンゼルス、ロウイス・ビイト夫人はデイトン氏の家政婦に雇われた。デンバーにいるロウイスの現在の夫は普通の勤め人で虚栄心を満たしてくれず彼女は家を出ていた。彼女はロウイスに結婚を迫ったが断られ殺害、旅行中だと繕っていた。苦役十八年、彼女はラーザン老婦人、さらにローガン夫妻の家政婦となり、さらに……。※題名から「ロスアンゼルスの家政婦」と同じかもしれない
  12. 「ダニューブの悲劇」 北島文子
    ( 探偵クラブ 1950.10. )
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28

     ソフィア駅で受取人の現れないトランクから異臭がして開けると女性の胴体が入っていた。ブランカ駅から発送されたものだった。ポリヴァンス警部はトランクの製造工場から販売先を追い、ヴイデンの町のバシル・ラザロフのものだと突き止め、被害者は妻ミルカと判明する。旅行先から帰ったラザロフは親友マニエフに付き添い聴取を受ける。前夜から朝にかけて踊り子マリアは一緒にいて……。
  13. ほか



      一般小説

  1. 「友へ(創作)」 渡辺文子
    ( 力行世界 1931.11. )※4
     渡航するKさんへの手紙。夫を亡くし帰国し職業紹介所勤務の私。妹のような妻のMさんを大切に。ブラジル渡航時、渡航後の注意。
  2. 「香港夜話」 渡辺文子
    ( 海 1935.04. )(国DC※)
     りおでじゃねいろ丸。香港でのO・Z氏とヨランダ嬢、五日間の航海の後の別れ。
  3. 「なすび」 北島文子
    ( よみもの 1950.12. )
    ( 『コロニア小説選集1』 コロニア文学会 1975.07.01 )(B移民)

     茄子の夢。夏江が買った訪日債権。みね子もまた。抽選の前日。そして……。
  4. 「ロテリアを買う女」 北島文子
    ( 南米時事新年号 1954.01. )
    ( 『コロニア小説選集1』 コロニア文学会 1975.07.01 )(B移民)

     婦人記者富代は夫に死なれ子供二人を育てていた。銀行で見た紙幣の山。男の哀願で富籤を買い……。
  5. 「佐久間旅館」
    ( (週刊日系誌) 1961.〜1963.の間 )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)

     サンパウロ東部、佐久間旅館の佐久間盛政と妻おまさ。昔なじみの客で絶えることはない。ある日、佐久間医学士が泊り……。
  6. 「ラドラ」
    ( (週刊日系誌) 1961.〜1963.の間 )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)

     アメリカ人夫妻の女中テレーザはリオへ行くといったアウロを思い出していた。お腹には子がいる。夫人が忘れたお金。借りるだけ、歌手になって……。
  7. 「えんだん」
    ( (週刊日系誌) 1961.〜1963.の間 )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)

     沼田さと子は未だ独身、チチハルからマンチュリアまで許さなかった。そんな時、浜口雄幸との縁談が出現し付きあうことになった。結婚目前で彼は裸を見たいと……。
  8. 「沖縄飛行隊長」
    ( よみもの 1951.01. )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)

     女画家であった私が宗武之と出会ったのは三度目だった。彼が八歳の時の移民船で。十二歳の時に彼の母が亡くなり沖縄に帰る時に。そして二十一歳、高雄の基地に赴任する時の内台航路さんとす丸で。私と早川岩雄との結婚は失敗だった。家庭婦人になりきれず姑や小姑には気に入らなかった。一時両親と会いに帰国、兄に会いに台湾へ行く時だった。みな姉さんと慕う武ちゃん。妻としてやり直す気持ちでブラジルへ戻る私だが開戦での生活、終戦。そして兄からの手紙……。
  9. 「ほうたい」
    ( (週刊日系誌) 1961.〜1963.の間 )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28

     はるはサンパウロ支店長榊原夫妻のお手伝いだった。なぜか繃帯が好きなおかしな子だった。ある日、夫人とはるだけがいる夜に強盗が入り……。
  10. 「カステラ」
    ( (週刊日系誌) 1961.〜1963.の間 )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)

