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邦訳ビーストン 作品 |
Since: 2025.03.16 Last Update: 2025.03.16 |
略年譜 - 邦訳小説 - 訳書 |
1874.(明治7年)? イギリス?にて生れる
1921.08. 「マイナスの夜光珠」が新青年増刊に、以後多数訳出される
1925.05. 『決闘』が博文館探偵傑作叢書で刊行される
1929.11. 『ビーストン集』が博文館世界探偵小説全集で刊行される
1952.03. "Loveday's Secret"がEQMM本国版に採録される
1953.09. 別冊宝石にビーストンの翻訳16編が掲載される
1963.(昭和38年)? 死去
1970.03. 『ビーストン傑作集』創土社が刊行される
2019.11. 『至妙の殺人 妹尾アキ夫翻訳セレクション』論創社が刊行される
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( 新青年増刊 1921.08. ) ( 『双生児の復讐/マイナスの夜光珠』マッカレー/ビーストン 春陽堂・探偵小説全集15 1930.07.01 )(国DC※) ( 『世界少年少女文学全集46』 創元社 1955.08. ) 『新青年傑作選 第四巻 翻訳編』中島河太郎編 立風書房 1970.01.25/新装版 1975.xx.xx/新々装版 1991.09.01 (国DC※) ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
私、元宝石盗賊現警察の協力者アクトン・ドーエスはかつての仲間マートル・ガットマンの訪問を受ける。マイナス大佐から盗まれた金剛石、ミリセント嬢と婚約した事を知って来たらしい。宝石はレオン・リオンザックが天上窓から落ちた修繕職人の傷部分に隠したという。姿を消した職人、ドーエスは……。 |
( 新青年増刊 1922.02. ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『双生児の復讐/マイナスの夜光珠』マッカレー/ビーストン 春陽堂・探偵小説全集15 1930.07.01 )(国DC※) |
アクトン・ドウエスは劇場でかつてコボルトから盗んだ宝石、シャロンの灯火をしている男が隣に座っているのを見た。コボルトからの手紙でコボルトとヒルダ嬢に会いに行く。盗まれた宝石を取り戻して欲しいという。ドウエスは隣席の男ラマークの借家へ忍び込み……。 |
( 新青年 1922.04. ) ( 『第一短篇名作集』森下雨村編 博文館・探偵傑作叢書12 1923.03.19 ) 『至妙の殺人 妹尾アキ夫翻訳セレクション』横井司編 論創社・論創海外ミステリ240 2019.11.15 |
ヴォルツリオ、ラインガー、ウイリアムズ、ブロディは宝石強盗を計画する。スカールスからの暗号の手紙で密告者がいるという。ヴォルツリオは密告者を見つけるために……。 |
※戦後「第四の男」増田益夫訳として新訳あり |
( 新青年増刊 1922.08. ) |
医師パーフォー氏が霊に関して語る。モートン・バルトリイはビル最上階の事務所で死んだケンチッシュからの死を予告する手紙を受け取る。バルトリイはケンチッシュをつけ狙い隣の事務所を借りていた。風に飛ばされた手紙は彼の事務所の窓下に。バルトリイは廂の上を……。 |
※戦後「絶壁」妹尾アキ夫訳として新訳あり |
( 新青年 1922.09. ) ( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. 『至妙の殺人 妹尾アキ夫翻訳セレクション』横井司編 論創社・論創海外ミステリ240 2019.11.15 |
ウィルトン・フェアリーがリチャード・ミーズを刺殺し終身刑になっている。私カナリス・トルクービはコンスタンチノーブルのメジド総督の召使から英国のアンゼルミング大佐の召使になった。真相を書く。フェアリーとミーズは大佐が提督から贈られた最後の慰安の葉巻で賭をして……。 |
( 新青年 1922.09. ) |
Aは豪奢旅館三百三十三号室の事を語る。招待状で集まった僕、ハンロン、バレエ、ホイス、ベル、マンスホールド、招待主ウエーリッヂ。彼は秘密結社を脱会し命を狙われていて、バーレー卿で夫人の首飾りを盗んだとして牢獄に逃げた。窃盗は無実だという。ハンロンに事前に打明けていたというが……。 |
※のちの「虎の顎」西田政治訳とほぼ同一作品で末尾に違いあり |
( 新青年 1922.09. ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. ( 別冊宝石 1961.07. ) |
ヴァレンティン伯爵は六人にストロムズ子爵と剣で決闘したことを語る。ベルテリ大佐はヴァレンティンにダネー殿下を侮辱したストロムズ子爵と決闘するよう命じられる。盲目の猛犬という宿で待ち受け喧嘩をしかける。制止を振り切り……。 |
( 新青年 1922.09. ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 |
私チェーンズ監獄の牧師ホレス・フランシーは友人ホッグ・トレードからの通知で訪れる。パセット嬢が来て婚約者アーサーが宝石を盗んだ罪で投獄されたが無罪だという。宝石は叫び声で飛び込んだ時に女が男を倒したのを黙っているように頼まれ貰ったものだという。シャロンの淑女という夜光珠だけ行方不明だった。出かけるトレード、留守を守る私……。 |
( 新青年 1922.09. ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 |
カアリングはフィッシャアにダイヤの指輪が盗まれたと語る。フィッシャアは化粧台の抽斗に入れた嗅煙草入れが鞄に入っていたのに気付く。夢遊病か。カアリングは館主ハウスマンは客のペルリ、アークライト、シンジョンにも話す。カアリングは戻しておけば良いと言い……。 |
※戦後「闇を這う手」川本邦衛訳として新訳あり |
( 新趣味 1923.03. ) ( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) |
ガーマンは酒場で顔を潰された老人トレーサーの話を聞く。倫敦への帰途、乗せた男は事件の時付近で見かけたという男に似ていた。脅えるミルト。ガーマンは彼を緊張と興奮を味わう倶楽部に連れて行く。会長はハンガース教授が贈ってくれた老化する細菌の入った酒を……。 |
※戦後「興奮クラブ」阿部主計訳として新訳あり |
( 新青年 1923.09. ) ( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
ヴォルシャムはセアズ夫人の過去をネタに夫人に金を要求していた。セアズ卿は宝石を図書室の本に似せた函に隠していた。手紙を受け取ったヴォルシャムは図書室に忍び込む。手に入れたヴォルシャムは……。 |
( 新青年増刊 1924.01. ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
元盗賊の私ファーニーと老刑事ドッゴー。私は盗みに入った時、写真に撮られていた。それをネタに悪党クリミニはシーリング夫妻の夜会に招かれた私にカメオを盗むのを手伝うよう要請する。ソーエル・ワインの言葉。夜、私はカメオを、そして侵入者に……。 |
※「幻の手」(『決闘』収録)とは同作品のようですが訳が異なるようです。 |
( 新青年 1924.02. ) ( 『二枚の肖像画 他4篇』ビーストン 黒白書房 1935.09.25 )(国DC※) |
元強盗の私オルジャメン・ブルリス・フォエニイは元警部ウヲールズからストレシイが出獄した事を聞く。彼はノルマ・ブリース嬢には外国へ行くと伝えていた。恋心を抱いていたフォエニイだがストレシイに会う。監獄で知り合ったマンフリートから宝石商の番頭が列車に乗るというので強奪するストレシイ。翌日、ウヲールズ番頭が殺されたとフォエニイに伝え……。 |
( 新青年 1924.03. ) ( 『模造宝石事件 他31篇』 春陽堂・探偵小説全集24 1930.10.18 )(国DC※) |
オフェルはウィリアム・ケントからレンニルと三人で犯した罪の告白書を死後警察に送るようジョン・アンドルース牧師に渡したという手紙を受け取った。真人間になっていたオーフェルは牧師の家の窓から忍び込み手紙を探す。彼は見つかって……。 |
※のちの「旧悪」訳者無署名、戦後「ケントの告白」妹尾アキ夫訳と同一作品 |
( 独立 1924.07. ) ( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) |
大英博物館の埃及室の明日の神の膝を握ってブラックショー教授の弟子カスパーが死んでいた。カスパーは教授からペンダントを盗んでいた。私ドースとジャカマン警部は教授を訪問する。教授はその夜、死体を見たと告白する。残されていたペンダント、血痕。ドースは現場で……。 |
( 新青年増刊 1924.08. ) ( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) 『至妙の殺人 妹尾アキ夫翻訳セレクション』横井司編 論創社・論創海外ミステリ240 2019.11.15 |