     山田英吉一家が移住して五年、母のおみよは日本に帰りたがっていた。アマゾンで失敗、今は養鶏農家の日雇いをしている。英吉と八千代夫婦は堅実に頑張っている。英吉は母親の為にカステラを……。
  11. 「ネブリーナ」
    ( (週刊日系誌) 1961.〜1963.の間 )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)

     かつ子の不幸な幸福は朝もやで始まり朝もやで終わった。独り身の彼女は独立し、上流階級相手の洋裁店をもつようになった。パーティーのあと声をかけてきた大学生、しかしのそ後……。
  12. 「金髪に気をつけろ」
    ( (週刊日系誌) 1961.〜1963.の間 )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28

     サンパウロのダービーで馬主から祝儀をもらった機種フリオ・フランシスコ・イリゴーエンは金髪美女の枕探しの被害にあった。新聞記事を読んだ男は長男から……。
  13. 「人生のあや模様」
    ( (週刊日系誌) 1961.〜1963.の間 )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)

     松山みどりから片思いをあきらめる薬の相談を受けた私北山。相手は東京からきた真名子明氏で妻がいる。一方、真名子明氏はキャバレエ・カルロッサに通い戦争中の……。
  14. 「銭(ぜに)」
    ( (週刊日系誌) 1961.〜1963.の間 )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)

     サンパウロの朝市に野菜を運び売る良治と千代夫妻。大地主になる事を夢みてまにら丸で移民。土地を購入したものの係争、裁判で敗訴。一人息子良明は戦争にとられ死亡。頼るのは銭だけとなった。商売はもうかったが……。
  15. 「おいちよゆるせ」
    ( (週刊日系誌) 1961.〜1963.の間 )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)

     サンパウロ近郊農業で成功した男は町で遊び帰らなくなっていた。働き続けた妻おいちが病死し読経のうちに駆けつけ……。
  16. 「運命のダグラス機」
    ( 新世紀→琉球新報→北島府未子作品集 1947.xx.→?→1964.07.31 )
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28

     一九四六年九月二十七日、ベロ・オリゾンテ市外から飛び立った飛行機。一人の黒衣尼僧を乗せるのはタブー、切符売場のトーマス・グルドンは胸騒ぎがしていた。黒雲の中、飛行機は爆発墜落する。乗客二十二人のうち数人には奇しき運命であった。尼僧アルデリア・ポッチーニ、エドワード・エル・キンメル博士、モウラ夫人の別居中の夫と愛人、事務所と家庭と愛人と三つの顔と生活をもつヴィルセンと愛人アイダ、マチルド夫人と友人ソウザ博士を追い同乗した弁護士ネルソン・フェルナンデス・カムポス、初飛行機のドナ・ローザ婆さん。
  17. ほか