警部のホップ君は語る。エルグッドは人間豹という秘密結社に狙われているという。兄エドモンドが死んで遺産を継ぐ為に戻り住んでいるという。ホップは死ぬ前に同居人がいたことを見破る。村の女。ホップは……。 |
( 独立 1924.09. ) ( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
黄色い倶楽部で劇作家ウエストラムは舞台監督シェパースン、医者ウッズ、新聞記者マクロイド、バーバスカに話す。ブレスランドが従男爵の家から物を盗んで逃げているが真犯人は別にいるという。ウエストラムは告白すれば五千磅を渡すという。一週間の猶予を条件醫に告白状を書くバーバスカ、金を払うウエストラム……。 |
※戦後「自供書売ります」田中融二訳として新訳あり |
( 独立 1924.11. ) ( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
マクフェイルは博物館のダイヤを盗めず婦人連れの稲妻フィルの邪魔をしようとした。婦人と別れたフィルの後をつけていくマクフェイル。フィルはバシンガムを訪問する。盗み聞いたマクフェイルは……。 |
( 新青年 1924.11. ) ( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) 『至妙の殺人 妹尾アキ夫翻訳セレクション』横井司編 論創社・論創海外ミステリ240 2019.11.15 |
ジャドソンはディバーにチェインズ刑務所にいたことを妻に知らせると脅かされていた。ジャドソンは一年間は来ないことを条件に金を払う約束をする。ジャドソンはローランズから聞いたブランナに手紙を書き……。 |
( 新青年 1924.12. ) ( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. 『至妙の殺人 妹尾アキ夫翻訳セレクション』横井司編 論創社・論創海外ミステリ240 2019.11.15 |
ゴールドリングは無罪の証言をしなかった為に投獄されたマディシュの出所に脅えていた。窓を眺める男、駅で見た男、自動車に乗っていた男。ゴールドリングはポーラからの手紙で訪れ告白する……。 |
( 『現代探偵傑作集』 グランド社 1924.12. )(国DC※) |
リチャード・キングマンは兄トム・キングマンと喧嘩し石油売りの店を飛び出しアメリカに渡っていたが戻ってきて兄の様子をうかがう。兄は以前の通り店を続けていて頼みがあれば言うように言う。兄一家は翌日旅行に出るというが弟を別邸に誘い歓待する。しかしまた喧嘩別れをする。別れ際に……。 |
( 新青年増刊 1925.01. ) |
破壊思想の宣伝者カルピンスキー、ロバスン、ジョゼフス、オーボルンの会合にフェラリから電話がかかる。刑事ダッガスが四人の誰かになりすまして潜入しているという。フェラリは見張りの警官をやり過ごし、部屋に入りその人物を指摘し……。 |
( 新青年 1925.02. ) ( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) 『至妙の殺人 妹尾アキ夫翻訳セレクション』横井司編 論創社・論創海外ミステリ240 2019.11.15 |
レストローワは部屋に帰ると二人の快漢に押し入られていた。ワイルドリー卿夫人の部屋から盗んだダイヤを出せという。小説を読んでいたドレーパー、暗号を考えていたハウスマン、ピアノを弾いていたハウスマン、子供と話していたゴールドリング。露台で拾ったパイプから……。 |
※戦後「待っていた脅迫者」都筑道夫訳として新訳あり |
( 新青年 1925.03. ) 別冊宝石 1953.09. |
幽霊の有無の話題でストリートンは話をする。決闘でハスウェーズに射殺された旧友トランプラードそっくりのルポールとフランスで知り合った。ハスウェーズはランプラードが一発も撃たなかった事を気に病んでいた。ロンドンの倶楽部、劇場、二人は面と向って会うことがなかった。丘の一軒家で……。 |
( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) 『至妙の殺人 妹尾アキ夫翻訳セレクション』横井司編 論創社・論創海外ミステリ240 2019.11.15 |
オリーヴ嬢がファーニーが刑務所を出たので私ドースに会って欲しいと言う。ファーニーはカルミンスター公爵夫人に追い払われた給仕ブラザースから聞いて、パリから来た宝石商店員が一時預かっている宝石を奪う計画をドースに話す。三人で盗みに入り……。 |
( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 |
私フランシーは友人ホッグとマーガレット嬢を訪問した。彼女の伯父ブランダワイン教授が毒で死んで恋人ストリートが薬を飲ませた事を自白していた。書き置きがあり彼以外に侵入した形跡はなかった。馬来の気味の悪い絵、教授に馬来から連れて来られたエドワーデス。ホッグは……。 |
( 『決闘』ビーストン 博文館・探偵傑作叢書34 1925.05.15 ) |
※未確認ですが「過去の影」と同作品のようですが訳が異なるようです。 |
( 新青年増刊 1925.08. ) ( 『探偵名玉集』森下雨村編 博文館・探偵傑作叢書50 1927.03.28 )(国DC※) 別冊宝石 1953.09. ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
ブレーディングは外務大臣マンドリアク男爵邸の緑色の光のもれる窓から忍び込もうとしていた。小屋に入ろうとしていた乞食風の男に気付き彼に頼む。秘密結社クレセット党党員で書類を盗み損ない写真を取られた、死の罠をくぐり写真を盗み出せたら許されるという。頼まれた男は部屋へ忍び込み……。 |
※別冊宝石、『ビーストン傑作集』は新訳 |
( 新青年 1925.10. ) |
ヴァラアスキ公爵が倶楽部で語る、公爵夫人ミシェルが姿消した経緯を。夫人はオペラ座から娘アンナが病気と聞いて捨てた農夫の夫アントンに会う。戻ると公爵は別れを告げる手紙を残していなくなっていた。デュポンテル探偵はモンテリ伯爵夫人と伯爵が会っていたという。彼女リイヴェはかつての盗賊三人組で裏切ったライール殺そうとしていた。公爵は語り終わると……。 |
( 新青年 1925.10. ) |
ジャカーマン探偵を訪れた記憶喪失の男はドウエスらに緑色の人魚という宝石を盗んだという一味の男が分け前を払うと接触してきたと話す。ドウエスは持主を知っていてマドハース氏を訪問する。盗まれていなかった宝石。前の持主ウイドスを訪問する。部屋の様子を見たドウエス、殺人事件の発生……。 |
( 新青年 1925.10. ) ( 『鍾乳洞殺人事件』 黒白書房・世界探偵傑作叢書5 1935.10.25 )(国DC※) |
エトリッヂの招きで六人が集まっていた。ファラウェからは行かれないという電報が届ていた。セービン、妹レティ、アップジョーンら。下僕ウイリアムスが捕らえた窓からの侵入者はエトリッヂを見てぺてん師アルギーだと叫ぶ。エトリッヂは無実の罪で投獄され、出所すると毎月二百磅送られてくるようになった。六人の中にいるという手紙を受け取ったエトリッヂは、暗闇で紙に鉛筆で十字を書いて欲しいと……。 |
( 新青年 1925.10. ) ( 『世界短篇小説大系 探偵家庭小説篇』近代社編 近代社 1926.03.28 )(国DC※) ( 『探偵名玉集』森下雨村編 博文館・探偵傑作叢書50 1927.03.28 )(国DC※) |
ハンガアズとオットウエエズ探偵はビルの二十五階にそれぞれ事務所があった。過去一度、ハンガアズはハアヴェエ・ガヴナントと銀行から二万ドル奪っていた。死ぬ間際にハアヴェエはオットウエエズ宛に告白書を出したとハアヴェエの妻メリイが知らせてくれる。廊下には掃除の老人、一呎巾のビルで出っ張りを……。 |
( 新青年 1925.10. ) ( 『地下鉄サム/決闘家倶楽部 外二篇』マッカレイ/ビーストン 平凡社・世界探偵小説全集7 1929.05.05 )(国DC※) ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) 『『新青年』名作コレクション』新青年研究会編 ちくま文庫(し-53-01) 2021.04.10 |
カスレークとドレッスラーズはマーリスの提議によりどちらかがロムビール商会からマーリス夫人に届けられる宝石を盗むことになった。カードでカスレークが実行することになった。列車に乗る商会の者と探偵、側に座るカスレーク。彼はマーリスと合流する。倶楽部に現れたカスレークは……。 |
( 新青年 1925.10. ) ( 『地下鉄サム/決闘家倶楽部 外二篇』マッカレイ/ビーストン 平凡社・世界探偵小説全集7 1929.05.05 )(国DC※) |
ランドマークは窓から青年が自殺しそうな様子を見た。青年がいない間に十磅を盗もうとするが見つかり逃がされる。レッディング探偵に拘引されるウエルマン青年。三年後、出獄したウエルマンに晩餐の招待が届く。ランドマークは恩返しと共に助力を頼む……。 |
( 新青年 1925.10. ) ( 『地下鉄サム/決闘家倶楽部 外二篇』マッカレイ/ビーストン 平凡社・世界探偵小説全集7 1929.05.05 )(国DC※) ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
精神病学者の訃報、記憶喪失のことでミルマンは語る。汽車で乗り合わせた男は復讐のために亜米利加から帰ってきたという。一週間後、その男ゴッディングから晩餐の招待が届く。マンサード座で復讐相手のドレーバーと連れの女性を見る。ドレーバーは記憶喪失になっていた。ゴッディングはドレーバーの記憶を戻そうと……。 |
( 新青年 1925.10. ) ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
ドウエスは探偵ジャカーマンからクレッシングトン夫人のサファイアが盗まれたと聞く。彼は以前の情婦マートル・カッドマン、デッピイ、ハッガーズを思い出た。デッピイとは会う約束があった。彼はドウエスにビル最上階のデッピイ屋根板製造華美式会社に来るようにいう。行ったドウエスは捕らえられ窓から逃れようと……。 |
( 新青年 1925.10. ) |
宝石商の飾窓が割られ犯人は捕らえられたがモーニング夫人の猫目石だけが無くなっていた。ドウエスはジャカーマン探偵にマチルダ・ル・シャン伯爵夫人の墓穴から盗まれたことのある宝石だと語る。飾窓の犯人はブルッグスと名乗っていたがストロンベルグ男爵だった。ドウエスはモーニング夫人と会い、次いで男爵に会う。男爵は猫目石との係わりを語る。無くなった猫目石は……。 |
( 新青年 1925.10. ) 宝石 1952.11. |
個人か群衆か、スティラードが経験を話す。僕と社会レーヴンスクロフトが散歩しているとかつての親友だという乞食を見て連れ帰る。彼からのライオンザックの部屋への招待。彼の部屋から聞こえた会話。ライオンザックの部屋へ行くと乞食ランチンは十万ポンドの遺産相続人として探されていた男だった。相続人が現れないと貧しい病院に寄付されるという。二人はランチンを……。 |
( 新青年増刊 1926.02. ) |
メリイ・ハアボードは九年ぶりに恋人アルバアトに会うために米国からリバプールへ来た。荷物を探しているとアルバアトが手伝う。彼はメリイに気が付かない。お茶、会話、そして……。 |
( 新青年 1926.04. ) |
スコビイは悪魔的微笑で歩く。目的の家の前で見張る。外出するところだった。彼はかつての從僕ジェファースに会い侵入の用意を命じる。彼は岩が崩れて死んだことになっていた。遺産をついだ従兄弟リスボーンに復讐するためかつての住まいに入り告白書を見て……。 |
( 探偵文藝 1926.06. ) |
ホテルの一室で彼は話しはじめた。バルカン半島のモルデーン伯爵を訪れると廃墟だった。そこに現れた老人の話。伯爵は農夫の娘ルイズに恋をしたが神学生のロバート・チャーレスという許嫁がいた。伯爵は前祝いの最後の宴会中に決闘になり瀕死の状態のロバートと友人は狼に襲われる。ルイズは尼寺へ入ってしまい懺悔した伯爵はその後庭師になった。と話した老人。その妻は……。 |
( 探偵文藝 1926.07. ) |
※「真鍮の燭台」妹尾韶夫訳(翌月に新青年掲載)と同じ作品。 |
( 新青年増刊 1926.08. ) |
シェパードはグリンドンから紛失した千ポンドのエメラルドが見つかれば譲ると遺言されていた。隣室の病人ブラドレーがシェパードを呼ぶので行くと、彼はグリンドンの召使でピーリング氏邸に泊まっている時に盗んで燭台に隠したという。その後喧嘩して行かなかったのでまだあるかどうかはわからないとも。シェパードはピーリング邸に忍び込み……。 |
※「嘘偽」訳者無署名(前月に探偵文藝掲載)と同じ作品。 |
( 探偵趣味 1927.01. ) |
南米へ一労働者として行こうとしていたプロダリップにメリーから送別会の通知が来て行く。メースンが泥棒が入った気付きフリッカーが捕まえる。トーマスという以前召使をしていたという男はブローチを盗み箪笥に隠したが、売られてメリーが買ったので取り戻しに入ったという。ブローチは……。 |
( 新青年 1927.01.〜03. ) ( 『二枚の肖像画 他4篇』ビーストン 黒白書房 1935.09.25 )(国DC※) |
私ライニンガア、スカアルス、メリス。スカアルス夫人レーチェルをかけて決闘となり私がハマン・クロムウエリス宅に盗みに入ることになった。夫人と私の二枚の肖像画。殺されていたクロムウエリス。格闘。馬車の謎の女。クロムウエリスの甥。ジョイス・アナリングの話では彼女の父はクロムウエリスに脅迫されていたらしい。クロムウエリスの愛した女の子供。アナリング船長のもう一人の仲間。夫人の話。追跡……。 |