      随筆、紹介記事など

  1. 「見えざる力」
    ( 植民 1928.10. )(国DC※)
  2. 「読者としての私の希望 婦人の頁」
    ( 植民 1928.12. )(国DC※)
  3. 「寄港地の印象 婦人ホーム」
    ( 植民 1929.04. )(国DC※)
  4. 「サンパウロを凝視して」
    ( 植民 1929.11. )(国DC※)
  5. 「洋上を往く(短歌)」
    ( 植民 1929.12. )(国DC※)
  6. 「異クに咲く佳話 海外通信」
    ( 植民 1930.04. )(国DC※)
  7. 「ブラジル女学生の横顔」
    ( 植民 1931.01. )(国DC※)
  8. 「栄冠目指すパイオニヤ」
    ( 植民 1931.02. )(国DC※)
  9. 「伯国サンパウロ風景」
    ( 植民 1931.07. )(国DC※)
  10. 「景品の手帳」
    ( 火の鳥 1931.07. )※4
  11. 「無題録」
    ( 力行世界 1931.08月号(07発行) )
  12. 「海外に於ける就職・商売其他 附サンパウロのことども」
    ( 力行世界 1931.09月号(08発行) )
  13. 「伯国女学生の明朗さ」
    ( 植民 1931.12. )(国DC※)
  14. 「伯国学生の学費調べ」
    ( 植民 1932.01. )(国DC※)
  15. 「羅典亜米利加文学の素描」
    ( 『世界現状大観11 墨西哥・中米・南米篇』新潮社編 新潮社 1932.02.05 )(国DC※)
  16. 「在伯婦人就職線」
    ( 植民 1932.03. )(国DC※)
  17. 「日本女性の見たるブラジル女性」
    ( 力行世界 1932.06. )
  18. 「近頃暑くないお話―モノ云ふオットセイ―」
    ( 植民 1932.08. )(国DC※)
     ブエノスアイレス、リオデジャネイロの海水浴場を面白おかしく紹介。
  19. 「異国の秋 高原に落ちる陽(ブラジル)」
    ( 婦人サロン 1932.11. )※4
  20. 「南米船歌をのせて(短歌)」
    ( 海 1933.10. )(国DC※)
     短歌。神戸出航からサントス港到着まで。
  21. 「思ひ出のリオの月 世界各地の名月」
    ( 科学画報 1934.09. )(国DC※)
  22. 「現代と結婚問題」
    ( 文化 (サンパウロ遠藤書店) 1939.06. )
  23. 「(短歌)」北島文子
    ( 椰子樹7号 1940.04. )
    ( 『コロニア万葉集』 コロニア万葉集刊行委員会 1981.03. )(B移民)

  24. 「日本人の天国ブラジルより ブラジル通信」北島文子
    ( 読書展望 1948.01. )※4
  25. 「アンシエッタ島の邦人」北島文子
    ( 雄鷄通信 1949.02. )※4
     1948年5月号掲載のブラジル臣道聯盟事件の報道に対してその後アンシエッタ島に収監された邦人のことや残党についてア・ノイテ紙などによる紹介。
  26. 「アマゾンの怪蛇 ブラジル便り」北島フミ
    ( 雄鷄通信 1949.11. )
     巨大アナコンダのこと。全長41メートル。ア・ノイテ紙による。
  27. 「ブラジルより(手紙)」
    ( 『手紙百科』鑓田研一 大泉書店 1952.12.20 )(国DC※)
     初出不明(書簡集か引用掲載か)、宛先不明。夫の死後の現状報告。
  28. 「あとがき」「著者 略歴及筆歴」北島府未子
    ( 『北島府未子作品集』 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 )(B移民)
    『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28

  29. キング、日の出、令女界、若草、婦人サロン、などに随筆、雑文、南米文学紹介があるらしいが不詳



      著書

  1. 『日本語独習書』北島文子 南米堂書店(ブラジル) 1940.05. (※武蔵野市立図書館所蔵)
  2. 『北島府未子作品集』北島府未子 日系出版社(パウリスタ印刷) 1964.07.31 (B移民)
    「佐久間旅館」/「ラドラ」/「えんだん」/「沖縄飛行隊長」/「ほうたい」/「カステラ」/「ネブリーナ」/「金髪に気をつけろ」/「人生のあや模様」/「銭(ぜに)」/「おいちよゆるせ」/「まにら丸異聞」/「運命のダグラス機」/△「あとがき」/△「著者 略歴及筆歴」
  3. 『りお・で・じゃねいろ巷夜譚』渡邊文子 東都我刊我書房 2023.04.28
    「葉巻の殺人」/「夜開く花」/「人間腸詰事件」/「姦通を聴く男」/「第二の復讐」/「りお・で・じゃねいろ巷夜譚」/「妖艶鬼ロウイス」/「ダニューブの悲劇」/「ほうたい」/「金髪に気をつけろ」/△「あとがき」/△「著者 略歴及筆歴」



      参考文献

  1. Web Site togetter 「1931年に『新青年』で探偵作家デビューし、戦後はブラジルの日本語雑誌で探偵小説を発表していた渡辺文子」
  2. Web Site 「ブラジル移民文庫」
  3. 和歌山市民図書館(移民資料)検索
  4. 黒田氏に御教示頂きました。ありがとうございます。
  5. ほか



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