( 新青年増刊 1927.02. ) ( 『死の濃霧 延原謙翻訳セレクション』 論創社・論創海外ミステリ250 1920.04.10 ) |
倶楽部にマレルが目の見えなくなったスポオディングを連れてきた。洞窟の中の蜘蛛の話。フリッカは恐怖を感じる。スポオディングは友人で恋敵の証言が得られず無実の罪で服役していた。フリッカの事務所に来たスポオディング。窓からビルの出っ張りに逃れるフリッカ……。 |
※戦後「洞窟の蜘蛛」妹尾アキ夫訳として新訳あり |
( 新青年増刊 1927.02. ) ( 『二枚の肖像画 他4篇』ビーストン 黒白書房 1935.09.25 )(国DC※) |
ポール・リオンザックはホテルの食堂でエミイル・ベジル伯爵と結婚したフィリス夫人と会う。リオンザックは十三年間鉱山刑務所にいた。医学生、官吏、詩人、士官と五人で脱走。政府は赦免と賞金で仲間を裏切るよう通知していた。裏切者には死を、の誓約。しかし裏切られ捕まった。楽曲がポロネイズになり大音響になったとき……。 |
( 新青年増刊 1927.08. ) ( 宝石 1957.07. ) |
カルマン夫人は深夜、置き忘れた首飾りを客室に取りに行くとなく、誰かが戸棚に隠れていた。滞在客はロース、イヴァンス、ミリス、ブライアン。彼女は正体を明らかにしなかった。宝石は元の場所にもどされていたが、カドーヴァの模造品で知る人は少なかった。翌日、ミリスは本物が盗まれ、夫人の物が本物になっているのに気付き告げる。夫人は四人を招待し……。 |
( 新青年 1927.10. ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 |
細菌学者バアトルビイ博士は七年の刑になった。三年後、医師ストレリスはロバアツ、バアク、ガスプレイ警視に博士と結婚するはずだったレッティス・ムーアが老人と結婚したという話をする。脱獄していたバアトルビイ。老化を促進するという預かっていた細菌。新婚旅行へ行く二人にガスプレイ警視は……。 |
( 新青年 1927.10. ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. |
ベドーズは宝石を盗むために部屋へ踏み込む。紳士の声、ベドーズは燭台で殴る。ブランデヒーを飲んで一息ついたところで階段の軋る音。女がエドマンドの名を呼んで部屋へ入る。女はベドーズに宝石は渡すから早く出て行くように言う。女は自分が殺したと……。 |
( 新青年 1927.10. ) ( 『二枚の肖像画 他4篇』ビーストン 黒白書房 1935.09.25 )(国DC※) |
ジウデイスとロウランド、彼が老猟夫荘で従兄モーリス・ドバスコを殺害した告白を刻んだ石が雪崩で流される。老婆グロルカ伯爵夫人に半地下室に監禁されたロウランドを後見人とするレティ。彼女の目撃手記。屋根裏部屋の男ゼラアド・ヘイズ。男からの手紙でレティは脱出する。老猟夫荘でのロウランド、ジウデイス、ヘイズ、グロルカ伯爵。撃たれる男、井戸の死体……。 |
( 新青年 1928.02. ) ( 『二枚の肖像画 他4篇』ビーストン 黒白書房 1935.09.25 )(国DC※) |
かつての宝石泥棒の私ジャックマン・ウイリアムズとレティ・フィリスは動物園でマンヴェル・ショウズとジュリアス・モオドンを見かける。ショウズではなくチャールズ・フェンイックだという。モオドンはプラーグの三人娘というオパールを盗まれ、今は・フェンイックが持っていて盗んだウイリアムズに取り返して欲しいという。フェンイックと会い旧悪を告発する手紙で脅迫するが……。 |
( 新青年 1928.02. ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 別冊宝石 1953.09. ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
ブリヴァントは手懸りを残さない事は出来ないという。バートンとリーズも同意する。シャスタはフェラーズを殺したという。シャスタは彼を監視していたが捕らえられないので提案をする。金かそれとも……。 |
( 新青年増刊 1928.02. ) |
私ファニイに元探偵ウォールスは語る。二週間前に死んだウエルハウス教授の遺言でウイリアム・デイビングと会った。ネージング、カアター、ローバー。教授の実験は犯罪者の生んだ子ハアニー・ドレースを教養ある世界で育てることだった。だが婚約に破れ犯罪を行うようになっていた。誅滅を委託された五人。ファニイの家での会見、来ない。女性の訪問……。 |
( 新青年増刊 1928.08. ) |
失脚した政治家ヰリアム・ヰルディッシュは明日祖国へ立つというトリンダ夫人と晩餐を共にする。トリンダ夫人から渡された賄賂の証拠で失脚させた政敵に復讐を勧める。夫人の祖国の為でもある。ヰリアム卿は英国の危機になるからと逡巡する。夫人はさらに……。 |
( 新青年 1928.10. ) 『ビーストン集』 博文館・世界探偵小説全集19 1929.11.27 ( 『人間豹』ビーストン 博文館文庫63 1939.06.10 ) 『至妙の殺人 妹尾アキ夫翻訳セレクション』横井司編 論創社・論創海外ミステリ240 2019.11.15 |
トレヴィズンはバーナード殺害で無罪であれば従兄の遺産相続人になれる。宝石の入った鞄を取り違えたという。バーナードの恋人だった女が犯人の顔を見て欲しいという。トレヴィズンはその顏を見て……。 |
( 新青年 1929.11. ) ( 『ヒューム集』 博文館・世界探偵小説全集6 1930.05.15 )(国DC※) ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
決闘家倶楽部でカーバートンはヘーラスを泥棒、人殺しだと言う。マーレイ卿は旧友の娘というローナ・ワイルディング嬢からの手紙で彼女を迎えようとする。恋人だというポール・ヘーソンが来て書類を盗む。追ったカーバートンはヘーラスだと気付く。遅れて到着したワイルディング嬢。倶楽部で否定したヘーラスはくじで負けた方が犯人と名乗る提案をする。結果、そして事件の真相は……。 |
( 新青年増刊 1930.02. ) ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
ビル最上階ダークランズ商会のにレビイが訪れる。昔の罪の自首をするという。共犯だったダークランズは思いとどまらせるようにする。いないはずのタイピストに聞かれ撃つ。ボーイには警視庁へのメッセージ。罪をきせられそうになったレビイは天窓から外へ……。 |
( 新青年 1930.03. ) |
オーフェルはウィリアム・ケントからレニルと三人で犯した罪の告白書を死後警察に送るようジョン・アンドルース牧師に渡したという手紙を受け取った。真人間になっていたオーフェルは牧師の家の窓から忍び込み手紙を探す。彼は見つかって……。 |
※「無慈悲な懺悔」浅野玄府訳、戦後「ケントの告白」妹尾アキ夫訳と同一作品 |
( 新青年 1931.05.〜07. ) |
ヘイランヅは窓の男にピストルを撃つ。開業医ネヴィル・ヘイランヅは女の客を迎える。引き取られたマシウの娘エスタアからの父グリヤスンの病状悪化の知らせ。遺産は赤の他人マーカス・ヴィラースへ。託された十二月十九日まで開けてはならないという頭がネジになっている仏像。ウイルダッシュ弁護士は黒屋敷のマシウ・カートンが殺されてから様子がおかしくなっていたという。マーカスの妻ローザ。黒屋敷でのエスタア。グリヤスンの弟ペヴリル。盗まれた仏像、黒屋敷の新主人、イズレール・フォース。仏像の中の手記……。 |
( 探偵趣味 1931.09. ) |
※「五千ポンドの告白」妹尾韶夫訳の短縮版 |
( 探偵趣味 1931.09. ) |
※「赤い窓掛」妹尾韶夫訳の短縮版 |
( 探偵小説 1931.09. ) |
※未確認 |
( 探偵小説 1931.12. ) |
※未確認 |
( 探偵小説 1932.03. ) |
※未確認 |
( 新青年 1932.05. ) |
別荘風の一軒家に盲目の男ヘンウィックと年老いた女中が住んでいた。出て行った元妻イサベラの妹ジェーンの訪問。夜会服の菫と薔薇。彼女は彼を愛しながらも……。 |
( 新青年 1933.05. ) ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
オリヴァー家の不調和な階段。株式仲介人の私は彼とホテルで知り合う。かつての恋人ジャネット・クーパー、姉ミリアム。泊まった夜のオリヴァーの夢遊病のような階段降り。誰もいないはずなのに聞こえるワルツ、舞踏会……。 |
( ぷろふいる 1933.05. ) |
ビラスキイ公爵は妻ミカエルが姿を消した理由を倶楽部で語る。デュポン警部がミカエルに、ラヒルの密告で男装の女ドアブリとリーブが投獄され、出獄後二人はリーブを狙っているという。公爵は……。 |
( 新青年増刊 1933.08. ) |
私バッボがゴルディーと彼の部屋にいると、マイケル・ヘンチマンの娘が相談に来た。死に際に、五千磅、ハーキュールズ・バクスターと言っていた。ピュースと酒を飲み、笛を吹くヘンチマン。殺されたバクスター。ゴルディーとバッボはヘンチマンの地下室を調べる。鼠、塞がれているトンネル、出口……。 |
( 新青年増刊 1936.08. ) |
※「三百三十三号室」鹽田喜八訳とほぼ同一作品で末尾に追加?あり。原典違いか抄訳の影響か不明 |
( ぷろふいる 1937.04. ) |
襟尾義助は妻を亡くした襟尾義助は娘筆子と弟民助、筆子の恋人照井と内海子爵の盗まれた真珠の首飾りの話をする。地下室を借りている盲目の靴屋真分利はかつて内海家に奉公していた。伯良弁護士から四週毎に金が送られる。かつてアメリカで命を助けた人からのお礼だという。真分利は襟尾の名で亡き内海長太郎を助けたことがあるという。弟に譲次がいる。真珠は真分利は須鳥が盗んでそのままになっている。須鳥は、そして照井は……。 |
( 新青年増刊 1938.08. ) |
フィルスン・ストロースのもとハニー・リグリーが来た。リグリーは米国で銀行強盗をして逃げ、死んだとしてジェースンという名になっていた。伯父の遺産はリグリーが継ぐはずであったがストロースが継いだ。告発すれば相続を失い、しなければ金の要求を受け入れることになる。ストロースは繰り返される事を恐れて拒否する。リグリーは一度きりだと信用を得ようと……。 |
( 新青年増刊 1938.08. ) |
二年刑で監獄から出たハラスは友人マーチセントからサバイン・クラブへ来るよう手紙を受け取った。クラブでリッカルド伯爵の外套から頸飾りを盗んだという事で除名されていた。クラブに集まるミュラー将軍、ブレーヴス卿、ピータ卿、スタンドレスら。マーチセントは真犯人は自分だといって慰謝料一万ポンドの小切手を出すが……。 |
( 新青年増刊 1938.08. ) |
トランプス倶楽部でジャーディスがマキシミリアンの猫目石を購入し紐育の商会からウェントワースが船で運んでくるという。それを聞いたカーター・ブランドンは別の船で来たとウェントワースになりすましジャーディスに会う。筐の中は空。レダ嬢は怪しんで後をつける。ダイヤのジャックというカーターは警視庁へ、そして到着するウェントワースに会う。逃げるカーターは……。 |
( 新青年増刊 1939.05. ) ( 『ビーストン傑作集』中島河太郎編 創土社 1970.03.25 )(国DC※) |
寒気と疲労で朦朧としていたゴッドマンが気付くとウォルター・ヘイマンの役になっていた。三年前に盲目のフェアリイを捨て放浪に出たヘイマン。彼を愛するへイマン。半年前、財産を継いだ彼女だが、但し書き条項があり……。 |
( 新青年増刊 1940.01. ) 別冊宝石 1953.09. |
無実の殺人罪で刑務所に入れられ十五年、出所したマンローヴを女性が訪問してきた。一年前に熱病患者が看護した彼女に告白し無実の彼を慰めたかったという。また、財産を托されたという。観音扉の男、受取の文句、彼は……。 |
( 新青年増刊 1940.04. ) |
フランク・ウヰルソンがチャーレス・トレモロの部屋に行くと、ジョージ・ターバートから監獄にいたことで脅迫されているという。マリー・スチリングには知られたくはない。ウヰルソンはターバートに会い、千ポンドの小切手を渡す。但し署名はターバートが偽筆するという条件で。銀行へ行き戻った彼は……。 |
( EQMM 1957.04. ) |
※「五千ポンドの告白」妹尾韶夫訳の新訳 |
( オール読切増刊 1958.06. )※12 |
※未確認 |
( EQMM 1958.07. ) |
※「興奮倶楽部」妹尾韶夫訳の新訳 |
探偵倶楽部 1958.08. |
※「ヴォルツリオの審問」妹尾韶夫訳の新訳 |
( 別冊宝石 1958.11. ) |
※「めくら蜘蛛」延原謙訳の新訳 |
宝石 1960.05. |
※「無慈悲な懺悔」浅野玄府訳、「旧悪」訳者無署名の新訳 |
宝石 1960.05. |
※「死者の手紙」吉田甲子太郎訳の新訳 |
( EQMM 1959.02. ) |
ラヴデイはフォーブス、トラント、デンヴィルに助言を求める。友人宅の額の背に結婚証明書を見付けた彼はその友人が正当な相続人でないことを知る。彼は調べて妻は亡くなっていたが子供がいる事がわかったという。四人はそのまま沈黙を守ることにした。しかし、自分かもしれないという不安で再度集まり、不安を取り除こうと……。 |
( EQMM 1960.10. ) |
※「闇の手」廣田花崖訳の新訳 |
( 『恐怖の地下牢 世界の名作怪奇館6ミステリー編』 講談社 1970.08.20 ) ( 『怪奇雨男 世界の怪談6ミステリー編』 講談社 1973.11.28 ) ( 『怪奇雨男 世界のミステリー』 講談社KK文庫(A14-01) 1992.10. ) |
※「パイプ」妹尾韶夫訳の新訳 |
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